ワーグナー, リヒャルト(1813-1883)
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両大戦間の時代から戦後にかけ、最高のイゾルデ歌いとしての名声をほしいままにしたノルウェーのソプラノ、キルステン・フラグスタート(1895-1962)は、戦争中は母国で時を過ごしました。彼女が名声を築いたアメリカで、戦後初めて歌劇場の舞台に立ったのは49年9月30日、サンフランシスコ歌劇場で《トリスタンとイゾルデ》を歌ったときでした。このCDはそれから9日後、同じ歌劇場で行われたラジオ・コンサートを完全収録したものです。共演は《トリスタン》でもコンビを組んだスウェーデンのヘルデン・テノール、セット・スヴァンホルム(1904-64)です。(山崎浩太郎)(2001/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110143 |
ワーグナー歌いとして世界中のオペラハウスで活躍するソプラノ歌手、レイが圧倒的な声で演じるイゾルデとブリュンヒルデをお楽しみいただくアルバム。トリスタン・マニアに嬉しいのが、「おお、永遠の夜」の演奏会用エンディングで、録音されるのが極めて珍しいものです。通常の全曲上演では、トリスタンとイゾルデの"愛の二重唱"が頂点に達したところで、そのまま第2幕第3場になだれこみますが、ここに収録のバージョンでは、全曲の終結部"イゾルデの愛の死"のエンディングとシンクロしますから、聴き終えた後の余韻がたまりません。「神々の黄昏」は第3幕第3場の途中から全曲の最後までをお聴きいただけます。(2004/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555789 |
コヴェント・ガーデンやメトロポリタンなど、世界中のオペラハウスで絶賛を浴び続ける貴重なヘルデン・テノール、マーレイがワーグナーの2つの名作で力いっぱい咆えます。エルザ役で参加するレイもまた、ドラマティック・ソプラノとして注目を浴びる存在。キャラクター・テノールとして存在感を示すクラインも加わり、全体をミュージカル指揮者としても有名なマクグリンが締めという、ユニークなワーグナー・アルバムとなりました。2つのオペラ入門盤としても好適で、「ローエングリン」では、あの「結婚行進曲」も聴けます。(2003/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555788 |
このオペラ「恋愛禁制」はワーグナー(1813-1883)がマクデブルクで指揮者としての修業を重ねていた時代の1834年-1836年に書かれ、その直後、彼自身によってマクデブルクで初演されています。物語は16世紀のシチリア島パレルモ。総督フリードリヒは恋愛を禁じ、違反したものは死刑に処すとし、手始めに貴族クラウディオを捉えます。それを知った彼の妹の修道女イザベッラはフリードリヒに助命を乞いますが、フリードリヒは「それなら恋愛の素晴らしさを教えてくれれば許してやろう」と彼女に言うのです。そこでイザベッラは、昔フリードリヒに捨てられたという修道女仲間のマリアーナを使ってフリードリヒを懲らしめる作戦を立てるのです。さて、物語の行く末は???ワーグナー唯一のオペラ・ブッファ的な作品であり、音楽も多分にヴェルディ風ではありますが、なかなか楽しめる軽いオペラです。歌手たちも伸び伸び歌い、ヴァイグレも幾分力を緩めた楽しい音楽を奏でています。(2013/07/19 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC942 |
キルステン・フラグスタート(1895~1962)とラウリッツ・メルヒオール(1890~1973)の二人は、20世紀最高のワーグナー・コンビとして知られます。1935年から41年にかけて、アメリカのメトロポリタン歌劇場を中心に行なわれたこの二人の顔合わせは、イタリア・オペラをしのぐほどの高い人気を得ました。このCDに収められたのは、その時期にRCAレコードによってスタジオ録音された二重唱集です。当時のアメリカではオペラ全曲の商業録音が行なわれていなかったため、これらの抜粋がこのコンビによる貴重なスタジオ録音となりました。(山崎浩太郎)(2001/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110723 |
英国音楽の録音を積極的に行い、知られざる作曲家の発掘にも貢献した「Lyrita Recorded Edition」レーベル創立者、
リチャード・イッター(1928-2014)。彼が当時最先端のプロ用機材を用い、1952年からエアチェックしていたというBBC放送の音源を集めた、貴重なコレクションからCD化するシリーズ第4弾。
ワルターが1955年5月にBBC交響楽団を振った一連のライヴが初登場します。「ファウスト序曲」は1923年のスタジオ録音と1939年のNBC響とのライヴがありましたが、今回の録音は音質的にも解釈の深みの点でも歓迎されるものでしょう。ハイドンの96番はワルターが好んだレパートリーで、1937年ウィーン・フィル、1954年ニューヨーク・フィルという2つのスタジオ録音のほか、やはり1954年のニューヨーク・フィルとのライヴがあり、さらに今回初めてリリースされるライヴの直前、1955年フランス国立放送管とのライヴも存在します。また「運命の歌」もワルターにはゆかりの深い作品で、1941年のニューヨーク・フィルとの録音があるほか、1960年に彼の最後の公開演奏が行われた翌日、ロサンゼルスにてコロムビア響との録音が行われています。ワルターの振るマーラーの交響曲第1番には2つのスタジオ録音のほか複数のライヴが存在しますが、今回はゼーフリートと共演した「トランペットが美しく鳴り響くところ」と共に初登場するという点で貴重です。ソースは磁気テープや、イッター氏が編集後録音し直したアセテート盤から取られており、入念にリマスタリングされ、50年代のエアチェックとしては非常に良い状態の音となっています。(2018/10/17 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5151 |