ワーグナー, リヒャルト(1813-1883)
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20世紀前半の最も偉大なテノールの一人、リヒャルト・タウバー。聞く者をうっとりさせる絶美の甘い声からワーグナーも歌える張りのある強い声まで幅広く歌える抜群の表現力で、聴衆を魅了してやまないスーパースターでした。タウバーが「ドン・ジョヴァンニ」に出演するとジョヴァンニを食ってしまって「ドン・オッターヴィオ」になってた、なんて笑い話も。この第2集には、20年に渡る録音から独伊仏の様々なオペラからアリアを選び抜いています。彼がドイツ初演を歌ったプッチーニの「トゥーランドット」もヒロイック!(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111001 |
リンツ生まれの名テノール、リヒャルト・タウバー(1891~1948)は1920年代後半から活動の主舞台をオペレッタ、とくにレハールの作品に移して大衆的な人気を獲得しましたが、20年代の半ばまではドレスデン、ベルリン、ウィーンなど超一流の国立歌劇場で、本格的なオペラの分野に活躍した歌手でした。ここに収められているのはその「オペラ」時代、19年から26年にアコースティック録音したドイツ・リートなどの歌曲集です。人気オペラ歌手らしく堅苦しいリートの枠にとらわれない、情熱的で甘美な声と歌いぶりをお楽しみください。(山崎浩太郎)(2003/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110739 |
19世紀ドイツの作曲家フリードリヒ・ルクスのオルガン作品。作曲家の父の下に生まれ初期の音楽教育を受けたのち、17歳の頃からオルガニストとして活躍、その後デッサウでフリードリヒ・シュナイダーに師事、1841年から1850年までデッサウ宮廷歌劇場の音楽監督を務めました。その後、1851年から1857年まではマインツで合唱指揮者、オルガニストとして活躍しながらいくつかの歌劇を作曲した他、数多くのピアノやオルガン曲を書いています。彼のオルガン作品を紹介するシリーズ第2集では、ヘンデル、ハイドンからワーグナー作品のオルガン編曲を中心に、オルガン曲のジャンルでは珍しい「無言歌」や、自然を巧みに描写した「田園幻想曲」などのオリジナル曲を収録。優れたオルガニストであったルクスの技量を窺うことができます。演奏は北欧の作曲家を中心に知られざる作品を発掘、紹介するオルガニスト、ヤン・レヘトラです。(2023/10/20 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0703 |
エリーザベト・シューマンと並んで称される歌姫ロッテ・レーマン。彼女の目指したものは、ドイツ系の作品にほぼ限りながらも、その枠で歌唱表現の可能性を広げることでした。天性の馥郁たる声を武器とし、1曲ごとに細やかな解釈を施すことによって、歌う曲各々にまったく異なった色と香りを付与することが出来た稀有な歌手でした。このCDに収録されている、ブラームスの民謡集とワーグナーの「温室にて」における歌い分けは無論のこと、レーマンの愛唱したもう一つの分野、トラック21「わが夢の都ウィーン」以降のウィーン世俗歌曲を聴くと、一人の歌姫の歌唱とは思われない別世界が展開されています。(2007/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111095 |
ジョージア出身のバリトン歌手ゲオルグ・ガグニーゼ。2005年に開催された「ヴェルディの声」コンクールで優勝、2009年には《リゴレットで》メトロポリタン歌劇場デビュー、同年にジェームズ・レヴァインの指揮の元、《トスカ》のスカルピアを演じましたが、これは世界中の映画館で放送され多くの視聴者が公演を楽しみました。以降ミラノ・スカラ座やウィーン国立歌劇場をはじめとした世界の歌劇場で活躍、、ヴェルディのオペラを中心にさまざまな役柄を歌いこなしています。また、2007年に初来日を果たし《椿姫》のジェルモン役(演奏会形式)、以降、2013年にはミラノ・スカラ座の来日公演に随行しリゴレットを、そして2015年には新国立劇場の《ファルスタッフ》でも題名役を歌い大好評を博し、ヴェルディ歌手としての名声を確立しました。このアルバムでは、彼が得意とするヴェルディのアリアを中心に、艶のある声でレオンカヴァッロやジョルダーノのイタリア歌劇のアリアから、ワーグナーの「夕星の歌」まで歌い、新たな魅力を見せてくれます。(2021/09/10 発売)
レーベル名 | :Orfeo |
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カタログ番号 | :C210221 |
バイロイト音楽祭2014 ― 繊細かつ劇的な《タンホイザー》
前作「さまよえるオランダ人」と同様に、ワーグナー入門にふさわしい作品。永遠の愛による魂の救済という筋立てはもちろん、ライトモチーフの使用など、その後のワーグナー作品を特徴づける要素が形作られています。コーバーの指揮、そして合唱はとりわけ見事。ニュルンドの色彩感に満ちた歌唱はエリーザベトの役に結実し、ケルルは抒情性とヘルデン・テノールとしての性格の間で適切なバランスをとることに成功しました。この演奏は、ワーグナーの中でも最もロマンティックな音楽表現が聴かれるこの作品に描かれた、誤解に苦しみ追放の憂き目にあった芸術家の姿を、繊細かつ劇的に描出しています。(オペラ・ジャーナル)(2018/07/27 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OACD9044D |
カテリーナ・ワーグナー時代を迎えたバイロイト音楽祭で2009年クリストフ・マルターラー演出、新制作された楽劇《トリスタンとイゾルデ》のライブ収録。端正な騎士然としたロバート・ディーン・スミスと迫力溢れる歌唱のイレーネ・テオリンの二人が表題役を演じ、ペーター・シュナイダー指揮によるバイロイト祝祭管弦楽団と合唱団が楽劇全体をしっかり支えるバイロイトの《トリスタンとイゾルデ》に新たな一章を加える好演です。(2018/06/27 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OACD9033D |
旧来のワーグナー歌歌手の固定概念を覆す新時代のヒーロー、クラウス・フローリアン・フォークトが、2008年の《マイスタージンガー》でのバイロイト・デビューに続き2011年に題名役でハンス・ノイエンフェルス演出の《ローエングリン》に登場し、鮮烈な印象を残しました。前年2010年にバイロイト・デビューを飾った新進気鋭のアンドリス・ネルソンスが、バイロイト祝祭管弦楽団と合唱団から充実した音楽を引き出しています。(2018/06/27 発売)
レーベル名 | :Opus Arte |
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カタログ番号 | :OACD9034D |
2013年はワーグナー(1813-1883)の生誕200年の記念年であり、多くのレーベルからワーグナーの知られざる作品がリリースされ、今までとは違ったイメージが付け加えられるようになってきました。このアルバムもそんな1枚であり、あまり聴く機会のない2つのピアノ・ソナタと、これまた珍しい「ゲーテのファウストのための7つの歌」を収録しています。Op.1のソナタは1831年、Op.4のソナタは1832年の作品であり、ベートーヴェンなど先人の影響が強く感じられますが、そこはワーグナー。1年間の成長は著しかったようで、この2曲をほんの少し聞き比べただけでも、その違いは即座にわかるのではないでしょうか。「ファウストのための7つの歌」も同時期の作品で、彼がずっと念頭に置いていた"ファウストの物語"が美しいカンタータとして成就したものです。やはりベートーヴェンの香りも漂っていますが、時にはっとするほどワーグナー風味の音楽が出現。この驚きは新鮮な感動を齎すことでしょう。(2013/08/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777800-2 |