リスト, フランツ(1811-1886)
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オペラから歌曲、ときにはポップスにまで手を広げたビョルリンク。Vol. 5は、北欧出身の後輩ニコライ・ゲッダと同じく多国語に通じていたビョルリンクが、5ヶ国語で歌っている歌曲集です。彼の魅力の源がその美声にあることはいうまでもありませんが、聴衆の心を揺さぶったのは、微妙な発声の揺らぎによる陰影付けにもありました。録音状態のよいこのCDを精査に聞くと、発声する直前の「溜め」、楽譜にはない、フレージングを作る際のディミヌエンドとクレッシェンドがバランスよくコントロールされているのが、はっきりとわかります。この絶妙な技巧を駆使した、芳醇な響きを持つリヒャルト・シュトラウスは、録音史上まれなる名唱でしょう。(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110789 |
トルコ、イスタンブール出身のプロデューサー、イルハン・ミマログルに見出されたイディル・ビレットは、Finnadarレーベルのために様々な曲を録音しました。それはベルリオーズ=リストの「幻想交響曲」からテープとピアノのための作品集(8.571276で聴けます)まで多岐に渡っています。さて、このアルバムに収録されているのは1978年から1979年にかけて録音されたミャスコフスキーを中心とした6つの作品です。ミャスコフスキーのソナタは、どちらも彼の初期の頃の作品で、第2番では有名な「怒りの日」のモティーフが印象的に使われています。単一楽章で書かれていて、スクリャービンの影響も感じさせる技巧的な曲です。リストの2つの曲は無調を感じさせる晩年のもので、静かな音の中に凝縮した世界が描かれています。スクリャービンは短いながらも印象的な作品であり、ラフマニノフは最近注目の華やかな曲。どれもが聴きどころたっぷりです。(2011/12/14 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571281 |
ビレットが演奏するベルリオーズ(1803-1869)=リスト(1811-1886)の幻想交響曲は、NAXOSにも録音があり(8.550725)、こちらもとても評判が高いのですが、こちらの録音はそれよりも14年前の演奏です。彼女はこのリスト版を演奏するにあたって、ベルリオーズの原曲をよく研究し、リストが編曲した際の原曲との微妙な相違点を修正していることで知られていますが、この録音でもそれは顕著に現れています。後年の演奏よりも若干軽やかさとぎこちなさが同居していますが、よくぞここまで!という妙技は変わりありません。もう1曲の「イタリアのハロルド」は2011年の最新録音です。ヴィオラをともなうこの交響詩を全曲演奏してしまうというだけでも偉業なのですが、これがまた随分と良くできていて、ついつい聴き入ってしまいます。どうしても統一感が不足がちな原曲よりもまとまりがあり、一気に聴きとおすことが可能です。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571284-85 |
爆裂系が好きな人にぜひオススメ。リストの2つの協奏曲と「死の舞踏」です。ビルケント交響楽団を率いるのは、あの名指揮者タバコフ。ビレットの独特な風味を引き立てる実に絶妙なバックを付けています。どうしても力任せに押し切る演奏が多くなりがちなこれらの曲ですが、ここでは、細部にまで目の届いた細やかな音を楽しむことができるというものです。リストの有り余るエネルギーの炸裂と、全編に渡る小気味よいまでのピアノの超絶技巧をぜひお楽しみください。どちらかというと地味な扱いを受けてしまう第2番の楽しさにも、改めて開眼できるかもしれません。笑ってしまううくらに「すごい」死の舞踏の冒頭もぜひ。(2011/12/14 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571273 |
トルコが誇る女性名ピアニスト、イディル・ビレットの名前はNAXOSファンにとってすでにおなじみです。世界中のオーケストラ、指揮者と共演し、また膨大なレパートリーを持つ事でも知られてます。このシリーズにはそんな彼女の姿を知るのに格好のアイテムが揃っています。とりわけリストは彼女が最も得意としている作曲家であり、ここでも冴えた技巧を遺憾なく発揮しています。パガニーニ練習曲は1987年の録音ですが、ソナタは2010年の最新録音です。凄みのある響きと凝った表現をお楽しみください。(2011/02/16 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571282 |
