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ガルッピ, バルダッサーレ(1706-1785)

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    18世紀トリノのオペラ・アリア集(ヴァルネラン/ラストレー)

    トリノのアカデミア・フィラルモニカは1814年に50人のアマチュア音楽家によって設立された伝統ある教育機関で、ここには18世紀にレージョ劇場を運営していた団体が持っていた約3000冊の楽譜が所蔵されています。これらの中からレージョ劇場とカリニャーノ劇場で初演、上演された作品のアリアを選び、ステファニー・ヴァルヌランとラストレーによる生き生きとした歌唱と演奏で現代によみがえらせました。 (2024/03/15 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555664-2

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    ヴィヴァルディ/パイジェッロ/レッチェ/フンメル:マンドリン作品集(ラ・ラジョーネ)

    【気鋭のアンサンブルと共に、18世紀の重要楽器マンドリンの真相に迫る俊才の快挙】ヴィヴァルディの協奏曲やモーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》、ベートーヴェンやフンメルなど大作曲家たちが作品に取り入れていながら、意外なほど「当時の音」が深く追求されてこなかった楽器、マンドリン。ギターやハープなどと同じく黄金時代が歴史上何度かあり、特にフランス革命以前にはパリやロンドンなどの大都市を含むヨーロッパ各地で広く人気を誇り、名手たちの活躍も手伝ってアマチュア奏者人口も多かった様子は、当時の銘器や作品が少なからず現存していることからも確認できます。そうした状況に演奏実践と研究の両面からアプローチを試み、19世紀末以降は南欧民俗楽器としての側面が強調されるあまり見えにくくなっていたマンドリンの歴史的な素顔を解き明かすべく活動を続けるラファエレ・ラ・ラジョーネが、古楽器演奏の最前線をゆく名手が集うイル・ポモ・ドーロと録音した画期的な18世紀作品集。三つの異なるタイプの古楽器(一つは当時のオリジナル)を用い、バロック後期のヴィヴァルディからロマン派前夜のフンメルまで四つの重要な協奏曲を軸に、18世紀には花形オペラ歌手たちと同じく舞台の主役として脚光を浴びたマンドリンの本来の姿に迫ります。古典派の時代を経てマンドリンがどのように他の楽器やオーケストラと関わってきたか、ハイドンやガルッピら同時代人たちの序曲を交えた選曲で浮き彫りにする構成も絶妙。解説執筆も手がけるラ・ラジョーネの他、ゼフィーラ・ヴァロヴァ(ヴァイオリン)やマルチェッロ・ガッティ(トラヴェルソ)、指揮も務めるフランチェスコ・コルティ(チェンバロ)といったソロ奏者も加わる演奏陣は世紀前半の作品では室内楽編成、管楽器も加わる世紀後半の作品では員数を増やした編成で緩急自在の解釈を聴かせます。特殊楽器としてではなく、古楽器演奏の文脈に連なる存在としてのマンドリンを確かな演奏で多角的に実感できる好リリースです。(2022/04/08 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A524

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    カルダーラ/フェッランディーニ/ガルッピ/ロッティ/ヴィヴァルディ・エディション:室内楽作品集(ヴェネツィアとその彼方)(アフィニタ)

    【木管楽器のための知られざる18世紀作品を携え、精鋭による古楽アンサンブル『アフィニタ』デビュー!】「バロックオーボエ奏者エリザベト・バウマーにより、オーストリアとイタリアで活躍する古楽奏者の精鋭たちを集めて2012年に結成されたアンサンブル『アフィニタ』のデビューアルバムは、『ヴェネツィアとその彼方』。18世紀に活躍した、ヴェネツィアと深く関係を持った7人の作曲家たちによる、木管楽器のために書かれた室内楽作品が選ばれました。ロッティのソナタにおけるファゴットの超絶技巧、世界初録音となったフェランディーニのオーボエ・ソナタで聴かれる深い叙情性や爆発的な感情の起伏、そして、プラッティのオーボエとチェロのためのトリオ・ソナタにおける二つの独奏楽器の間で行われるスリリングな音楽的対話など、多くの聞きどころを含みます。演奏家たちは、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、アカデミア・ビザンチナ、エウロパ・ガランテ、などで活躍する演奏家たちからなり、音楽家としてだけではなく、良き友人として尊敬し合うメンバーの『アフィニタ=親和性』も録音から感じていただくことができるでしょう。」―――アフィニタ、チェンバロ奏者・渡邊孝(2020/09/25 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A119

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    ガルッピ:オルガンとチェンバロのためのソナタ集(キアリツァア)

    18世紀イタリアの作曲家、バルダッサーレ・ガルッピ。劇作家カルロ・ゴルドーニと協力し、数多くのオペラ・ブッファと宗教作品で成功を収めました。彼は生涯にわたって100曲以上の鍵盤楽器のためのソナタも書いており、それらはそれまでのソナタの形式に革新をもたらしハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンに影響を与えたことで知られています。どの曲も明快で美しい旋律を持ち、演奏効果も高いことから、学習者にも愛されています。このアルバムではイタリアの奏者、ルイジ・キアリツィアが世界初録音を含むチェンバロとオルガンのためのソナタを演奏。バロックから古典派への移行期に書かれた知られざる作品を存分に楽しめます。(2022/02/25 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS7923

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    ガルッピ/ジョルダーニ/ティッツ/パイジェッロ:イタリアのフルート作品集(ゲネヴァイン)

