プレイエル, イグナーツ(1757-1831)
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「2台のヴァイオリンによる二重奏作品」は18世紀前半になって人気が上昇、多くの作曲家たちが作品を書き始めました。しかし、このジャンルを最初に手掛けたのがヴィヴァルディであることはほとんど知られていません(一説によれば、1729年から1730年、ヴィヴァルディが中央ヨーロッパの演奏旅行中に父親と演奏するために作曲した4曲の室内ソナタが最初の作品にあたるとされています)。このアルバムには、ヴィヴァルディからテレマン、ルクレールを経て、バルトーク、ベリオに至るヴァイオリン二重奏曲を収録、そして現代イタリアの作曲家ソッリマが作曲した「SUITE CASE:ケース組曲=スーツケースのもじり」が添えられて、この“音による旅行プロジェクト”が完結する仕組みになっています。また、このアルバムが録音された教会はモーツァルトの名曲《エクスルターテ・ユビラーテ》の初演場所であるため、最後に置かれた「アレルヤ」にてアルバムとモーツァルトの双方への敬意が表されています。ザニーシとバルネスキは、イタリア最前線の古楽器集団で活躍する奏者たち。このアルバムでも先鋭的な感覚を生かし、作品に躍動感を持たせています。(2018/07/27 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A448 |
オーストリアに生まれ、若い頃はヨーゼフ・ハイドンに学び、その後フランスに移住。この地で結婚し音楽家として活躍したプレイエル(1757-1831)。しかし、1791年にフランス革命の余波を受け、教会での演奏会が廃止されたため、職探しのためにロンドンにわたります。そこで成功し財を成した彼は、再度パリに戻り、今度は音楽出版社の仕事を始めます。39年間出版業に就き、4000作品を出版した後、今度は何とピアノ制作会社を立ち上げたというのですから驚きです。そんなプレイエル。その作品は、企業家としてはアクティヴであった彼らしくなく、とても穏健なものでした。ここではファゴットを含む協奏交響曲と協奏曲を収録。彼のセンス良い楽器の用法と、モーツァルトにも似た典雅な音楽を楽しむことができます。(2014/04/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777606-2 |
高名なピアノ製作者として知られるプレイエルは、ハイドンに作曲を師事、ヴァンハルにピアノを学びピアニストとして各地で活躍しました。このアルバムに収録された作品は、今までにほとんど知られていないものばかり。例えば、変ロ長調協奏交響曲は、彼がF.X.リヒターの代理人としてストラスブールで最初に働いた時に書かれた1760年代のもので、本来単一楽章とされていますが、第1楽章があったことは文献からも明らかで、ここでは、ヴィオラと鍵盤楽器のために書かれたスコアを元に復元した楽章を第1楽章として演奏しています。他にも珍しいヴァイオリン協奏曲など、緻密な研究に基づいた興味深い作品が並びます。(2009/06/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570320 |
7-9番(777315-2)で、その上品で雅びな作風が話題となったプレイエルの弦楽四重奏曲の続編です。今作でもケルン・プレイエル弦楽四重奏団による演奏です。作曲家としてのプレイエルは、未だその全貌が解明されているとは言い難く、もちろんその作品の評価も定まっていないのが実情です。以前は出版業者として身を立てるまえの修業期間の秀作として、また、数多くの「忘れられた」古典派の作曲家たちと同列に扱われてしまったプレイエルですが、実はハイドンからベートーヴェン、そしてシューベルトへと繋がる、古典派から前ロマン派の作風を見事に体現している作曲家でもあるのです。逆に言えば「独創的なものに欠ける」と捉えれらてしまうかもしれませんが、この頃の弦楽四重奏曲が、いかに魅力的な文体を持っていたかの証明でもありましょう。魅力的なメヌエットを含む形式美に満ちた音楽です。(2012/06/13 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777551-2 |
ハイドンの弟子プレイエル。彼の弦楽四重奏曲の出版楽譜を見たモーツァルトは、その音楽の並外れた素晴らしさを見抜いていました。それもその筈、当盤に聴く作品番号2の3つの弦楽四重奏曲は、これほどの生命力と想像力に富んだ作品が長い間にわたり忘れられていたことの残酷さにため息をつきたくなるほど。師ハイドンの音楽に優るとも劣らず、短調作品などはベートーヴェンの音楽を予見させます。演奏するエンソー四重奏団は、急速に頭角を現しつつあるアメリカの若きアンサンブルで、グループの名前は日本の禅の「円相」からとられたもの。演奏家にも大いにご注目ください。(2006/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557496 |
ハイドンの才能溢れる弟子プレイエル。その弦楽四重奏曲は、もっと多くの音楽愛好家に知られて然るべきものです。当盤では特に、いずれも規模の大きな第1楽章の構成力の素晴らしさに目を見張ります。これはベートーヴェンの音楽と共通し、師ハイドンの音楽の発展形を示すもの。そしてハイドンばりの終楽章の快活さ。「第6番」で第2楽章から切れ目無く演奏されるプレストの愉しさは、一瞬で終わってしまうのが残念なほどです。日本の禅の「円相」から名前をとったアメリカの若き弦楽四重奏団の演奏、同じオーパス番号の第1~3番(Naxos8.557496)と共にお聴きください。(2006/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557497 |
【イグナーツ・プレイエルによる「12のプロイセン四重奏曲」を締めくくるアルバム】ヴァンハルにピアノを学び、ハイドンに師事、ピアニストとして各地で活躍、パリに定住してからはピアノ製造会社を設立し、プレイエル・ピアノの名を世界に広めた偉大なる作曲家の別の側面が味わえます。1780年代初頭のイタリアに住んでいた頃から弦楽四重奏曲を書き始めたプレイエルが、彼が1786年にこれら12曲をを完成させた時には、すでにこのジャンルの作曲家として多くの経験を積んでおり、充実した作風を持つ音楽は、モーツァルトをはじめ、数えきれないほどのファンをもたらしました。イタリア風の明快さと、ウィーン風の優雅さを持つ一連の四重奏曲を、作曲家の名を冠したケルン・プレイエル四重奏団の演奏でお楽しみください。(2021/09/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777779-2 |