ヴィヴァルディ, アントニオ(1678-1741)
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「2台のヴァイオリンによる二重奏作品」は18世紀前半になって人気が上昇、多くの作曲家たちが作品を書き始めました。しかし、このジャンルを最初に手掛けたのがヴィヴァルディであることはほとんど知られていません(一説によれば、1729年から1730年、ヴィヴァルディが中央ヨーロッパの演奏旅行中に父親と演奏するために作曲した4曲の室内ソナタが最初の作品にあたるとされています)。このアルバムには、ヴィヴァルディからテレマン、ルクレールを経て、バルトーク、ベリオに至るヴァイオリン二重奏曲を収録、そして現代イタリアの作曲家ソッリマが作曲した「SUITE CASE:ケース組曲=スーツケースのもじり」が添えられて、この“音による旅行プロジェクト”が完結する仕組みになっています。また、このアルバムが録音された教会はモーツァルトの名曲《エクスルターテ・ユビラーテ》の初演場所であるため、最後に置かれた「アレルヤ」にてアルバムとモーツァルトの双方への敬意が表されています。ザニーシとバルネスキは、イタリア最前線の古楽器集団で活躍する奏者たち。このアルバムでも先鋭的な感覚を生かし、作品に躍動感を持たせています。(2018/07/27 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A448 |
第3集にもなると、小さいながらも協奏曲がレパートリーに加わります。フリードリヒ・ザイツは1848年生まれのヴァイオリニストです。デッサウの宮廷音楽家として活躍し、1884年からは指揮者としても活動しました。彼は優れた教師でもあり、生徒たちに当時最高の技術を手ほどきしたことで知られています。彼の作品を学ぶことで、19世紀のヴァイオリン技術を伺い知ることができるのです。シューベルトとブラームスの美しい子守歌は心の栄養です。そしてバッハやヴィヴァルディの協奏曲は、弾き手に輝かしい自信を与えてくれるでしょう。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572380 |
第4集では更なる音楽性と技術の向上を目指します。バッハの無伴奏チェロ組曲の中で第6番は特異な作品として知られています。普通のチェロではなく、通常のチェロに高音弦(E弦)をもう1本足した5弦の楽器チェロ・ピッコロ(普通のものよりも小さい)のために書かれたとされ、指使いなどもハイ・ポジションを多様するために難しくなっています。これをヴァイオリンで演奏することは、かなりの困難を伴うことでしょう。しかし、この曲を完璧に演奏できても、まだまだ油断はできません。しかし、音楽の楽しさと奥深さが面白いように理解できるのではないでしょうか。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572381 |
【18世紀イタリア音楽の盛況を、古楽先進国ベルギーの名手たちが振り返る】アニマ・エテルナ・ブリュッヘやレザグレマンなどのメンバーとして多忙な日々を送るベルギーの俊才古楽器奏者たちが、歌手スートキン・エルベルスを迎えて打ち出したプログラムは、バロック盛期の1731年ににイタリアのマントヴァで行われた音楽会の内容を仮想的にたどった選曲。歌手雇用のためイタリアを訪れていたヘンデルが、かの地のすぐれた音楽家たちの傑作のかたわら自作を発表する……という流れで、シチリア生まれで英国でも活躍した作曲家ダストルガが親友の詩人ラッリの詩に曲をつけた2曲のカンタータが、目玉作品として収録されています。わざわざヘンデルの傑作と並べて紹介しようというだけはある充実の音楽が続き、それを起伏に富んだ演奏で堪能できる喜びは、美しいジャケットとあいまってRAMEEならではの格別の古楽体験といえるでしょう。(2020/10/23 発売)
レーベル名 | :Ramee |
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カタログ番号 | :RAM1907 |
チェロの起源は、恐らく中央アジアかインドで生まれた撥弦楽器に端を発し、アラブの貿易路を通ってヨーロッパに到達したとされています。やがて楽器は発展し、18世紀中ごろに現在の形にほぼ落ち着いたようです。とはいえ、19世紀には大きな音が求められるようになり、これまで用いられてきたガット弦(羊の腸)から金属弦が採用されるなど、細かい改造が加えられ、今に至っています。ソロとしてだけでなく、アンサンブルでも強い存在感を示し、その深く美しい音色は広く愛されています。このアルバムにはヴィヴァルディからグッドールまで、およそ300年間に渡って書かれた魅惑的な作品が集められています。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578173 |
2008年3月からバイエルン放送交響楽団の首席オーボエ奏者として活躍しているラモン・オルテガ・ケロによるバロック作品集です。彼は1988年に生まれ、グラナダ音楽院で学び、12歳の時にアンダルシアのユースオーケストラで活躍、その後、バレンボイムに見出され、2007年ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝し、ソリスト、室内楽奏者として国際的に活動を始めます。このアルバムは彼における新境地の開拓であり、バロックの2つの大きな様式・・・フランスとイタリアの類似点と相違点を洗い出し、ユニークな視点から演奏するというものです。(2011/06/22 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM142 |
ハノーヴァーが誇る三人の演奏家たちによる、素朴かつニュアンス豊かなクリスマス音楽集です。ソプラノとリコーダー、オルガンという音色の組み合わせは、かなり珍しいものですが、ここでは全く違和感なしに見事に溶け合っていて、これらの静かで美しい音楽が最上の形で表現されています。どの曲もキリストの誕生を待ちわび、また喜ぶためのもので、この幸せな気分は、聴き手にも深い感動を与えるのです。16世紀から19世紀のクリスマス音楽における新しい魅力の発見です。(2014/12/24 発売)
レーベル名 | :Rondeau Production |
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カタログ番号 | :ROP6095 |