    ロシア、サンクトペテルブルクにある国立美術館「エルミタージュ」。18世紀にエカテリーナ2世がドイツから美術品を買い取り、自身専用の展示室が建てられたのがコレクションの始まりです。最初は一般公開されていませんでしたが、1863年からは市民たちも観覧できるようになり、また十月革命以降は、貴族たちが所有していたコレクションも集められ、より規模が大きくなりました。また、エカテリーナ2世は美術館だけでなく、劇場も併設し、ここでは夜ごと素晴らしいオペラや演奏会が上演されました。イタリアからもガルッピやジョルダーニら、著名な音楽家たちがエカテリーナ大帝の宮殿に赴き、時には宮廷楽長として女王に仕え、イタリア様式の作品を数多く演奏しました。このアルバムでは、フルート奏者ゲネヴァインの研究結果をもとに、エルミタージュに鳴り響いたであろうイタリア・バロックの名曲を再現。当時の音楽界の分布を知ることができる興味深いアルバムです。(2017/09/22 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM258

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    ガルッピ:ピアノ・ソナタ集 3 (ナポリ)

    第1集、第2集とも、世界各国で注目と賞賛が贈られているガルッピのピアノ・ソナタ第3集です。オペラ作曲家としてのみ知られるガルッピ(1706-1785)ですが、このシリーズのおかげで、優れた鍵盤音楽の作り手としても知られるようになりました。スカルラッティの強い影響を受けながらも、そこにオペラ・アリア風の魅力的な旋律を加えた優雅で抒情的な作品群は、バロックから古典派を繋ぐ時代を描きだすのに相応しいものと言えるでしょう。チェンバロからフォルテピアノへと楽器が発展した時代でもあり、その奏法は時代と共に華麗に変貌していきます。第3集でも、ピアニスト、マッテオ・ナポリの見事な技巧が冴えています。(2012/10/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572672

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    ガルッピ:ピアノ・ソナタ集 1 (ナポリ)

    ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の楽長、ペテルブルクのロシア宮廷の楽長を歴任し(この時期、ボルトニャンスキーを育てた)、劇作家ゴルドーニとの共同作業であるオペラ・ブッファの作曲で名を挙げたガルッピ(1706-1785)は、優れたチェンバロ奏者としても活躍。チェンバロのための多くのソナタも残しています。しかしオペラばかりが知られていて、これらのソナタはほとんど顧みられることがないのは何故なのでしょう?大部分は出版さえされなかった不遇な作品群です。しかし、彼はそれまでのソナタの形式を変えた功労者でもあり、また各曲は良く歌うメロディと華麗勇壮な楽想を持ったもの。スカルラッティや若きモーツァルトを彷彿させる名曲揃いです。(2011/04/13 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572263

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    ガルッピ:ピアノ・ソナタ集 2 (ナポリ)

    第1集(8.572263)で、その多彩な音楽性の一部を確かめることができた18世紀初頭のヴェネツィアの音楽家ガルッピですが、この第2集でも驚くばかりの素晴らしい作品を楽しむことができるでしょう。彼は最初オペラ・ブッファ作曲家としてデビューしましたが、処女作は不出来で、記録的な大失敗をしてしまったため、当時、傑出した教育者として知られるアントニオ・ロッティに教えを受け、チェンバロ奏者として名を上げたあと、もう一度オペラの作曲を試みたという努力家でもありました。彼は少なくとも80曲以上の鍵盤ソナタを作曲しましたが、生前に発表されたのはわずか12曲のみでした。そのうち、1781年にロンドンで刊行された「チェンバロの慰め」の6曲が比較的知られていますが、他の曲はまだまだ未知の領域に属しています。スカルラッティの名残りを感じさせる曲から、モーツァルトを予感させる曲まで興味深い作品が次々と登場します。(2011/12/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572490

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    ケルビーニ/ガルッピ/クレメンティ:2台のオルガンのための作品集

    「2台のピアノ演奏があるならば、2台のオルガン演奏があったっていいじゃないか!」とは、「どこで演奏するのか?」といった問題もあり、そうはなかなかならないのですが、なってしまった例を集めてみました。18世紀から19世紀中庸にかけての温厚系作品が中心となっているため、物量作戦的な大音響の洪水というよりも、「対話(ダイアローグ)」の盤タイトルにふさわしい、掛け合いの楽しさや、1人の奏者ではなしえない多声的な書法など、2台のオルガンの絡み合いの楽しさが前面に出たものとなっています。歌劇「アイーダ」の編曲となる最終トラックはやや異色ですが、まさにこの編成におあつらえ向きの楽想といえましょう。(2004/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557131

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    女性ピアニストたち - 歴史的名演集 5 (1923-1955)

    20世紀初頭の女性ピアニストたち。この第5集でも驚くばかりの才能がひしめいています。こんなに見事な演奏をしている彼女たち。現在でも名前が残っているのは、ほんの一握りであるのは残念なことではないでしょか。なかでも1865年に生まれ、1963年までの長い生涯を送ったライダー=ポッサールの珍しい録音は一聴に値します。才能あるピアニストであった彼女ですが、更なる録音に恵まれてさえいれば・・・と残念に思うばかりです。またブラームスの弟子であったエテルカ・フロイントは、恩師の小品を心からの賞賛を込めて演奏。芸術の精神を伝えるという難題を易々とこなしています。1曲ごとの発見が嬉しい1枚です。(2012/11/21 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111219