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ギルム, ヘルマン・フォン(1812-1864)

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    R. シュトラウス:歌曲集(エルツェ/シュナイダー)

    R.シュトラウス(1864-1949)の歌曲の成立には、彼の妻パウリーネの存在が不可欠でした。逆に言えば、彼は女声というものを知り尽くしていたとも言えるでしょう。作品10の初期の歌は女声だけでなく、メゾ・ソプラノや男声で歌われることも多いのですが、中期から後期の歌、とりわけ「4つの最後の歌」は、熟練したソプラノの声がよりふさわしいのではないでしょうか?名手クリスティアーネ・エルツェはR.シュトラウスの要求する「声の強靭さと繊細さ」を文句なく兼ね備えているだけでなく、これらの歌に永遠とも言える命を与えています。また「4つの最後の歌」のピアノ伴奏版はエリック・シュナイダー自身による編曲で、こちらも通常の伴奏とは一味違う濃厚な世界を描き出しています。珍しい「風刺の歌」も聴きものです。(2013/09/25 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM183

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    R. シュトラウス:歌曲集(白井光子/ヘル)

    (2009/04/01 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C10497

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    R. シュトラウス:組曲「町人貴族」/二重コンチェルティーノ/歌曲集(ジュフレディ/ポシュナー/ブルン/R. シュトラウス)(1947)

    指揮者マルクス・ポシュナーは1971年ミュンヘン生まれ。コリン・デイヴィス、ロジャー・ノリントンなどの名指揮者のアシスタントを務めた後、インゴルシュタットの室内管弦楽団の首席指揮者に就任。2004年にはドイツ音楽協会、ドイツ・オーケストラ連盟から「ドイツ指揮者賞」を授与され、一躍脚光を浴びました。以降、着々とキャリアを重ね、2015/16シーズンより、スイス・イタリア語放送管弦楽団の首席指揮者に就任しました。彼はジャズ・ピアニストの顔も持ち、この分野でも創造性に満ちた演奏を繰り広げ、ジャンルを超えたファンを獲得していることでも知られる才人です。この演奏は、スイス・イタリア語放送管弦楽団への就任記念ですが、リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)作品の中でも比較的地味な曲を選択したところが、いかにも彼らしいと言えるのではないでしょうか。伸びやかに歌う独奏楽器を自由に操る彼の手腕にご注目ください。余白に収録されているのは、晩年のシュトラウス自身の指揮による4曲の管弦楽伴奏つきの歌曲です。まるで目の前にシュトラウスがいるかのようなリアルな録音をお楽しみください。(2015/12/23 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777990-2

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    R. シュトラウス:歌曲全集(ブリート/リボー/フォンドゥング/クラスネク/シューマン/マルティノー)

    2014年、リヒャルト・シュトラウスの生誕150周年を祝して、入念に準備された「ピアノ伴奏による歌曲全集」の登場です。
    全てを監修したのは、往年の名メゾ・ソプラノ、ブリギッテ・ファスベンダー。彼女は舞台を退いてからも、後進の指導を積極的に行っていることで知られており、この全集でも現在最高のシュトラウス歌手13人を結集し、歌唱についてのアドヴァイスを与えることで、ここに最高の「全集」が完成したのです。
    これまで全集としてリリースされていたアルバムは(後に新発見の2つの歌曲…子ども時代より:CD1-20、秋の夕暮れ TrV 226:CD1-19が追加され、現在は全集とは銘打っていません)、2人の歌手が歌い分けていただけであり、今回のような細かいニュアンスの違いには対応していないこともあり、この全集における「歌唱法からドイツ語の発音、そして作曲年代によるスタイルの違い」までが丁寧に考慮され、もちろん各歌曲にふさわしい声質も選択されるというコンセプトは聞き手にとっても魅力的なものであることは間違いありません。
    各々の曲は、概ね作曲年代順に並べられ、母親の助けを借りて仕上げたであろう6歳の時の「クリスマスの歌」から、84歳の時に名歌手マリア・イェリッツァのために書かれた「あおい」(実質上、彼の最後の作品)まで、「歌曲」というものに彩られたリヒャルト・シュトラウスの生涯をじっくり辿ってみませんか。(2014/06/25 発売)

    レーベル名:TwoPianists
    カタログ番号:TP1039312

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    R. シュトラウス:歌曲集(ベーレ/シュナイダー)

    ドイツの若手テノール、ダニエル・ベーレ。「魔笛」のタミーノで一躍有名になり、今や飛ぶ鳥をも落とす勢いで活躍する期待の人です。2年間に相次いで4枚のCDをリリース、シューマン、シューベルト、ベートーヴェンと言ったドイツ・リートの王道や、イギリス歌曲など、レパートリーも広げていますが、今作ではR.シュトラウスの華麗で濃厚な音楽を紐解いてくれます。ベーレはこれらの歌曲を長年に渡って研究し、極めて満足の行くものとして歌い上げます。伸びやかで抒情的な声と、はじけるような感情の発露をお聞きください。冒頭の「セレナード」の軽やかなピアノの響きで始まる「セレナード」、有名な「献呈」で始まるOp.10の歌曲集などは、ドイツ・リートの新しい可能性を感じさせることでしょう。「明日の朝」や「万霊節」での祈りを思わせる美しい歌唱も心に残ります。(2012/04/18 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5110

