ヴィヴァルディ, アントニオ(1678-1741)
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【初録音あり!ヴィヴァルディの本領に名手カルミニョーラが正面から向き合う】水の都ヴェネツィアで聖職につきながら礼拝には加わらず、むしろ他の追従を許さないヴァイオリン演奏の妙技や作曲、オペラ興行手配などで名声を博した「赤毛の司祭」ヴィヴァルディ。その膨大な作品群は今や数々のオペラや声楽曲、珍しい室内楽曲に至るまで無数の名盤に刻まれていますが、その本領はやはり独奏協奏曲、とりわけ当人が名演奏家だったヴァイオリン協奏曲の数々にあったと言ってよいでしょう。名手ジュリアーノ・カルミニョーラはこれまでも数々の録音でこの作曲家と向き合ってきましたが、同じイタリアの最前線をゆく古楽器楽団アッカデーミア・デラヌンチアータと満を持して3枚組で世に問う今回のアルバムは、そんなヴィヴァルディの活動歴を、初期から後年まで全てヴァイオリン協奏曲だけで辿ってゆく意欲作! CD1枚ごと春(最初の躍進期)、夏(全盛期)、秋(名声安定期)と作曲年代で作品を集め、変則調弦(スコルダトゥーラ)の活用やスリリングな超絶技巧、オペラにも通じる歌心、細やかな音響表現の妙と、多岐にわたるヴィヴァルディ語法の魅力を隅々まで徹底分解してゆきます。カルミニョーラならではの圧巻のソロは今回もダイナミックでありながら気品に満ち、弦楽と通奏低音だけの編成にもかかわらず作品の機微をよく読み解き、驚くほど多彩な響きを繰り出してゆくアッカデーミア・デラヌンチアータの才人たちと味わい深くも興奮を誘う対話を続けてゆきます。世界初録音も含むプログラム構成は、ヴィヴァルディ研究の最前線で見過ごしがたい実績をみせている音楽学者オリヴィエ・フレが全面協力、ライナーノートも執筆しています(英・仏・伊語)。(2023/09/08 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A550 |
誰でも知ってるクラシック音楽賞でもあれば、絶対ノミネート間違いなしの「四季」ですが、この曲集は「和声と創意の試み」というタイトルの曲集の第1~4曲に相当しています。ソネットを掲げ、その内容を描写的に音楽化するということは、文字通り「和声と創意の試み」であり、ヴィヴァルディの旺盛な意欲が込められた作品となっています。絶大な人気は、題材の親しみやすさだけでなく、音楽そのものが優れているからこそといえましょう。当盤はモダン楽器による演奏となっていますが、ベテランのチョー=リャン・リンとアンソニー・ニューマンのコンビが、近年隆盛のピリオド楽器による過激路線に負けない、豊かな表現力を発揮しています。(2007/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557920 |
誰もが知っているヴィヴァルディの『四季』に新風を吹き込む1枚が登場。このアルバムでは独奏ヴァイオリンのパートをパンフルートで演奏し、アルカイックな音色と文字通り息つく間もない驚愕のヴィルトゥオジティを披露しています。アンドレーア・チラは、ルーマニアのブカレストで生まれ、母国では「ナイ」と呼ばれるパンフルートの演奏に才能を発揮。ルーマニアの伝統音楽からオペラ・アリアやポップスに至るレパートリーを持ち、この楽器のスター的存在としてウィーンを拠点にヨーロッパで活躍しています。パンフルート用のアレンジは現代作曲家として活躍するカルロス・ピノ=キンタナによるもので、原曲のソロ・パートのポリフォニックな側面を強調し、パンフルートに適した調に移し、弦楽アンサンブルとのバランスに配慮することで、違和感のない仕上がりになっています。(2022/05/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555461-2 |
