ワーグナー, リヒャルト(1813-1883)
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シアトル交響楽団のワーグナー・シリーズ第3弾。オーケストラの機動力を最大限に生かしたスペキュタクラーな音、細部まで行き届いた表現力など、胸躍るワーグナーが楽しめます。このアルバムのテーマは「愛と情熱」。「タンホイザー」における高き理想と官能による葛藤、「マイスタージンガー」における歌合戦に秘められた愛の物語、そして誰もが認める「トリスタンとイゾルデ」の愛の交歓・・・これらは例え物語を知らずとも、鮮明に目の前に浮かび上がることでしょう。現代最高のワーグナー・ソプラノの一人、アレッサンドラ・マークの絶唱がこの曲集に香り豊かな華を添えています。(2012/10/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572769 |
常に意欲的なプログラムで聴衆を興奮と感銘に導く指揮者シュペリング。彼の最新作は2014年に生誕300年を迎える作曲家グルック(1714-1787)のオペラ「アウリスのイフィゲニア」。しかしこれは只者ではありません。今回の演奏に使われたのはワーグナーによる改訂版。何しろワーグナーは、E.T.A.ホフマンを通じて知ったこの大作曲家グルックの思想に強く感銘を受け、グルックの唱えた「神話的題材を使う作劇法」を自らの作風に取り入れていく上で、彼自身がグルックの作品を指揮しながら、その問題点などを探って行き、結果的にこの改訂版が出来上がったというわけです(できるだけ原作を尊重しながらも、ワーグナーが不要と思った場面を省き若干の響きを付け加えた「無理のない」改編であることを付け加えておきます)。なお、グルックの原作では、序曲から切れ目なく本編が続くため、ワーグナーが序曲が「終わる形」にした「演奏会用序曲」も、この盤には収録されています。ニュルンド、エルスナーらベテラン歌手がしっかりと全体を引き締めた素晴らしい演奏です。(2014/03/26 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC953 |
偉大なる“オペラ作曲家”として音楽史に名を残すワーグナー。彼が後世に残した影響の大きさは計り知れないものがありますが、実は交響曲の作曲にも興味を持ち、生涯を通じて「交響曲のアイデア」を練っていたことはあまり知られていません。結局、オペラほどに優れた作品を残すことはありませんでしたが、それでも19歳の時に書き上げられた「ハ長調交響曲」は野心溢れる若き作曲家の面目躍如たる堂々とした作品に仕上がっています。第2楽章などには、はっきりとベートーヴェンの第7、弟8番の影響が感じられますが、それでもワーグナーは自身のアイデアを数多く盛り込むことで、個性を打ち出しています。1832年にプラハで試演を行い、その後ライプツィヒで再演が行われましたが、その際、自筆譜が行方不明となり、現在でも見つかっていません。ホ長調交響曲は、同じ頃にワーグナーが手掛けた交響曲ですが、こちらは第2楽章の冒頭までしか完成されておらず、本人も、友人に「この曲を完成させることはできない」と手紙で書き送るなど、この作品に関しては作曲を放棄してしまったようです。とは言え、未完となった第2楽章の美しさは格別。ここではワーグナーの良き理解者であったモットルが補筆した版を準・メルクルが演奏しています。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573413 |
(2002/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110843 |
あのワーグナーもこんな曲を書いていた!ってな具合の「機会系・愛国系」珍曲・秘曲集です。チャイコフスキーの「1812年」などに代表されるように、コノ手の作品は旋律の引用満載、ゴージャスなオーケストレーションとなるのが通例ですが、ワーグナー作品もお約束どおり、そういった恥ずかしいくらいにノーテンキな音楽となっています。しかし流石というべきか、晩年に書かれた「アメリカ独立100周年行進曲」や「皇帝行進曲」では、オーケストラの響きからワーグナーらしい筆致を聴き取ることができ、特に後者の対位法の扱いやレガートでベタベタに歌う弦楽器の用法から、「マイスタージンガー前奏曲」あたりの木霊が聴こえるかも!?*8.220114の再発売品(2001/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555386 |
当盤はワーグナーの序曲集ですが、定番の「マイスタージンガー」も「タンホイザー」「トリスタン」も御座いません!その代わり?「リエンツィ」を除いては、修行時代の作ともいうべき珍曲たちが大半の、ちょっと変わった1枚となっています。これらの珍曲たち、確かに後の作品から聴くことのできる、ワーグナーのトレードマークともいえるような艶やかさは、それほど姿を現していませんが、旋律線の雄大さやオーケストレーションの賑やかさに、その片鱗がうかがわれるような気もします。また、少なくともその歯切れのよい展開からは、青年ワーグナーの野心は痛いほどに感じられると申せましょう。(2004/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557055 |
指揮者としても有能であったワーグナーは、おそらくリストから影響を受けた「指揮の自在度」という要素を極めて重要視していました。その点において、フルトヴェングラーはワーグナー流派の継承者であるといえます。重厚でありながら、自在な指揮により、ワーグナーの音楽の特徴であるライト・モチーフは千変万化し、うねり、圧倒的なクライマックスが築かれています。さらに華を添えるのが、録音史上、ワーグナー・ソプラノとして不世出の存在であるフラグスタートです。戦後、活動復帰して間もなかった未だ彼女の声に衰えの兆しはない頃の録音で、伝説的録音とも評されている劇的な歌唱です。(2006/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110997 |
マーラー自身が、最も優れた自作の解釈者として目していたのがメンゲルベルクです。長らく復刻されず、好事家の間で待望されていた彼の指揮による第5番「アダージェット」。メンゲルベルク節ともいえる自在の緩急と効果的なポルタメントの使用により、艶麗とも言える味わいを醸している演奏です。一方でワーグナーの序曲・前奏曲は、豪放かつ緊張感あふれたもの。R.シュトラウスでは主題変容に卓越した手法を聞いて取ることが出来るなど、メンゲルベルクがまごう事なきロマン派直系の指揮者であることを示す一枚です。(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110855 |