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    R. シュトラウス/ワーグナー:歌曲集(帰郷)(トレーケル/ポール)

    OEHMSレーベルにおける名バリトン、ローマン・トレーケルの6枚目のアルバムは、リヒャルト・シュトラウスとワーグナーの歌曲集。とはいっても、その半分を占めるのは、基本的に「女声用」とされる「4つの最後の歌」と「ヴェーゼンドンク歌曲集」という幾分挑戦的なアルバムです。もちろんこれまでにも何人もの男性歌手がこの"花園"を探索し、薫り高い花束を創り上げてきましたが、今回のトレーケルは、クールな響きの中に暖かみのある表現を込めて、またとない美しい歌唱でこれらの歌を歌い上げています。シュトラウスの12の歌は、彼の愛唱曲であり、良く知られる「献呈」や「明日の朝」をはじめ、アルバムタイトルでもある「帰郷」などを真っ直ぐに、そして優しくデリケートに歌っています。(2014/09/24 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC1811

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    R. シュトラウス/ロット/マーラー:歌曲集(グロイスベック)

    オーストリアのバス歌手ギュンター・グロイスベック。これまでにもブラームスやマーラーなどのドイツ・リートの録音で、その深く力強い声を披露、絶賛されました。今作では、長く共演を重ねるピアニスト、マルコム・マルティノーとともに、リヒャルト・シュトラウスの様々な歌曲、マーラーの「子供の不思議な角笛」と「若き日の歌」から、そしてハンス・ロットの3つの歌曲を歌っています。中でもマーラーに影響を与えたハンス・ロットの歌曲は録音が少なく、ここで聴ける3曲は貴重なものと言えるでしょう。(2022/11/18 発売)

    レーベル名:Gramola Records
    カタログ番号:Gramola99280

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    ダイメンションズ~インナーワールド(ペーターゼン)

    私達が自分たちの内面に目を向ける時、意識と無意識、両方の言葉と出会います。心の中の、ほの暗い空間は、ヴィジョンや夢が溢れ、魂のワークショップであるかのようです。自分自身の内面の真実をつきとめる旅は、誰をも、混乱と間違いの道を歩ませますが、最終的には、「人間の存在」が残り、それはすなわち、普遍的なエネルギーである「愛」なのです。「Dimensions」シリーズの第3作目となる本作では、ウィーン国立歌劇場での個性的な「ルル」で有名な、世界で活躍中の実力派ソプラノのマリス・ペーターゼンが、声楽伴奏の名手、シュテファン・マティアス・レーデマンのピアノと、特別ゲストに、東欧にルーツをもち、ニューヨークで活躍するヴァイオリンのグレゴール・ヒューブナーを迎え、シューベルト、ブラームス、ヴォルフ、リスト、R.シュトラウスにワーグナーから、マックス・レーガー、ハンス・ゾマー、フォーレ、デュパルク、アーンなど多岐にわたる作曲家の、インナーワールドへの音楽の旅に誘います。(2019/11/08 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM316

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    トゥイレ:歌曲集(トレーケル/ヘル)

    オーストリア出身のドイツの作曲家トゥイレ(1861-1907)。「ミュンヘン楽派」の一人とされながら、彼の音楽のほとんどは忘れられてしまい、今ではほんのわずかの室内楽作品がカタログの隅の方にひっそりと残っているばかりです。しかし同世代のR.シュトラウス(親交もあった)と同じく、かなり多くの歌曲を書いています。使われている歌詞も共通のものがありますが、全体的にトゥイレの歌は内省的と言えそうです。例えば、有名な「万霊節」での2人の作風を比べてみるのも興味深いでしょう。秋晴れを思わせる穏やかさで始まるシュトラウスに対し、トゥイレの曲は夏の嵐の前のような緊迫感に満ちています。トレーケルの艶のある美しい声によるこれらの歌曲は、ドイツ・リートを聴く喜びを心行くまで味わわせてくれることでしょう。(2013/01/23 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5058

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    プフィッツナー/シロドー/レーヴェ/リーム/リスト:声楽作品集(ミードル/シュプリンガー)

    Capriccioレーベルの、若く才能ある歌手をフィーチャーするシリーズ「Premiere Portraits」。今回はドイツのバリトン歌手クリスチャン・ミードルに光を当てます。ドイツ、バッサウの出身のミードルは、若いアーティストのためのコンクール「Jugend musiziert」で第1位を獲得。その後ザルツブルクのモーツァルテウム大学でヴォルフガンク・ホルツマイアからリートとオラトリオを学び、バロック作品から現代作品まで幅広いレパートリーを歌いこなす気鋭の新人。これまでにバイエルン国立歌劇場、ハンブルク国立歌劇場をはじめ、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座やマルメ歌劇場など数多くの舞台に登場し、好評を博しています。彼はとりわけ近・現代作品を得意としており、2018年にはサントリーホールで上演されたウド・ツィンマーマンの歌劇《白いバラ》の日本初演も担うなど、目覚ましい活躍をしています。この「夜の歌」と題されたアルバムでは、リストからリームまで、さまざまな“夜にちなんだ曲”を取り上げ、理知的な解釈と艶のある声で丁寧に歌い上げました。今後の活躍が期待される歌手の一人です。(2020/03/13 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C3009