ワーグナー, リヒャルト(1813-1883)
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オーストリア出身の指揮者ハンス・ロスバウト(19851962)。後のピエール・ブーレーズに強い影響を与えたという現代音楽に慧眼を持つ指揮者でした。1929年に新設されたフランクフルト放送交響楽団の首席指揮者を務めた後、1948年に南西ドイツ放送交響楽団の音楽監督に就任。1962年までの14年間、その生涯をオーケストラのために捧げました。前述の通り、同時代の作品に深い共感を抱いていたロスバウトは、通常の定期コンサートを行うだけではなく、第二次世界大戦後に復興された「ドナウエッシンゲン音楽祭」にもオーケストラを参加させることで、南西ドイツ放送交響楽団の能力を飛躍的に高めることに成功しました。このワーグナーは、現代音楽へのアプローチとは一味違う、ロスバウトの熱のこもった演奏として知られています。オリジナル・テープを用い、入念にリマスターが施されたSWR自慢の音色をご堪能ください。Artistic Director:keine Angabe・・・1.2.4.6,Hilde Strobel・・・3.7,Ingeborg Kiekert・・・5/Sound Engineer:Ludwig Heiss・・・1.2,keine Angabe・・・3.4.6.7,Anton Enders・・・5/Digital (2017/05/19 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19036CD |
フルトヴェングラーの初期録音集の第4集です。まだ各々の作曲家たちの影が色濃く残っていた時代の録音であり、とりわけR.シュトラウスは当時まだばりばりの現役でもあったためか、フルトヴェングラーの「ティル」の解釈には並々ならぬ愛情が感じられます。軽妙なはずの「こうもり序曲」にさえ、ちょっぴり深刻なムードを漂わせているのも面白いところです。ここで胸震わせる程に重厚な「トリスタン」を聴かせた彼は、後の1952年にあの有名な全曲盤をものにしていることも忘れてはなりません。もう幾度となく復刻されている伝説の名演を、マーク・オーバート=ソーンによるこだわりの音で。(2010/01/27 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111005 |
オルガン奏者のハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン・トランスクリプションのシリーズ、新しいアルバムはワーグナー歌劇の序曲をオルガン用に編曲したものを集めた1枚で、《妖精》と《恋愛禁制》の序曲は世界初録音となります。オルガニスト、ヘンリー・ルメア(1866-1934)はワーグナー作品を好んでオルガン用に編曲しており、いくつかの作品はオルガニストの大切なレパートリーになっています。かたやアクセル・ラングマンは現代のオルガニスト・アレンジャーで、アルブレヒトは彼が編曲したラフマニノフの「死の島」オルガン版を演奏、その華麗な編曲法は高く評価されています。今回アルブレヒトはミュンヘンのヘルツ・イエズ教会の「ヴェール=オルガン(2003年製)」を演奏、造形的にも美しいモダンな楽器から鮮やかな響きを紡ぎ出しています。(2019/11/15 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1874 |
当時、EMIとの軋轢のために歌うことから退いていた名歌手フラグスタート。しかし彼女自身は本心から歌うことに終止符を打ったわけでもなく、機会さえあれば(他のレコードメーカーの依頼ならば)もう一度歌ってもよいと考えていたのです。そんな噂を聞きつけた名プロデューサー、ジョン・カルショーはまず彼女に歌曲リサイタルとワーグナーのLPの制作の意向を問います。しかし彼女は本当は、その頃ノルウェーのラジオ放送用に歌った「神々の黄昏」の演奏を商業レコードとして発売されることを望んでいました。しかし、その演奏にはかなりの欠落や不満があったため、カルショーは不足した分についての録音セッションを組むことを考案します(もちろん全てを補てんできたわけではなく、いくつかの欠落があります)。もちろん問題は山積でしたが、とにかくカルショーは「今でも全く衰えのないフラグスタートの声」を音盤として残したかったのです。放送音源分については収録日に諸説がありますが、ここでは、原盤に基づいた日を記載しておきます。(2012/06/20 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.112066-69 |
インキネン、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン放送管弦楽団首席指揮者としての初アルバム!フィンランド出身の指揮者ピエタリ・インキネン。2009年から日本フィルハーモニー交響楽団の首席客演指揮者に抜擢された後、2016年9月からは同オーケストラの首席指揮者を務める人気者です。彼は指揮者として活動を始めた直後からワーグナーの音楽に興味を抱いており、2017/2018年のシーズンから首席指揮者を務めるドイツ放送フィル(ザールブリュッケン・カイザースラウテルン放送管弦楽団)との初めてのCD録音には、かねてからの念願であったワーグナーを選びました。ジークフリートとブリュンヒルデを歌うのは、どちらも経験豊富な歌手であるヴィンケとリンドストローム。インキネンの紡ぎ出す溌剌とした美しい音が、2人の歌唱を絶妙に引き立てています。(2019/08/23 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19078CD |
(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110008-10 |
アイルランドの王女イゾルデは、コーンウォールのマルケ王に嫁ぎに行く途上で、かつて愛し合った騎士トリスタンと再び出会う。愛の魔酒の力で二人は激しく愛し合うが、遂にマルケ王に見つかり、臣下の剣でトリスタンは重傷を負う。イゾルデの胸の中でトリスタンは息をひきとり、イゾルデも後を追う。冒頭の前奏曲で提示されるモティーフがキーとなり、最後を締め括る「イゾルデの愛の死」まで、濃密この上ない音楽が展開されます。当盤の指揮は北欧が生んだ巨大指揮者セーゲルスタム。伝統あるスウェーデンの歌劇場を率い、名曲「トリスタン」の演奏史にその名を刻みます。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660152-54 |
フラグスタートが本来歌うべき2幕の冒頭のハイCが、実はシュヴァルツコップフの代役によるものと判明して大きな物議をかもした、フルトヴェングラー盤「トリスタン・・・」。そのスキャンダルにもかかわらず、今なお高く評価されているのは、音質のよさと、何より総合的な仕上がりの見事さによるところが大きいでしょう。無限旋律を操るフルトヴェングラーの厳しいタクトさばきに、並み居る出演者がたゆまず協調し、緊密な構築力の元、愛の死で圧倒的なクライマックスを作り上げていくそのさまは圧巻です。(2004/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110321-24 |