1941年生まれのトルコの名ピアニスト、ビレットは16歳でデビューし、以降半世紀に渡ってその技巧と音楽性を発展させ続けています。そんな彼女の最新録音はリストの練習曲とパラフレーズという「いかにも」というものです。「12の練習曲」はリスト15歳の時の作品。後に「超絶技巧練習曲」として煌めく技巧を駆使した作品として改訂されますが、ここではもう少し素朴、かつ平易な音使いとなっています。しかし、至るところに流麗なパッセージが使われていて、単なる少年の習作として切って捨てることは不可能な素晴らしい作品です。演奏会用練習曲は、それぞれ単独でも奏される魅力的な作品で、確固たる技巧と表現力の持ち主でないと、これらの曲の真の姿を描き出すことはできないでしょう。そして2つのパラフレーズ作品は、これぞリスト!と言える華やかさ。音符の多さに圧倒されること間違いありません。年齢を重ねた渋さも加わったビレットのリストをどうぞお楽しみください。(2011/11/16 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571286 |
リストの数ある作品の中でも「超絶技巧練習曲」はとりわけ人気を誇っています。しかし、一般に知られるこの作品が成立するまでに、2段階の成長過程があったことをご存知でしょうか?まず最初は、15歳の時に出版した「12の練習曲」で、こちらは天才の萌芽はあるものの、まだまだ小手調べと言ったところです。そして次が26歳の時に改定したこの「12の大練習曲」で、その後、幾度かの改定を経て、41歳に出版された第3稿が、通常聴かれる「超絶技巧練習曲」です。このアルバムの第2稿はとりわけ演奏困難な作品であり、リスト自身でなければ完璧に演奏することは無理だとされ、これまでに録音もほとんど存在しない(リスト全集などを除けば)「幻の」作品です。曲ごとに様々な違いがあり、興味は尽きませんが、後に「マゼッパ」と命名される第4曲は特に聴きもの。リストが自らの技巧の限界を追求しながら書いたであろう、難しすぎるヴァージョンを、易々と弾きこなすビレットは、もしかしたらリストを超える存在なのかもしれません。(2012/01/18 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571287 |
ベートーヴェン(1770-1827)が30歳に完成させた交響曲第1番と、32歳に完成させた第2番は、まだハイドンやモーツァルトの影響が強く感じられるものの、第2番に後の「第九」のメロディに似た楽想が使われていたりと、なかなか侮れない作品となっています。とはいえ、まだ管弦楽法に熟知するまでに至っていなかったこともあり、もともとのスコア自体がそんなに複雑なわけでもないので、例えリスト(1811-1886)がピアノ独奏用に編曲したとは言え、それほど「難しそう」に感じられないのはご愛敬といったところでしょうか。ビレットはいつもの如く独特のテンポ設定で曲を作っていきます。スコアの隅々まで見通せそうなクリアな演奏です。(2011/08/17 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571252 |
ピアノ1台でベートーヴェン(1770-1827)の交響曲を演奏してみたい。かのリスト(1811-1886)が考えた壮大なる計画。今までにも数多くのピアニストがその試みを音にしてきました。もちろん、どこかでもたついていたら、かっこよさは半減してしまいます。ただただ技術的に難しいだけでなく、オーケストラの音色を感じさせてくれないといけないのですが、ビレットはこの命題を見事にクリアしています。交響曲第4番の冒頭は、引き延ばした音で本当に思わせぶりに始まるので、ピアノで再現するのは困難。しかしビレットは「何かを予感させるかのように」気持ちをぐいぐい引っ張ってくれます。もちろん軽快な第1主題では、オーケストラもたじたじとなるほどの華やかな音楽が炸裂します。第4楽章の早いパッセージはピアノ向きですが、音の厚みが半端ではないので演奏はかなり困難です。そして第5番はおなじみ「運命」。この迫力は、まさにため息ものです。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571256 |
最近、リストが編曲したベートーヴェンの交響曲を手掛けるピアニストが増えてきましたが、やはりこういう曲は「けれんみのない」人が演奏してもつまらなくなってしまうものです。その点ビレットならば問題なし。ベートーヴェンとリスト双方の美味しい部分をじっくり味わうことができるというものです。このアルバムに収録されているのは、人気急上昇中の第7番と、比較的簡素な形式を持つ第8番の2曲です。第7番は華やかな主題が出て来るまでに、かなりの長い時間を要するのですが、この部分をピアノで演奏すると、どうしても単調になりがちなところを、ビレットは上手い具合に飽きさせず聴かせてくれています。最も荒々しい曲調を持つ終楽章は意外にも静かですが、これは彼女のいつものやり方です。第8番は細部にまで手が入った編曲であり、ビレットはその音を漏らさず聴かせてくれています。優美なはずの第3楽章メヌエットも、予想外の表情を見せています。これは面白いです。(2011/11/16 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571259 |