ミナート, ニコラ(1627-1698)
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17世紀初頭、楽器伴奏による初期のバロック独唱曲は、それまで主流であったルネサンス期の多声合唱作品との共存を始めました。これは、もちろん音楽の形態は違えども、表現の多様性を求めてのことであったとされています。タイトルに付された「オルフェウス」とはギリシャ神話に登場する詩人、音楽家であり、彼が弾くリラの音色に全ての動物、草花が魅了されたと言われ、17世紀終わりのイギリスでは「オルフェウス・ブリタニクス」という歌曲集が出版されるほど、その名前は音楽と一体化していました。このアルバムでは現代の名歌手ユリアン・プレガルディエンがオルフェウスを讃え、イギリス、ドイツ、イタリアの歌曲を歌い、キュッペルスが指揮するテアトロ・デル・モンドが、様々な舞曲で曲間を繋いでいくという趣向です。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555168-2 |
1898年25歳にして、ミラノのテアトロ・リリコにおける「フェドーラ」で世界的名声を手に入れたカルーソーは、1902年にコヴェント・ガーデンでその名声を不朽のものとしましたが、1920年12月「愛の妙薬」の演奏中に吐血し、演奏活動を停止。引退を危ぶまれるも、果敢にカムバックしますが、翌年48歳の若さで亡くなりました。このCDには、20年の事故直前、カルーソーの最盛期に収録されたものが中心となっています。原盤が失われているマイアベーアの「アフリカの女」など、貴重な復刻を含む一枚です。(2004/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110753 |
20世紀ドイツを代表するテノール歌手、フリッツ・ヴンダーリヒ(1930-1966)のSWRレコーディング・シリーズ第6弾。今回のアルバムでは、モーツァルトと同じ時代に活躍するも、現代ではほとんど忘れられてしまった作曲家たちのアリア集を中心に集めています。パイジェッロの「うつろな心」のメロディは、イタリア古典歌曲のリサイタルなどで時折演奏されますが、他の曲を耳にすることはほとんどありません。これらの曲がヴンダーリヒの軽やかで表情豊かな歌唱で蘇りました。ボーナス・トラックにはA.スカルラッティとヘンデルのアリアを2曲収録。有名な「懐かしい木陰」のゆったりとした美しい歌声が聴きどころです。SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19059CD |
65歳になったジーリは55年にカーネギー・ホールで3回にわたる引退リサイタルを行いました。このCDはその3回の演奏会の模様が収められた、ザ・ジーリ・エディションの完結編です。彼のトレード・マークであった甘い声、自然な呼吸のように流麗にメロディー・ラインを構築する技、張りのある高音、そしてなにより弱声の際立った美しさ、それらはカーネギー・ホール最後の舞台においても、全く衰える兆しを見せませんでした。取り上げられた曲は、いずれもそういったジーリの唱法がいかんなく発揮される曲ばかりですが、とりわけトラック[6]の「ローエングリン」の耳元で囁くかのような弱声は、「引退記念」というイベントを抜きにしても、名唱の筆頭に数えることができるでしょう。(2007/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111104 |
ジーリがメトからヨーロッパに戻った1933年から1935年まで、全ヨーロッパのイタリアオペラ界に君臨していた時期の録音。全22トラックのうち15がミラノでスカラ座のオーケストラと共演した録音。1933年の2曲はことのほか素晴らしい歌で、「アンドレア・シェニエ」も「カヴァレリア・ルスティカーナ」も後の全曲録音よりも優っています。豊かな呼吸で歌いまわすカンタービレの美しさはググッときます!ジーリを語る上で欠かすことのできない至高の歌です。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110269 |
カルーソー以降最大のテノールと目されているジーリは、何よりその甘い声がトレード・マークでしたが、同時に多彩な声の表現力を持つ歌手でもありました。このCDに収められているのは、第2次世界大戦後にカムバックしてから収録されたもので、時代も国も様式も様々ですが、ジーリはバロックの作品では端正に手堅く、オペラのアリアでは情緒てんめんに歌い上げています。注目されるのはシチリア方言で歌われている2曲で、わけても「夜のタンゴ」は、ジーリが決して重くならない声質でありながら、暗く哀調を帯びた表現にも長けていたことがわかる貴重な録音です。(2006/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111102 |
この"ディドとイアネス"の録音が最初にリリースされた1953年1月、「ついに我々はこのオペラの満足な記録を手に入れた」とグラモフォン誌で称賛されました。特にフラグスタートは「見事な声と完全にコントロールされた歌い方」とあり、他の出演者についても「活発なベリンダを演じたシュヴァルツコップ、充分意地悪な魔女のマンディキアン、内気さを持ち併せた威厳のあるイアネス役のヘムズリー」と評論家はこぞってこの録音を大絶賛したのです。(2007/11/14 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111264 |