ヴィヴァルディ, アントニオ(1678-1741)
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【新鮮解釈、ショーヴァンの「四季」と「ラ・フォリア」】モーツアルトの後期交響曲や「レクイエム」のような有名作をこれまでにない視点からの新解釈で披露し、世界中の音楽ファンを新鮮な驚きと共に楽しませてくれているジュリアン・ショーヴァンによる『四季』が登場。子供たちや俳優など様々な人々とこの作品で共演してきたという彼ら。特に、パリ五輪の公式ダンスでも話題のフランスの振付師ムラッド・メルズキのダンサー達からは大きな影響を受けたと言い、極端な独創性や誇張されたダイナミクスなどに頼ることなく、自然な身体的バランスと呼吸、自発性から今回の演奏が生まれたということです。とはいえ、ここに聴く演奏は十分に刺激的。曲順は通常の「春」からではなく「秋」から始められており、間に近年発見されたヴァイオリンのオブリガート付きアリアを挟み、最後にはフォリアを置くという構成となっています。弦楽を各パート一人ずつに絞った緊密なやり取りの中で映えるショーヴァンの緩急織り交ぜた妙技のほか、テオルボとバロック・ギターには名手キート・ガートも参加してアンサンブルを支え、時には煽るように先導することも。名盤あまたの『四季』ですが、異彩を放つ注目盤がまた一つ加わりました。(2024/03/15 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1005 |
20世紀を代表するヴァイオリニスト、ヘンリク・シェリング(1918-1988)。存命中は高く評価されましたが、現在では他の同時代の演奏家たち、ハイフェッツやミルシュテイン、オイストラフらと比べると、あまりにも求道的な演奏のためか、少しだけ知名度が低くなってしまった感があります。しかし彼の完璧な技術と音色の美しさは他を圧倒するものであり、再評価されるべき名手の一人です。このアルバムに収録されたヴィヴァルディとモーツァルトは、自ら指揮も務めた演奏で、厳しさ漂うバッハとは全く違う、生き生きとした愉悦感を伴う音楽になっています。ムラのない均一な音色で奏でながらも、メリハリのある表現が魅力の「四季」、ディティールにもこだわりを見せるモーツァルトと、円熟の演奏が繰り広げられます。(2017/08/25 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19041CD |
現在、最も著名な「ヴィヴァルディ研究家」として知られるサルデッリ。1996年と1999年にはグラミー賞にノミネートされた指揮者であり、絵画や小説の分野でも活躍し、とりわけヴィヴァルディについては数多くの著書があり、2007年からはヴィヴァルディのカタログの作成にも携わっています。現在はピリオド楽器アンサンブル「モード・アンティクォ」の創設者として音楽監督を務め、歴史に埋もれてしまったヴィヴァルディの数々のオペラを蘇演、録音したことでも知られています。今回の録音は以前もサルデッリとコンビを組んでいたロシアのヴァイオリニスト、アントン・マルティノフを再びソリストに迎え、ヴィヴァルディの代表作「ラ・ストラヴァガンツァ」に挑みました。力強いアンサンブルと活気ある表現による魅力的な演奏を披露しています。(2019/02/22 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7778.02 |
ヴァイオリン協奏曲製造マシーン・ヴィヴァルディによる「四季」、「調和と幻想」と並ぶ傑作協奏曲集が、当盤に前半6曲を収録した「ラ・ストラヴァガンツァ(熱狂)」です。音楽が録音により繰り返し鑑賞されることなど、想像もつかない時代に量産された作品なだけに、しゃぶり尽くすまで聴き倒すといった「重み」は希薄ですが、逆にその分、いつでも気が向いた時に気軽に楽しむことができる音楽といえましょう。また最近のトレンドでは、この時代の音楽は古楽器を使用して、アクの強いアクセント付けをほどこした演奏ををなされることが多いですが、当盤は古き良き?現代楽器による流麗な演奏なので、ちょっとしたリラックス用にも最適です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553323 |
ワンパターン、金太郎飴、ルーチンワークと、ヴィヴァルディの作品にはどれを聴いても同じという類の批判がついてまわり、またそれは一面の真実であることも間違いないといってよいでしょう。しかし慣れてくると、これがむしろ時代劇のような「お約束の魅力」にさえ感じられてくるのだから不思議なものです。実際よく聴いてみれば、「お約束」内で繰り広げられるヴァリエーションの豊かさと面白さはただごとではありません。「四季」の4曲ばかり聴いていれば確かに飽きがくるかもしれませんが、そこはちょっと我慢、より多くの作品に触れてみれば必ず新たな魅力を発見し、「ヴィヴァルディ中毒」になること間違いなしです。(2000/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553324 |
1956年ストラヴィンスキーは対談の中で、「ヴィヴァルディは大変に買いかぶられています。彼は退屈な人間です。同じ協奏曲を600回も続けて作曲することが出来たのですから。」と辛辣な言葉を吐きましたが、当時のヴィヴァルディ=リヴァイヴァルの先鞭をつけたのが、実のところ、このCDに収録された史上初録音の「四季」だったのでした。実際にヴィヴァルディの残した協奏曲は454曲とされ、形式において相似形ではあってもみずみずしい創意を含む作品も少なくありません。「四季」では、単なる描写音楽ではなく、季節に応じて五感の受ける印象を音楽に昇華しようとする試みすら見られます。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110297-98 |