リスト, フランツ(1811-1886)
Search results:405 件 見つかりました。
ハンガリー人として生まれながらも実はハンガリー語が話せなかったと言うリスト(1811-1886)が「ハンガリーの国民的英雄」と称賛されたのは晩年になってからでした。このハンガリー狂詩曲はハンガリーの民俗旋律を用いた作品で、まずはピアノのために書かれ幅広い人気を得たもの。後に名フルーティストで作曲家であるドップラーの協力を得て6曲がオーケストレーションを施されました。ピアノの細かいパッセージのほとんどはフルートが受け持っているのもそのためでしょうか。リストが精魂こめて作り上げたハンガリーの至宝、彼自身がかつて指揮したワイマールのオーケストラによってお聴きください。(2008/01/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.570230 |
ガーンジー生まれのピアニスト、トム・ヒックスのDIVINE ARTへのデビュー盤。数多くのコンクールでの入賞歴を持ち、現在はイェール大学とノースウェスタン大学で教鞭を執るヒックス。2019年に「ジョン・アイアランド公益信託」のサポートでアイアランドとチャイコフスキーを組み合わせたアルバムをリリースし、イギリスを中心とする音楽誌上で絶賛されました。今作では、得意とするアイアランドのソナタとリストのソナタを中心に置き、スタンフォード、クラーク、サミュエル・コールリッジ=テイラーの魅惑的な小品を配置。大胆な表現力によるヒックスの演奏をお楽しみください。(2022/03/11 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
---|---|
カタログ番号 | :DDA25227 |
"ピアノの魔術師"フランツ・リスト(1811-1886)は、多くのピアノ曲と管弦楽曲を書きましたが、室内楽作品はあまり多くを遺していません。このアルバムはそんな珍しい作品を集めたものです。二重奏のためのソナタは、「ソナタ」と名づけられているものの、通常のソナタ形式とは全く違うもので、4つの楽章全てに、親友であったショパンのマズルカ Op.6-2が素材として用いられています。第1楽章では鎮痛に、第2楽章では、ほとんど原型に近いマズルカが奏されたあと、様々な変奏を施されて登場します。第3楽章では軽やかで優雅な舞曲になり、情熱的に盛り上がっていきます。終楽章では力強く華やかに、もともとはショパンであった旋律が、リスト風の衣装を纏い現れるのです。「祝婚歌」はリストの友人であるハンガリーのヴァイオリニスト、エドゥアルド・レメーニのために書かれた魅力的な音楽です。「三人のジプシー」はヴァイオリンの特性を生かした作品で、即興的ワルツはもともとピアノ作品であったものを、フバイがヴァイオリン用に編曲した曲。「エレジー」もピアノ曲からの編曲です。協奏的大二重奏曲は、ヴァイオリンとピアノ双方に超絶的な技巧を要求する華やかな作品です。(2015/01/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573145 |
2011年はリストの生誕200年ということで、本当に数多くのアルバムが各社からリリースされ、リスト好きの心を大いに満たしてくれたことは間違いありません。しかしながら、室内楽の分野は未だそれほど認知度が高いとは言えないのが本当のところです。このヴァイオリン作品集は、既にリリースされたチェロ作品集(OC-415)と併せて、知られざるリストに光を当てるための貴重な録音の一つとして評価されることでしょう。ここでピアノを演奏しているユラ・マルグリスは、リストやブゾーニなどのトランスクリプション物を得意としているピアニストですが、華麗な技巧をひけらかすよりも、曲の構造をじっくりと探求し、複雑な音の絡みを具現化するタイプの奏者です。ここに収録されている「ペトラルカのソネット」も、彼自身が、原曲となるピアノ・ヴァージョンと、3つの異稿版が存在する歌曲全てを研究した上で、ヴァイオリンとピアノ版に編曲しているというのですから、やはり研究者肌の色合いが濃くなっているのも頷けるというものです。また、フバイによる「ハンガリー狂詩曲」も珍しい作品で、こちらも滅多に耳にする機会はありません。リスト自身は、ピアノ以外の楽器の独奏曲に関心がなかったようですが、できることなら、パガニーニを敵に回すほどの多数のヴァイオリン曲を書いてほしかったものです。ヴァイオリンを演奏するアリッサは、アルゲリッチ音楽祭などで知られる俊英です。(2011/12/14 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
---|---|
カタログ番号 | :OC403 |
不世出の大ピアニスト=作曲家であったリストは、オルガンの分野でも優れた業績を残しています。鍵盤楽器に対する本能的才覚に加え、壮大な音響、宗教的陶酔といった要素が大好きな彼がオルガン音楽を得手としたのも当然といえましょう。本巻ではピアノ版も存在する楽曲が集められていますが、盤の始めと終わりに収められたバッハへのオマージュ的色彩を持つ2曲では、リスト一流のヴィルトゥオジティと擬バロック的書法、そして半音階的進行への偏愛がオルガンの音色と大変よくマッチしており、ピアノ版では味わうことのできないカッコよさに溢れています(重低音もイけてます)。その他の曲でも、オルガンならではの音色の豊かさにご注目下さい。(2001/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.554544 |