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ミルズ, アーヴィング(1894-1985)

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    エラ・フィッツジェラルド:イッツ・ザ・ウェイ・ザット・ユー・ドゥー・イット (1936-1939)

    ジャズ・ヴォーカル界には5つの派閥というか、流儀があります。黒人アンコ型、白人ささやき系、スキャット技巧派、ポン人下手糞型、前衛派、という具合。王道の第1類型(プラス第3類型)の代表であるエラですが、本当に若いころから歌が上手いです。スキャットは全然奔放ではありませんが、端正なところが寧ろキュートでさえある。ウーン、やっぱ本物は違いますな。チック・ウェッブ楽団も、役割をわきまえつつ、豪快にスウィング。ワタシは個人的にはケントン楽団の歌判とかが好きなのですが(アレンジもいいし)、こういうのも結構いいでっせ。(2002/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120611

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    エラ・フィッツジェラルド:Aティスケット、Aタスケット (1936-1941)

    エラは、サラ、カーメンとともに、いわゆる女性ジャズヴォーカルのビッグ3と呼ばれるわけですが(ま、三波春夫、村田英雄、三橋美智也、みたいなもんか・・・)、ここでエラのスイング時代の録音が出ました。誰も指摘しませんが、サラ・ヴォーンが「これぞ黒人」という声と歌唱法を持っているのに対し、エラの歌は実は殆ど黒人っぽくありません。寧ろ、とても端正です。ここでは伝説のチック・ウェッブ楽団との録音をはじめとする戦前のエラです。何と19歳~24歳でこの完成度!これがあって、後の奔放なエラがある。(2001/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120540

  • エラ・フィッツジェラルド:バードランドの子守歌 (1947-1954)

    (2005/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120774

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    シドニー・ベシェ:シェイク・イット・アンド・ブレイク・イット (1938-1941)

    あれ、ジャケットの写真を見たらベシェがクラリネットを持ってる、というわけで、ベシェのクラとソプラノ・サックスの双方が楽しめる好音盤がこれです。ベシェのいいところは、アドリブ・ソロの「入り」が実にキャッチーでやはり「名人は上手い」と否応なく感じさせるところですな。タッグマッチでタッチを受けていきなりショートレンジのドロップキックをかますような感じ。ここでは周りのメンツは引き立て役で十分。おっと、トラック12~15にはアール・ハインズ御大が、うち13~15にはレックス・スチュアートが入ってさすがの貫禄です。(2003/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120699