トッホ, エルンスト(1887-1964)
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(2006/04/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777191-2 |
2023年はドイツの公共放送100周年にあたり、これを記念した企画がBR-KLASSIKから登場。ベルリンのポツダム広場の一角からドイツの公共放送サービスが始まったのは1923年10月29日。ラジオは音楽文化の普及と発展に非常に大きな役割を果たしました。当時のドイツでは第1次世界大戦の戦後処理でハイパーインフレが経済を直撃し、社会を深刻な不安が覆うと同時に、ワイマール共和制の下で文化が爛熟していました。このアルバムには1923年に作曲され、あるいは構想を得た作品を収録。モダニズムのもたらした新しいサウンドが聞かれます。(2023/01/13 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900206 |
ナクソスのミルケン・アーカイヴの中でも際立って貴重な記録と言えるのが当盤です。「創世記」組曲は、アメリカ西海岸在住の名だたる作曲家を中心とした7人のコラボレーション(このメンバーの充実ぶりをごらんください!)により、音楽と語りで旧約聖書の世界を展開するプロジェクト。第二次大戦の終戦年に一度だけ演奏されたものの、大部分は大戦で焼失。今回の録音は、新発見のオリジナル手稿譜をもとにした改訂版による世界初録音となり、遂に21世紀の聴き手を前に、全貌が甦ることになったのです。管弦楽と合唱が織り成す色彩的で起伏に富んだ音楽、そこに詩に合わせてメンバーを変える5人の語りが加わります。(2005/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559442 |
このアルバム、始まった途端に音がはじけるかのようです。オーストリアの作曲家エルンスト・トッホ(1887-1964)はウィーン大学で哲学を、ハイデルベルク大学で医学を学んだ人で、作曲はあくまでも独学でした。しかし1909年に彼の作品「室内交響曲ヘ長調」が初演され、これがモーツァルト賞を受賞したことで、彼は本格的に作曲家の道を歩むことになるのです。このアルバムでは彼の芸術的変遷のほぼ40年間を辿るものであり、最初期の作品であるヴァイオリン・ソナタはまるでブラームス。彼の友人はこの曲を「ブラームスの第4番」と呼んだほどでした。第1世界大戦ではイタリア前線に配属され帰還。そして1920年代は彼の最も充実した時代であり、次々に新しいスタイルの音楽を生み出しましたが、その後ナチスの迫害から逃れアメリカに亡命。ハリウッド映画音楽などにも手を染めつつ、戦後は7曲もの交響曲を書くなど精力的に活動を続けたのです。ここで演奏しているシュペクトラム・コンチェルト・ベルリンは、トッホの作品を精力的に演奏し、トッホが亡命した際、短くカットされた作品を復刻するなど、彼の作品の普及に力を注いでいます。(2014/05/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559716 |
第6番はトッホのごく初期の作品で、ブラームスなどの影響が感じられるロマンティックな曲です。明確な調性をもった、やや感傷的な面もある美しい音楽で、「頑固一徹で厳格な人も、若い時にはこんな時期もあったんだなあ」と思わせる微笑ましい作品です。第12番は、第2次大戦中の長い創作の中断後の最初の作で、戦争による心の傷を感じさせる悲痛な音楽です。無調ですが、どことなく調性感があり、メロディアスなのが特徴です。戦争中にため込んだ創作意欲を弦楽四重奏という最も愛するジャンルに一気にぶつけた壮絶な気迫が、胸に迫ります。(2003/02/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999776-2 |
第8番は実に美しい曲です。調性が明確に保たれていて、柔らかく深みのある響きの中に叙情的な楽想が流れていきます。形式的にも、ソナタ形式や変奏曲、スケルツォといった楽章から成っており、伝統的な作風を見せています。トッホは同時代の作曲家の中では保守的な人ですが、この曲は特にそれが顕著で、安心してお薦めできます。ただし、20世紀音楽の先鋭性を求める人には、物足りないかもしれません。第9番は第1次大戦後の5年間の作曲活動の休止の後に書かれた曲で、はるかに急進的で緊迫した音楽が展開します。特に後半の2つの楽章の密度の高さは特筆に値しますが、それでも調性感が感じられ、比較的聴きやすい作品に仕上がっています。(2002/04/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999686-2 |
トッホは独学で作曲を学んだ人です。若い頃、モーツァルトの弦楽四重奏曲集の楽譜を買った彼は、それを写譜し始めました。途中まで写して続きを自分で作曲し、原譜と比べてみた彼は、あまりの違いにひどい衝撃を受け、まるで自分がノミかネズミのように価値のないものに思えたそうです(かなり自虐的)。長じて彼は、ここに聴くような凝縮された気迫の込もった弦楽四重奏曲を作るようになりました。やっぱり人間、努力が肝心です。第11番は新古典主義的な作品、一方第13番は12音技法が用いられています。20世紀の室内楽を愛好する人は必聴の1枚です。(2001/09/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999687-2 |