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ロッシ, ガエターノ(1774-1855)

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    マイアベーア:歌劇「エジプトの十字軍」(マニアチ/チョーフィ/ヴィンコ/ゼンナーロ/パジーニ/フェニーチェ劇場管/ヴィヨーム)

    名前は知られているのに、その作品をほとんど聴くことがない作曲家は数多くいますが、マイアベーアもそんな一人。この「エジプトの十字軍」は彼がフランスで成功する足掛かりを作ったオペラで、1824年にフェニーチェ劇場で初演された時は大好評でしたが、1835年に再演されてからは、およそ170年も放置。すっかり忘れられた演目となってしまいました。今回の上演はアメリカの男声ソプラノ、マニアチの活躍と、人気沸騰のソプラノ、チョーフィ、そして名バス、ヴィンコらによる充実の歌手陣を得て、最高の盛り上がりを見せたそうです。4時間近くもの長丁場ですが、ヴィョームの緊迫感溢れる指揮のおかげもあり、一瞬足りとも気をそらすことはできません。(2010/05/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660245-47

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    マイール:歌劇「ケルスキの人々」(シェーファー/プレントキ/ブラウン/バイエルン国立歌劇場合唱団/ジモン・マイール合唱団/コンチェルト・デ・バッスス/ハウク)

    キリストが誕生した頃の古代ゲルマニア。この地で勢力を誇っていたのがケルスキ人です。族長であるアルミニウスの下、ローマ軍をトイトブルクの森の戦いで撃滅し,ローマのゲルマニア侵攻を挫折させたことは画期的なこととして知られています。マイールが彼らを題材に歌劇《ケルスキの人々》を作曲したのは、ナポレオンの軍隊がヨーロッパを駆け巡っていた時のこと。不安な時代だからこそ、台本作家のロッシは勇敢な古代の人々に思いを馳せたのでしょう。家族の絆、ロマンス、嫉妬、愛国心、これらが描かれた勇壮な作品は当時の聴衆の心を奮い立たせました。この録音ではピリオド楽器を用い、1808年初演時の響きが再現されています。(2019/02/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660399-400

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    マイール:歌劇「スコットランドのジネヴラ」(パパタナシウ/ヒンターフドブラー/ボニタティブス/イラーニ/ミュンヘン放送管/ペトロウ)

    スコットランドとアイルランドが戦っていた時代、戦いに加勢するイタリアの騎士アリオダンテと、彼を愛するスコットランド王の娘ジネヴラが主人公。ジネヴラを自分の物にしようとするポリネッソの策略で2人は一時期窮地に陥りますが、愛を信じる力で最後はハッピーエンドを迎えます。2013年に生誕250年を迎えた作曲家ジモン・マイール(1763-1845)。ヨーロッパでは彼の作品が挙って演奏され、数々の録音、映像も世に出されました。この演奏もその一環であり、知られざるマイールの素顔を知る事ができる、またドニゼッティやベルリーニへとつながるイタリア・オペラの源流と言える貴重な資料としても、喜ばれるものでしょう。(2014/06/25 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC960

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    マイール:歌劇「夫婦の愛」(リッツォーネ/ビッレ/キャラルギナ/ヴュルテンベルク・フィル/フランクリン)

    バイエルンに生まれイタリアで活躍したジモーネ・マイール。ロッシーニのライバルとして活躍しましたが、その作品は現在ではほとんど耳にする機会はありません。このオペラ「愛の勝利」は、舞台こそポーランドですが、あのベートーヴェンのフィデリオと同じ題材を用いた作品です。愛する夫を牢獄から救うため主人公が男の子に変装して看守の助手を務めるなど設定はほとんど同じ。聴き比べとしても興味津々です。(2008/06/11 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660198-99

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    マイール:歌劇「ラカデミア・ディ・ムジカ」(モラーチェ/コルテス/ベッロッチ/セゲル/クラクフ・パッショナルト管/パスコーリ)

    ヨハン・ジモン・マイールの歌劇《ラカデミア・ディ・ムジカ(音楽の学校)》は1799年秋にヴェネツィアのサン・サムエレ劇場で初演されました。作品自体が短かったため別の作曲家のファルサ(笑劇)と組み合わされての上演で、少なくとも2回上演された記録がありますが、以降忘れられてしまいました。とはいえ、「劇中劇」やオペラの一環として行われるコンサートなど18世紀の伝統を継承する聴きごたえのある興味深い作品です。この物語は、もともと1780年代に戯曲作家アルベルガーティ・カパチェッリが書いた同名の2幕のコメディを元にしており、息子のヴァレリオに財産を渡したくない金持ちの老人グリエルモが、自身が結婚しようと小間使いのヴェスピーナを誘惑するも、彼女は召使のチェッキーノと相思相愛の仲。一方、美しいヴェネツィア娘アンネッタと恋に落ちたヴァレリオは、結婚の許しを得るために彼女を「アカデミーの主催者」として父に紹介。一旦はアンネッタになびいたグリエルモですが、最後は2組の若者たちの結婚を認めるというもの。ここではグリエルモ役のフィリッポ・モラーチェが強靭かつコミカルな歌を披露、老いても盛んなグリエルモを見事に演じました。また2018年国際ベルカント賞を受賞したエレオノーラ・ベッロッチも魅力的なコロラトゥーラを披露。会場を沸かせています。音楽祭デビューとなるクラクフ・パッショナルト管弦楽団の熱演も聴きどころ。(2022/10/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660511

