ヴィオッティ, ジョヴァンニ・バッティスタ(1755-1824)
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ハーピストの手による演奏会用パラフレーズから、むしろヴァイオリンやピアノのヴィルトゥオーゾ、あるいはオペラ作家として有名な作曲家の手による作品まで、ちょっと珍しいイタリアの作曲家達によるハープ作品集です(編曲を含む)。前者のパターンとなるのは最後の2曲ですが、いずれも華麗な技巧が駆使された素敵な小品です。残りは後者のパターンとなりますが、ちょっとセンチメンタルなメロディーをたっぷり歌わせたドニゼッティのソナタや、意外とシリアスな感じに始まり、華やかに終わるロッシーニのソナタなど、こちらも興味深いラインナップが目白押しです。(2002/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554252 |
ヴィオッティは18世紀後半で最も人気のあったヴァイオリン奏者であり、類稀な野心を胸に激動の時代を生きた人物でした。協奏交響曲はともに2つのヴァイオリンと管弦楽のために書かれた作品で、彼が当時絶大な人気を得ていたパリでの流行りの音楽でした。マリー=アントワネットに仕えるなど王朝中枢に密着していたヴィオッティは、革命によってロンドンに逃亡します。ロンドンで積極的に活動を始めた彼が作った10曲の協奏曲の一つが第23番です。第22番ほど有名ではありませんが、充実した技法の明朗な作品です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553861 |
18世紀後半、フルート作品の重要な作曲家として名を遺すドヴィエンヌ。もともとは軍楽隊の隊員であり、当時の「無料音楽学校」で同僚の子供たちに音楽を教えていました。フランス革命の時代、音楽学校が国立になり、1795年にはパリ音楽院に改組された際、そのままドヴィエンヌはフルートの教授に任命され、一層の活躍を果たすことになりました。また彼が著した「フルート演奏の理論と実践」も素晴らしい教則本として当時フランスの管楽器奏法を確立させたことでも知られています。ドヴィエンヌのフルート協奏曲全集の最後を飾るこのアルバムには、協奏曲第13番と、2曲の協奏交響曲が収録されています。洗練された作風による第13番は1790年以前に書かれたようで、充実したオーケストラ・パートを持つ美しい作品です。2曲の協奏交響曲のうち、第3番はクラリネットのために書かれた作品。競い合うような音色が魅力的です。アルバムには同時期に作曲されたヴィオッティのヴァイオリン協奏曲のフルート版も収録、ガロワの卓越した技巧で味わうことができます。///(2018/06/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573697 |
【ラルス・フォークトの思い出をブラームスに重ねて...】このアルバムはラルス・フォークト(1970-2022)と共演を重ねてきたクリスティアン・テツラフとターニャ・テツラフが、フォークトとの友情を記念すべく企画したもの。フォークトが敬愛していたブラームスと、彼を取り巻く友情をヒントに組まれたプログラムです。ブラームスの「二重協奏曲」は彼の最後の管弦楽作品であり、ブラームスが"8本の弦のために書いた"というこの曲は、一度は友情が途切れてしまった彼の親友ヨーゼフ・ヨアヒムとの和解のきっかけを作った作品でもあったことから、ラルスとの不変の友情を記念して今回の録音曲に決定したというもの。テツラフ兄妹による親密な対話が聴きどころです。2曲目は、そのブラームスが高く評価していたというヴィオッティのヴァイオリン協奏曲。ブラームスはヨアヒムが演奏するこのイ短調協奏曲に心を奪われ、クララ・シューマンに熱狂的な手紙を書き送り、二重協奏曲の中にも旋律を引用しており、テツラフはやはり友情の証としてこの曲を演奏したといいます。最後の「森の静けさ」はターニャからの友情の証。ドヴォルザークとブラームスの友情に加え、この曲を「チェロのための最も素晴らしく美しい小さな宝石」と語るターニャが、自らの悲しみ、喪失感と愛を表現するのにふさわしい曲として選んだということです。ベルリン・ドイツ交響楽団を指揮するのは、ラルス・フォークトの親友でもあったパーヴォ・ヤルヴィ。万全の演奏でテツラフ兄妹を支えています。(2023/10/13 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1423-2 |
【リチャード・イッター・アーカイヴに残る巨匠たちの名演を一堂に!】英国音楽の録音を積極的に行い、知られざる作曲家の発掘にも貢献した「Lyrita Recorded Edition」レーベル創立者、リチャード・イッター(1928-2014)。彼が当時最先端のプロ用機材を用い、1952年からエアチェックしていたというBBC放送の音源を集めた貴重なコレクションから、BBCの正規ライセンスを受けCD化するシリーズ。今回の4枚組には、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、そしてホルンの巨人たちがソリストとして残した記録を集めています。指揮者やオケとの丁々発止のやり取り、いざとなれば他は置き去りにして一人で突っ走ることも辞さないという、往年の巨匠たちの妥協なき妙技をたっぷりと堪能することができます。近年再評価の機運高まっている幻のピアニスト・ブルショルリの貴重な録音と、天才デニス・ブレインの神業ホルンを収めたDISC4は特に注目です。(2019/07/12 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5159 |