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トムソン, ヴァージル(1896-1989)

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    グリアー/グリフィス/トムソン/ケナン/ジーグマイスター:フルート協奏曲集

    (2011/08/10 発売)

    レーベル名:Cedille
    カタログ番号:CDR90000-046

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    コリリアーノ:レッド・ヴァイオリン奇想曲/ヴァイオリン・ソナタ/トムソン:5人の貴婦人/ポートレイト(クイント/ウォルフラム)

    コリリアーノが1997年に書いた映画音楽「レッド・ヴァイオリン」。そのスコアから再構築されたのがこの「レッド・ヴァイオリン奇想曲」です。哀愁的なテーマ、パガニーニを思わせる超絶技巧、民族的な色調に彩られたメロディ。倒錯的な愛の世界を一艇のヴァイオリンで表現し尽くした魅惑的な音楽が耳を弄びます。コリリアーノが絶賛した名手クィントの艶やかな音色は鳥肌ものです。(2008/08/06 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559364

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    サヴィル・クラブの作曲家たち(カルペイエフ)

    1868年、当時の最も著名な作家や芸術家のグループたちによって設立されたロンドンの由緒ある“サヴィル・クラブ”。Sodalitas Convivium”(良き連帯と共生)をモットーに、ロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスターに属する地区メイフェアの中心部にある素晴らしい18世紀の屋敷に集う紳士たちは、現代でも美味しい食事と会話を楽しみながらブリッジやポーカーの腕を競っています。クラブのメンバーにはサー・アーサー・ブリスやウィリアム・ロイド=ウェッバー、バーナード・ハーマンなどの作曲家や、詩人ラドヤード・キップリングにWBイェイツ、物理学者のアーネスト・ラザフォードにジョン・コックロフトなど17人のノーベル賞受賞者が名を連ねています。このアルバムは創立当時のメンバーを含む11人の作曲家のピアノ曲を収録した1枚で、後期ロマン派からモダニズムへと向かう英国音楽の発展と歴史を目の当たりにすることができます。演奏しているカルペイエフもサヴィル・クラブのメンバーです。(2019/09/20 発売)

    レーベル名:SOMM Recordings
    カタログ番号:SOMMCD0601

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    トムソン:交響曲第2番、第3番/讃美歌交響曲(ニュージーランド響/セダレス)

    シカゴ出身のヴァージル・トムソンは、フランスのサティや六人組の思想も吸収し、20世紀前半のアメリカ作曲界をリードした、名前だけは米音楽史で必ず言及される人物です。4つの収録曲は、いずれも拍子抜けする位わかりやすい作品。冒頭1の思わず力が抜けるお気楽な主題は驚き、これは聴き物です(全曲を通じてどこかサティ的)。「第3番」は波瀾万丈を予感させる冒頭の割に、以下は至極普通。楽しさでは当盤の目玉、讃美歌による交響曲は実質的に「第1番」になります。8は映画のための音楽。アメリカ音楽の知られざるスペシャリストの指揮で。(2000/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559022

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    トムソン:声楽と室内楽作品集(コンティヌム)

    ヘラルド・トリビューン紙の毒舌評論家としても活躍し、「アメリカのサティ」ともいわれるヴァージル・トムソンの作風は、独特のワサビの効いたユーモア感覚が加わったものといえましょう。比較的キャリア初期に書かれた器楽曲、老境に差し掛かった頃の声楽曲のいずれとも、調子っぱずれを思わせるような不思議な音のぶつかり合いを見せながらも、素朴さすら感じさせる叙情性を持っているという点では、共通しているといえましょう。また、当シリーズで主流ともいえる、「過剰なまでの音の洪水」といった風情の作品たちとは、一味違っているともいえましょう。(2005/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559198

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    トムソン:大平原を耕す鋤/河(ポスト・クラシカル・アンサンブル/ヒル=オルドニェス)

    ストコフスキーも取り上げた、トムソン(1896-1989)による音で綴るアメリカの田園詩、「大平原を耕す鋤」は聴いているだけで目の前にひなびた田園風景が広がります。例えば第6曲の「戦争とトラクター」。まるでおもちゃのような進軍ラッパ、そしてちょっととぼけたテーマ。何とも言えない楽しさが醸し出されています。組曲「河」も民謡や賛美歌のメロディを交えた情感豊かな作品です。(2008/01/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559291

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    ペリー:ジェームズタウン協奏曲/W. シューマン:オルフェウスの歌/トムソン:チェロ協奏曲(ハナーニ/アイルランド国立響/エッディンズ)

    現代アメリカにおけるチェロの作品の中でも、特に重要な3つの作品をお楽しみいただきましょう。どの作品もいかにもアメリカらしく明快で楽観的な楽想を備え、チェロの扱いは見事なまでに雄弁で叙情的です。親密な表情が愛おしいトムソンの協奏曲(ちょっとR・シュトラウスを思わせる)、幻想的なW・シューマン、そして世界初録音となるペリーの雄大で朗らかな作品と、どれもがため息をつくほどに見事なものです。(2008/10/08 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559344

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    ボウルズ:ピアノ作品全集 1 (インヴェンシア・ピアノ・デュオ)

    ポール・ボウルズ(1910-1999)はアメリカ合衆国の作曲家、そして作家、翻訳家というマルチな才能を持った人です。幼い頃から本を読み、自分でも物語や詩を作り始めます。同時にピアノ、声楽、音楽理論を学び、15歳の時にはカーネギー・ホールで「火の鳥」を聴き衝撃を受けたのだそうです。当時の前衛音楽にも影響を受け、一時はアーロン・コープランドに作曲を師事。結局は様々なスタイルを身につけ、独自の作風を作り上げるに至った人です。そんなボウルズの作品はやはりどれもウィットに富んだもので、ラグタイム風の「4つのラテンアメリカ小品集」からなかなか面白いものとなっています。時にはブルース、時にはゴスペルを取り込んだ作品は、まさにアメリカの秘曲と言えるでしょう。とにかく楽しい1枚です。(2016/05/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559786