Feather, Leonard(1914-1994)
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ジャズの代表的な楽器といえば、「魅惑のテナー」(アルトサックスは「哀愁のアルト」なんですねえ)。しかし、この楽器、ジャズ創世記には姿を見せていない。この楽器のステイタスを作ったのはホーキンスおやじなのだ。これまで何となく荒っぽいフレージングと思って(特にベン・ウェブスターと比べて)いたが、こうやって聴くと、相当にモダン。半音代理進行的なフレーズも随所に出てくる。ワーデル・グレイが出て来なきゃビバップ・テナーも誕生しなかったろうが、Body And Soul, Honeysuckle Rose, How Deep Is The Ocean,There’s A Small Hotel 等はテナーのお手本ですなあ。でもテディ・ウィルソンやエリス・ラーキンスのピアノもさりげなくてイイです。(2001/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120532 |
1曲目、ド頭からパーカーのソロが! なんと、ガレスピー/パーカーとサラの競演がこの音盤の「売り」なのですねえ。残念ながら、パーカー入りのトラックは3曲だけ、しかもソロが聴けるのは1曲目だけ(ご期待の "Loverman" ではオブリガードにうっすらと・・・、という内容ですが、それでもいつものパーカー節! いいですなあ。それから、NAXOSは商売下手ですね。ここでの2曲目 "Interlude" は「チュニジアの夜」でっせ。ま、チャカ・カーンの原点、というか。やはり「原典」に当たるということは重要です。と言うわけで、この音盤、サラのファンには勿論、パーカー蒐集家にもお勧めします。(2001/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120572 |
ウディ・ハーマンは常に時代の先端サウンドを追い求めていたバンド・リーダーであることがよく判る音盤。2曲目ではルンバ、13曲目は、イゴール・ストラヴィンスキーの名を曲名にしている(この返礼にストラヴィンスキーはハーマンをソロイストに想定したエボニー・コンチェルトという曲を作っている)。とにかくモダン。そして、「サンダリング・ハード」の名に恥じない炸裂するバンド・サウンド。一緒に演奏したら気持ちいいこと必定。6曲目のニール・ヘフティの曲、まさにフルバンの音。とにかく、これ、いいスよ。(2005/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120739 |
エリントンはいつも新しい。1938年にもなると、かつてのジャングル・サウンドよりずっと洗練された音を出してます。エリントニアンも勢揃い。猛獣使いの真価もますます発揮されますな。ここでの聴き物は、何と言っても、エリントンサウンドの進化形、というか、50年代、60年代に通じるオーケストレーションの雛形が既に示されていることでしょうな。ジョニー・ホッジスが例の「風呂上がり奏法」で歌い、ハリー・カーネイは相変わらずサックス・セクションの中で一番デカい音で響きを支え、クーティ・ウィリアムス、ローレンス・ブラウン、バーニー・ビガードがくねる、あーたまりません。アイヴィー・アンダーソンの歌も入ってお買い得!(2004/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120706 |
昔、猪木ファンを焼肉屋の客に、馬場ファンを歌舞伎座で幕の内弁当を広げた客に喩えた人がいた。けだし名言。ハンプトンはジャズ界のジャイアント馬場だ。自分の芸は自分の芸として早くに確立。だけど、常に新しい才能を身の回りに配して新しいサウンドを提供する。私はこういう姿勢、好きですね。一流とは何かを知っている人のやり方だと思う。ここではビバップ寄りのサウンド。フルバンに歌も入れ、一座としての完成度は高い。鶴田、天龍を従え、ザ・ファンクス、ハリー・レイス、マスカラス、ロビンソン等が跋扈していた時期の全日本プロセスのジャズ版ですな。後半のトラックはオーケストレーションも見事。(2005/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120766 |