マルタン, フランク(1890-1974)
Search results:26 件 見つかりました。
前半の3曲は20世紀クラシックの王道系秘曲からセレクト、トマジのバラードは、サックス関係者以外にはまだまだ知名度の低い「裏」定番ですが、洒落た雰囲気が素晴らしく、もっと広く知られるべき名作です。続くは、ブームは去っても表定番の地位をしっかり確保したピアソラ、「リベルタンゴ」など、御馴染みの名曲を、独奏者ケルケゾス自身の編曲で満喫することができます。そして、最後の2曲はケルケゾスに捧げられた作品、「バラード」の方は大変に叙情的な佳品、「チャールダーシュ」はモンティを髣髴とさせる華麗なショーピースで、泣かせと名人芸の融合が完璧です。この手の作品としての最上作といえましょう。(2004/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557454 |
1967年カンタブリア生まれのギタリスト、ミゲル・トラパガが演奏する3つの協奏的作品です。彼は「GFA国際ギターコンクール」などをはじめとした多くのコンクールで優勝し、世界的な演奏活動を行っている人です。現在はマドリード王立音楽院で後進の指導に当たるなど、教育者としても活躍しています。このアルバムには、彼の演奏による、誰もが知っている「アランフェス協奏曲」と、2曲の世界初録音となる作品が収録されています。マルタンの組曲「ギター」はもともと独奏曲ですが、ここでは作曲家自身による管弦楽伴奏付きのヴァージョンを収録しています。またブローウェルの協奏曲は、タルレガの生誕150年を記念して作曲されたもので、ブロウウェル自身も「この曲は私自身のアイデアのパノラマである」と語ったほどに多彩な楽想と豊かな幻想性を持った曲です。この曲でもトラパガの卓越した技術が余すことなく披露されています。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573542 |
20世紀から21世紀に書かれた「ヴィオラとオルガン」のための曲集。あまり耳にすることのない響きの組み合わせですが、どことなくエキゾチックな音色が独得の魅力を醸し出しています。スウェーデンの作曲家ショルドの幻想曲は、重苦しいコラール風。曲の最後でヴィオラが切ないメロディを歌い上げます。ロマンティックな作風によるイギリスのボーエンの2作、オーストリアの現代作曲家ライトナーとスイスのマルタンの「教会ソナタ」はバロック期の様式に12音などの現代的な要素を加えた斬新な曲。ザルツブルクのモーツァルテウム大学で学んだロワイエとライトナーは、どちらも現代音楽を得意とし、このアルバムでも優れた演奏を披露しています。(2018/08/29 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola99168 |
2017年、ミケーレ・ピッタルーガ国際ギター・コンクールで優勝したギタリスト、マルコ・トプチーの優勝記念リサイタル・アルバム。1991年ウクライナ生まれのトプチーは、4歳でギターを始め、2011年にはハリコフ国立レフスキー芸術大学で修士号を取得し、世界中のコンクールに次々と挑戦、第56回東京国際ギター・コンクールなど世界中で90以上の賞を獲得、来日経験もあるギター好きにはすでにおなじみの存在です。ここでは新ロマン主義による曲からセリエ技法による作品までの近代的な作品を選び、それぞれの曲のユニークな持ち味を生かした闊達な演奏を繰り広げています。古典的な4楽章形式による独創的なホセのソナタ、ホセのソナタと同じ年に書かれたマルタンの現代的な小品集、幻想的な味わいを持つディアンスのソナチネ、カステルヌオーヴォ=テデスコとコシュキンの技巧的な作品とバラエティに富んだ選曲です。(2018/09/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573963 |
フランス系スイス人の作曲家フランク・マルタン。このアルバムは彼の「ギターを伴う室内楽曲」を集めた1枚。ヴィラ=ロボスやマヌエル・ポンセと同じように、マルタンも名ギタリスト、アンドレス・セゴビア(1893-1987)に魅せられた一人でした。1918年から1926年までチューリヒ、ローマ、パリで過ごしジュネーヴに戻ったマルタンは、1930年代、セゴビアの演奏を聴き感銘を受けたようです。「4つの小品」はこの時期に生まれた作品ですが、セゴビアが直接マルタンに作品を委嘱したのかはわかっていませんし、二人の関係についてもほとんど知られていません。とはいえ、この作品はマルタン唯一の独奏ギターのための作品です。他には中世の詩人のテキストを用いた「3つのミンネリート」、エレクトリック・ギターを駆使した作曲家晩年の作品「死の詩」、マルタンの家で開催された私的演奏会(ディヌ・リパッティと彼の妻を含む)で演奏された子守歌「Quant n'ont assez fait do-do」などが収録されています。(2021/12/24 発売)
レーベル名 | :Musiques Suisses |
---|---|
カタログ番号 | :MGB-6264 |
ドレスデン聖母教会の復元10周年を記念して製作された1枚です。フランク・マルタンのミサを中心に、指揮者グリュネルト自身の作品と、フレッチャーの作品が配置されています。スイスの作曲家フランク・マルタンは、ブロテスタントの牧師の息子として生まれ、幼い頃から音楽の才能を発揮し9歳のときに初めて歌曲を作曲したといわれています。また12歳になってバッハの「マタイ受難曲」に感銘を受け、生涯バッハを精神的な師と仰いでいたともされています。彼の作品にはフランス印象派の影響もありますが、12音技法を取り入れた独特の響きは彼独自のものです。この二重合唱のためのミサ曲は、彼の初期の時代である1922年から1926年に作曲されましたが、彼の意思により1962年まで演奏されることはありませんでした。それは、この曲の中に(その時点での)彼の信仰心の全てが注ぎ込まれており聴衆の前に晒されるものではないと考えていたからなのです。とはいえ、現在では多くの合唱団が取り上げる名曲であり、日本でもお馴染みの作品となっています。、(2016/02/24 発売)
レーベル名 | :Rondeau Production |
---|---|
カタログ番号 | :ROP6111 |