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    メゾ・ソプラノのためのオペラ・アリア集 2 (カラオケ付) - ヴェルディ/マスカーニ/チレア/トマ/モーツァルト

    大人の魅力を存分に発揮したい名曲集。アズチェーナのアリア「炎は燃えて」に恨みつらみを込めるもよし、まだまだイケテル女優、アドリアーナ・ルクブルールのアリアを熱唱するもよし。(2012/08/15 発売)

    レーベル名:Cantolopera
    カタログ番号:HLCD95046

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    モーツァルト/ウェーバー/ロッシーニ/ベッリーニ/チレア:ソプラノのためのオペラ・アリア集(プライス)

    イギリス、ウェールズに生まれ、モーツァルト歌手として一世を風靡したソプラノ、マーガレット・プライス(1941-2011)の名唱集です。トリニティ・カレッジではメゾ・ソプラノとして勉強、1962年にウェルシュ・ナショナル・オペラで「フィガロの結婚」ケルビーノ役でデビュー。その後イギリス全土で名声を高めていきます。ソプラノに転向してからは、モーツァルトを中心に、リートやコンサート歌手としても活躍し、晩年になって声が深みを帯びた頃には、ヴェルディやR・シュトラウスなどにも挑戦。素晴らしい歌唱を聴かせました。このアルバムは全て初出音源で、1977年から1991年の絶頂期の彼女の清楚で明快な歌声を捉えたものです。得意としたモーツァルト、ヴェルディだけでなく、チレアやウェーバー、ロッシーニ、そしてベッリーニまで彼女の知られざるレパートリーを聴くことができます。録音 1977,1981,1986,1991年ミュンヘン放送管弦楽団「日曜コンサート」より(2011/06/08 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900305

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    モルラッキ:歌劇「テバルドとイゾリーナ」(1825年ドレスデン版)(ポルヴェレッリ/パストラーナ/ジュスティニアーニ/バリエット/ヴラド/ヴィルトゥオージ・ブルネンシス/フォリアーニ)

    イタリアの風光明媚な都市ペルージャ出身の作曲家モルラッキ。彼は1822年にナポリの劇場で、ロッシーニの後任を務める機会に恵まれましたが、なぜかそれを断り、ドレスデン歌劇場の音楽監督として残りの人生を過ごしました。当時のドレスデンではウェーバーを筆頭とするドイツ・オペラが主流でしたが、モルラッキはこの地でイタリア歌劇の普及に努め、自身も作品をいくつか発表しました。しかし彼の代表作となったのは、この1822年にヴェニスで初演された《テバルドとイゾリーナ》であり、この曲はドレスデンでも人気を獲得、ここでも“ドレスデン版”が収録されています。中世の騎士物語を下敷きとした恋人たちの悲恋の物語に付けられた抒情的な旋律は、現代の人々の耳にも大きな感動を与えます。(2020/02/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660471-72

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    ロッシーニ:歌劇「婚約手形」(プリアンテ/サムソノワ/ザンフォルディーノ/ヴュルテンブルク・フィル/フランクリン)

    ロッシーニ(1792-1868)が18歳の時に作曲した初めてのファルサ(1幕ものの笑劇)です。ヴェネツィアのサン・モイゼ劇場で新作ファルサを上演しようと準備していたところ、予定していた作曲家が降りてしまったため、音楽学校を卒業したてのロッシーニに依頼が回ってきたというもので、イギリス商人トビア・ミルとその娘ファニー、その恋人ミルフォード、借金の肩代わりにファニーを受け取ることになるカナダの商人スルック。彼らを中心に話が進みます。愛娘を[[商品」として手形を切る父トビアのばかばかしい試みは成功するのでしょうか?(2011/08/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660302

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    ロッシーニ:歌劇「タンクレディ」(スミ・ジョー/レンディ/ミッコ/コレギウム・インストゥルメンターレ・ブリュヘンセ/ゼッダ)

    舞台は11世紀初頭のシラクサ。国王アルジーリオは、娘アメナイーデを敵対していたオルバッツァーノに嫁がせ、共同して敵国サラセンに立ち向かおうとする。しかし彼女は、既にサラセンの将軍タンクレディと恋仲だった。無理矢理開かれた結婚式で彼女はオルバッツァーノとは結婚しないと宣言して糾弾される。しかも運悪く、同じサラセンのソラミールとの仲をタンクレディに誤解されてしまう。2人の運命や如何に・・・。ロッシーニの作品では知名度の低いオペラを、ロッシーニの専門家ゼッダの指揮、ポドゥレスとスミ・ジョーを中心とする実力派歌手の名唱、このプライスでお届けします。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660037-38