リャプノフ, セルゲイ・ミハイロヴィッチ(1859-1924)
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ピアノ協奏曲では、リストの面影を引きずっていたリャプノフ(1859-1924)ですが、1915年に作曲され1921年に改訂されたヴァイオリン協奏曲では一転、ロシアの郷愁を前面に出した壮大で抒情的な作品を書いています。フェドトフが鳴らす豪華なソロ・パート。甘美な第2主題、4分にも渡るそして強烈なカデンツァ。これを聴いて魅了されずに済む人がいるのでしょうか?もう一つの交響曲第1番は1887年に完成された曲で、まだバラキレフの影響が見られるものの、刺激的で堂々たる楽想を持つ雄大な作品です。終楽章での燃え上がる情熱の炎をぜひ体感してください。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570462 |
イタリアのフォッジャで生まれ、1998年のロン・ティボー国際コンクールと1999年のクリーヴランド国際ピアノコンクールで優勝、その後いくつものコンクールに入賞し、世界的に名声を獲得。現在はアメリカのクリーヴランド音楽大学の教授として活躍しているピアニスト、アントニオ・ポンパ=バルディ。彼はいくつかのレーベルから興味深いCDをリリースしていますが、このTWOPIANISTSレーベルへの初録音は、フランツ・リストにまつわる作品集です。リストに捧げられたショパンの練習曲からリスト作品にインスパイアされたリャプノフの練習曲、そして現代作曲家ピアーナの書いた「リストへのオマージュ」ではリストの作品が注意深く引用されています。ロマン派の時代から現代へと続くピアニズムを辿る美しい音楽があります。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :TwoPianists |
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カタログ番号 | :TP1039305 |
タネーエフに作曲を、フランツ・リストの門弟カール・クリントヴォルトにピアノを学んだ若き青年作曲家リャプノフは、モスクワ音楽院を卒業後、バラキレフに出会います。その影響を強く受けたリャプノフは、1885年にバラキレフの家へ身を寄せることになります。2人の芸術家はお互いに影響しあい、バラキレフの絶筆となったピアノ協奏曲第2番(未完)はリャプノフが補筆したことでも知られます。そんなリャプノフ自身のピアノ協奏曲第1番は、もちろんバラキレフに捧げられていて、重く垂れこめるようなメロディと、華々しい技巧がいかにもロシア風です。1909年に書かれたピアノ協奏曲第2番は、ピアノと管弦楽が優美に絡みあい、どことなくリストの作品の雰囲気を湛えていますが、いつしか彼が敬愛したバラキレフの協奏曲のメロディが現れます。1907年に作曲された「ウクライナの主題による狂詩曲」はブゾーニに献呈された技巧的で華やかな作品です。(2011/02/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570783 |
またロシア国民楽派の後継者として、ユニークな作品を残したリャプノフ(1859-1924)。そんな彼の作品にはリストやバラキレフ、ボロディンなど先人の影響が強く見られることは確かですが、ことピアノ曲に関しては、彼が若い頃師事したカール・クリントヴォルト(リストの門弟)を通じて、フランツ・リストの名人芸をそのまま継承していると言えそうです。ここで聴けるピアノ作品集には、彼の作曲技法と超絶技巧が余すことなく発揮されており、リャプノフの再評価に繋がるアルバムとして評価されること間違いありません。何曲かの初録音も含まれた貴重な1枚です。(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0218 |