ヴァイス, ジルヴィウス・レオポルト(1687-1750)
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GFA(Guitar Foundation of America=アメリカ・ギター財団)国際ギター・コンクールにおける、初のアジア人優勝者となったギタリスト、エカチャイ・ヤラクールのリサイタル・アルバムです。彼は1987年に生まれ、13歳からギターを学び始めました。そして奨学金を得て、マヒドン大学に入学。ここでポール・チェザルツキに学び、学士号を取得します。以降、ザルツブルクのモーツァルテウムでマルコ・タマヨに師事、2003年から2014年まで、世界16カ国以上で演奏しています。このアルバムでは、自身の編曲によるヴァイスの端正なリュート曲から、古典作品、ジャズ風の作品までの音による時間旅行を楽しむことができます。そして注目は、2011年に彼が3人のギタリストに編曲を依頼した「タイ国王の作品」です。国王は優れたサックス奏者であり、ベニー・グッドマンやスタン・ゲッツなど主要なジャズ・アーティストとも共演しているというツワモノ。ジャズ要素あり、タイの民俗音楽要素ありと、なかなか聴き応えのある曲となっています。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573481 |
NAXOSの人気シリーズ、ヴァイスのリュート作品集もついに第10集を数えました。シリーズを通して深い解釈を聴かせるロバート・バートの冴え渡る技巧も、ますます深化を遂げています。このアルバムでは2曲のソナタを中心に収録。どちらもかなり規模の大きな作品で、静けさの中に周到に張り巡らされた音の迷宮を彷徨う楽しみを味わうことができるでしょう。「有名な海賊」と題された第28番のソナタは、恐らく1719年頃の作品で、その前年に海上で戦死した「黒ひげ」と呼ばれる海賊の追悼の意味で書かれた作品といわれていますが、詳しいことはよくわかっていません。最後の曲に名前の残るロジ伯爵は、実は素晴らしいリュート奏者で、当時「リュートの王子」と呼ばれた名手です。もし彼が貴族でさえなかったら、後世に残る音楽家になっていたに違いありません。ヴァイスも多大なる影響を受けており、伯爵が亡くなった時に音による賛辞を送ったのです。(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572219 |
どうしてこんなにファンがいるの?と驚くほどに、リュート・ファンの間で人気が高いヴァイスのソナタ集、待望の第11集です。バッハと同じ年に没した作曲家ですが、当時、イタリアとフランスのスタイルをミックスした「当時の現代音楽」を書いた人であり、もちろん最大のリュート奏者としても活躍していました。このアルバムでも、いつものように3曲が収録されていて、どれもが素晴らしい霊感に満ちています。第39番は、まるでリュリの作品のようなフランス風序曲で始まる壮大な曲であり、第96番は作曲家の死後、10年経ってモスクワで写譜が発見された曲。比較的容易な技巧で書かれていて、恐らく教育用と思われます。第30番は1725年から30年の間に書かれたもののようで、前奏曲はあとから付されました。なぜかというと、ヴァイスは譜面にアルマンドから記すことで、前奏曲はその場で即興演奏することを好んだからだと言われています。なんとも楽しい話ではありませんか?演奏はおなじみ、名手バートによるものです。(2012/03/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572680 |
ドイツ・バロック期の作曲家シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス。この時期における最も偉大なリュート奏者としてドイツの宮廷をはじめ、ローマ、ドレスデンで活躍しました。また、リュートのために600曲以上のソナタや組曲を作曲、これらは現代でも絶大な人気を誇っています。このアルバムではギタリスト、ダニエル・ツェロヴィッチがヴァイスの膨大な作品の中から、タイトルが付された2曲のソナタを中心に、2曲のトンボー(故人を追悼する曲)、カプリッチョ、技巧的なパッサカリアとファンタジアを選びギター用に編曲したものを収録。「異邦人」「有名な海賊」のタイトルを持つ2曲のソナタは、舞曲の集まりである『組曲』とも呼べるもので、ツェロヴィッチはおのおのの曲の特性とスタイルを生かした見事な演奏を聴かせます。リュートとは違った味わいを持つヴァイスを存分にお楽しみください。(2020/08/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574068 |
【名手マスカルディによるヴァイス、2枚組のヴォリュームで登場】ブエノスアイレスに生まれ、エスペリオンXXI、アンサンブル415、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、ゼフィーロなど錚々たる有名古楽器アンサンブルで通奏低音奏者としての信頼を得ているマスカルディ。ソリストとしてもARCANAレーベルを中心にバッハのリュート作品全集など意欲的なアルバムを発表、世界中のリュート・ファンから高い評価を得ている彼女が、リュート音楽の大家ヴァイスの作品を録音しました。選ばれた作品は「ロジ伯爵の死を悼むトンボー」など有名な曲はごく一部で、それほど広く知られていないながらも特徴的な曲を積極的に収録、マスカルディならではの粒立ちのよい音と伸びやかな表現で、それぞれの作品の素晴らしさを堪能することができます。原盤ブックレットには、バッハから近現代に至るギター音楽の録音や楽譜校訂が多数あるフレデリク・ジガンテによるヴァイスの生涯と作品の紹介、現代においてヴァイス作品を演奏する際の調弦による色彩感と楽譜に書かれていない即興の重要性などに関する考察を寄稿しており、国内仕様盤にはその邦訳を掲載します。(2024/10/18 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A569 |
ドイツのリュート奏者ヴァイスが活躍した18世紀には、既にリュートは楽器としてかつての栄光を失っていました。でもヴァイスは凄かった、リュートの残された可能性に目を向け、自分の超絶技巧を生かし、音楽の表現の幅を極限まで拡大したのです(後に続く者が出ないのは悲劇でしたが)。リュートが最後に咲かせた華をお楽しみ下さい。演奏技巧の困難さに加えてカンタービレがウリの音楽だけあって曲全体に詩情があふれ、特に短調のナンバーは心に染み渡ります。リュート以外のいい仕事はありませんが、忘れることのできないバロックの大作曲家です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553773 |
自らの超絶技巧とメロディーの才能によって、バロック時代にリュート音楽の最後の花を咲かせたドイツのヴァイス。ソナタと言っても実質的には舞曲を集めた組曲で、フランスのエレガンスとイタリアの元気を融合、かつ技巧的にスリリングでもあり、リュート音楽史上では見逃せない作曲家です。なぜか録音では無視されて、ソナタをまとめたディスクは極めて少ないところに、ナクソスが挑戦する注目のシリーズの第2弾。アメリカ出身でドイツに住むバートが、バロック・リュートで理想的な演奏を展開。生活のBGMにも好適です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553988 |
恐らく作曲時期がかなり広い期間にわたる3作品を収録しました。最初の「ニ長調」は名曲です。冒頭のプレリュード以下、流線型の、行書体のような音楽の形が、バッハやヘンデルのような、どちらかというときっちりした音楽が目立つこの時代としては新鮮。何気ない美に、つい時間の経過を忘れて聴き入ってしまいます。バロック・リュートは調性がサウンドに与える影響が大きく、ニ長調の可能性を拓いたのがヴァイスなのです。ハ短調作品は悲劇的なほどの暗さが魅力。リュートに適したニ短調による作品は晩年作、ヴァイスの才能が凝縮されています。(2000/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554350 |