ランナー, ヨーゼフ(1801-1843)
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北欧管弦楽の定番名曲の一つ「シャンパン・ギャロップ」の作曲家ロンビと彼が模範とした人たちの作品をピリオド楽器で演奏した興味深い一枚。指揮はあのモルテンセン!ウィーンでヨーゼフ・ランナーやヨハン・シュトラウス1世の音楽に触れ感銘を受けたハンス・クリスチャン・ロンビは、1843年に母国デンマークに大遊園地「チボリ公園」がオープンすると楽長兼専属作曲家に就任し、自らヴァイオリンを演奏しながら楽団を指揮するスタイルと軽やかで美しい音楽が大人気を博して、「北国のヨハン・シュトラウス」と呼ばれました。このディスクは、ロンビならではの楽しいダンス系の音楽と彼がモデルとした作曲家たちの作品を古楽器で収録。バロック音楽の分野で名高いチェンバロ奏者・指揮者のラース・ウルリク・モルテンセンと彼のアンサンブル、コンチェルト・コペンハーゲンが楽譜や文献を通じて当時の楽器や奏法等を研究し、「1840年代のサウンド」の再現を目指しました。オーケストラは弦3/2/2/2/2と13の管楽器、そして多彩な打楽器、曲によってはギターも加えた当時の編成を踏襲しています。躍動感のある音楽が透明感のある音色で楽しめます。北欧では、中世からバロックにかけての歴史的な資料も多く、それらを踏まえた演奏実践が浸透していますが、ロマン派以後の作品における古楽的アプローチの実践は珍しく、しかも指揮がモルテンセンとあって、注目の一枚です。(2023/08/18 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.224750 |