鬼才オルガニスト(作曲家)、ハンスイェルク・アルブレヒトの新譜はヴィヴァルディの「オルガン協奏曲集」です。とはいえ、彼の演奏する作品は前作のヘンデルのように、ごく普通のものであるわけがありません。今回も驚くような曲を準備しています。現在では「バロック」として捉えられているヴィヴァルディですが、当時は最も前衛的な作曲家であり、その作品はヨーロッパ全土で高い需要がありました。彼の作品は多くの同時代の作曲家たちの手によってコピーされ、またバッハの例のように、作曲のお手本として他の楽器のための協奏曲として書き換えられるなどして、ヨーロッパ中に広まっていったのです。このアルバムでは、そんなJ.S.バッハによる2つの編曲作品と、ハインリヒ・E・グリムの編曲による「四季」のオルガン版を聴く事ができます。技巧を凝らしたヴァイオリン協奏曲をオルガンの独奏に置き換えることは、多くの困難を伴うものの、全て成功した暁には、素晴らしい音響に彩られた新しい音楽を楽しむことができるのです。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1822 |
【ヴァイオリンを独奏に据えた古今東西の『四季』を一堂に!】バロック時代にヴィヴァルディの「四季」がヨーロッパ中で大ヒットして以降、標題的な音楽にとって四季は格好の題材であり続けていますが、その作品を4つも集めた興味深いアルバムが登場しました。ソロを担当するヴァイオリニストも、曲想に合わせて2人が参加しています。DISC1でソロを担当するのは、ジャズ・ミュージシャンなどとのコラボレーションを積極的に行っており、ピアソラ作品によるアルバムと世界ツアーも成功させているアレッサンドロ・クアルタ。ヴィヴァルディはピリオド・アプローチに現代的な躍動感を掛け合わせたインパクトのある表現。彼が得意とするピアソラによる「ブエノスアイレスの四季」は元々バンドネオンが活躍する作品ですが、ここではギドン・クレーメルも録音したデシャトコフ編曲によるソロ・ヴァイオリンと室内楽版を使用、切れ味の鋭いパフォーマンスで楽しませます。DISC2のソロは、世界各地でソリストとして活躍し、イタリアで後進の指導にもあたっているディーノ・デ・パルマ。ポスト・クラシカル界のカリスマと呼ばれるドイツの作曲家マックス・リヒターが、ヴィヴァルディの「四季」から25%の素材を用いて再構成(リコンポーズド)した作品では、お馴染みのフレーズが現代的なコード進行で奏でられ、聴く者の感覚に心地良い歪みをもたらします。映画音楽からポピュラー・ミュージックへの影響まで、幅広い活動を行うアメリカ現代音楽の大御所フィリップ・グラスによるヴァイオリン協奏曲第2番は、ヴィヴァルディにインスパイアされながらも、独自の音楽言語でアメリカの自然と心象風景を描いたもの。デ・パルマのヴァイオリンはこれらの美しい作品を愛おしむように歌い上げています。(2022/07/08 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A530 |
ヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「四季」を合わせて演奏するという試みといえば、1998年、ギドン・クレーメルが録音したアルバム「エイト・シーズンズ」(ここでは2人の作品の楽章を交互に演奏)がベスト・セラーを記録、折からのピアソラ・ブームを更に加速させた現象を思い起こす人も多いでしょう。以降、この組み合わせに挑戦する演奏家が数多く出現し、思い思いにこの2つの四季を奏でています。今回「8つの四季」を演奏するのは、ドイツ、ロストック出身の若手女性ヴァイオリニスト、リフ・ミグダル。彼女は11歳でロストック音楽・演劇大学で、ラインハルト・ゲーベルを指導したこともある名教師クリスティアーネ・フートキャップに師事、卒業後はザルツブルクのモーツァルテウムで修士課程を修了し、2015年に「パウル・ロツェック賞」を受賞した俊英で、すでにArs Produktionレーベルからデビュー・アルバムであるベートーヴェン、ドビュッシー、R.シュトラウスのソナタ集や、NAXOSレーベルからヴィエニャフスキ作品集(8.573404)をリリース、その才能を嘱望されています。また、2016年から2017年のシーズンは世界中のコンサート会場での演奏が予定されています。(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM235 |