リスト, フランツ(1811-1886)
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【フランス語圏の最前線を担う才人歌手たちが聴かせる豊かな歌曲世界】フランス革命で中世以来の修道院としての役目を終え、19世紀に復活するも20世紀初頭以降は廃院、近年は古楽や現代音楽のワークショップや演奏会、録音などでも使われているロワイヨモン修道院。この歴史的建築を拠点とするロワイヨモン財団がオルセー美術館と共同で進めている新世代歌曲演奏家育成プロジェクトのアカデミー・オルセー=ロワイヨモンで学んだ歌手・ピアニストたちが集い、歌曲芸術のルーツともいうべきドイツ語歌曲の世界とフランス近代歌曲の傑作を聴かせます。「パリへの旅」の題にふさわしく、演奏家たちはそれぞれに多様なバックグラウンドを持ち、歌われる内容と相俟って今もなおパリが重要な文化交流の拠点であることを改めて実感できる内容。既にフランス各地の歌劇界での活躍が注目されているブレンダ・プパールやMIRAREでソロ録音をリリースしているシリエル・ンジキニャ&カオリ・オノなど、今後が期待される演奏家たちが既に現時点で比類ない歌曲解釈者であることを強く実感させてやみません。両言語とも詩句の濃やかな表現をじっくり聴き確かめられる録音エンジニアリングにも好感が持てます。(2023/09/08 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM053 |
完璧な演奏技術、ダイナミックで温かいヒュー・ウィギンのサックス。6曲中、4曲を委嘱した意欲作。限りなく深く美しいフィブス感動の新曲。昨年のBBCプロムスで世界を沸かせたファーリンドンのおしゃれな2曲。ヒューを「サックスの限界に挑んだ曲」と言わしめたワトソン作品。イギリスの香りたっぷりのコーツ。ドビュッシー「ラプソディ」から着想を得た、サックスフォンの神髄を極めるCDです。 --小川典子「熟成された音色、完璧な呼吸法」とThe Times誌で絶賛されたヒュー・ウィギン。2014年、ロンドンで開催された「Royal Over-Seas League Annual Music Competition」で第1位となって以後着々とキャリアを築いて、現在では同世代で最も人気のあるサクソフォン奏者の一人となりました。ウィグモア・ホールやエジンバラ音楽祭などに出演、北京の紫禁城のコンサート・ホールではリサイタルに加えてエリック・コーツの協奏曲を演奏しました。王立音楽アカデミーの教授職を務め、イギリス国内外でマスタークラスを行っています。彼のORCHID CLASSICSへの4枚目のアルバムは、ロンドンで共演を重ねるピアニスト、小川典子との二重奏を収録。魅力的な1枚です。 (2023/04/07 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100216 |
小田裕之は札幌市出身のピアニスト。桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業。NTT docomo賞受賞。同大学研究科を経てプラハに留学し、2003年に帰国。シマノフスキ、スク(スーク)をはじめとした東欧作品のスペシャリストとして知られる他、多彩な活躍を誇っています。このアルバムには西欧の作品が多く収録されていますが、ところどころヤナーチェクやスクなどの得意曲もはさまれており、いずれの曲でも研究肌の確固たる強さを感じさせるだけではなく、技術的洗練と詩的な音楽表現が溢れています。冒頭の「イゾルデ愛の死」の強烈な響き、「おやすみ」「トロイメライ」「子守歌」の優しい歌い口など印象的な瞬間に彩られた魅力的な演奏をお楽しみください。(2020/03/13 発売)
レーベル名 | :le petite disque |
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カタログ番号 | :LPDCD007 |
オルガンとトロンボーン、単に物珍しいだけの組み合わせかと思いきやとんでもありません。両者とも音色の重厚さではもともとずば抜けたものがありますが、オルガンのピアノに負けない多彩な表現力、トロンボーンの肉声に負けない「朗々と歌う」能力の相乗効果がもたらす、圧倒的説得力を持つ作品が大集合した一枚となっています。ホルストの二重奏曲での明・暗それぞれの楽想の見事な演じ分け、シンプルな旋律線がこの上なく生気に彩られながら歌われるリストの「ホザンナ」等、一見奇妙なコンビに秘められた大いなる可能性には、目からウロコが落ちる思いがします。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553716 |
キリスト教は、神への祈りを捧げる時に唱える様々な定型文(祈祷文)を持っていますが、どの文が正統な祈祷文と認めるかは教派によって異なります(プロテスタントの一部では定型文すら持たない教派もあります)。その中で「主の祈り」だけは唯一、キリストが弟子たちに与えた祈祷文として、ほぼ全ての教派で唱えられているというものです。この普遍的な言葉は、様々な作曲家たちの手によって音楽になり、現代に歌い継がれています。このザルツブルク・バッハ合唱団の演奏は教会で収録されたものですが、歌の背後にしばしば柔らかい鳥の声が聞こえてきます。これをカットせず、「鳥の声は天の歌手の歌である」という理由で残したというのは、何ともステキなエピソードではありませんか!(2015/01/28 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1817 |
コンサート会場に鎮座するピカピカのグランドピアノから、パブやバーでエンターテインメントを提供する、少々音の狂ったアップライトピアノまで、ピアノは全ての楽器の中で最も普遍的な人気を持つ楽器です。もちろん作品数も多く、チェンバロからピアノへと移行した古典派以降のほとんどの作曲家がピアノを用いた作品を書いています。ベートーヴェンの「エリーゼのために」で幕を開けるこのアルバムは、ショパン、リスト、ラフマニノフ、サティなどピアノ曲を楽しむ上ではなくてはならないレパートリーを集めました。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578180 |
トーマス・ビーチャムと言えば「英国の製薬会社の御曹司」であり、私財を投じてロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の2つのオーケストラを創設した“英国楽壇の名物男”と称された人です。レパートリーは幅広く、特にイギリスの作曲家たちの作品の普及に力を尽くしたことで知られます。このライヴ録音でもハイドンからワーグナーまで8人の作曲家の作品が収録されており、中には彼が好まなかったとされるベートーヴェンやブラームスの交響曲も含まれています(ベートーヴェンの交響曲第2番は、BBC LEGENDSレーベルからリリースされた演奏とは別ヴァージョンとなります)。他にも、機知に富んだハイドンや、荘厳なリストの「ファウスト交響曲」など、晩年を迎えたビーチャムが手塩にかけて育てたロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と残した貴重な4枚組となっています。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5148 |
ロマン派以降の作曲家・ピアニスト達の多くがバッハの作品をピアノ用に編曲しましたが、一言で「ピアノのための編曲」と言っても、基本的に単音のヴァイオリン曲に独自の和声による色彩を加えたり(ラフマニノフ編曲)、オルガンの足鍵盤の重厚な低音の効果がピアノでも発揮できるようにしたり(リスト、ブゾーニ編曲など)と、千差万別です。特殊なところでは、オルガンのオクターヴ・カプラーと同じ役割を持つ「カプラー・ペダル」の付いた特注のピアノ用に編曲された、タウジッヒ~ムーアの編曲でしょう。ピアノを極めた名人達の、ピアニズムの肖像群とも言うべき一枚。ルービンシュタインがホロヴィッツと異なる版を弾いているのも、必聴です。(2001/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110658 |