ニールセン, スヴェン・ヴィトフェルト(1958-)
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控え目な旋律や断片的な素材から、素晴らしい音楽を創り出すというアイデアは、代々の北欧作曲家たちにとって楽しい仕事であり、作品の特徴とも言えるやりかたです。スヴェン・ヴィトフェルト・ニールセン(カール・ニールセンとは別人)もそのような作風を持つ作曲家の一人であり、作曲家60歳の誕生日を記念してリリースされたこのアルバムの3つの作品では、とりわけユニークな音作りが楽しめます。トッカータは映画音楽風であり、良く知られたシェークスピア作品からインスパイアされた「オフィーリアのダンス」には「ダンスは踊るものではなく聴くものだ」と主張する彼の心の声が秘められています。アルバムの中心を成す「交響曲第3番」は見事な構造を持ち、「一生を見守る」という副題そのままに、シンフォニックでドラマ性を感じさせる壮大な作品です。曲の最後に聞こえる鳥のさえずりは天上の世界を思わせます。(2019/03/22 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226581 |
このアルバムに収録された5つのピアノ三重奏曲は、どれも北欧らしい明快さを持つと同時に、暗い闇、影、憂鬱な気分も持ち合わせています。冒頭の繊細なさざめきが印象的なS.V.ニルセンのディヴェルティメント、シンプルに書かれたコックの三重奏曲、小説からインスパイアされたヘゴーの作品、象徴的なタイトルを持つネアホルムの「追悼のエサイ」、そしてタイトル通りシューベルトが姿をみせるグズモンセンの「楽興の時」。今のデンマークの音楽を端的に知ることができる興味深い1枚です。(2016/02/24 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226583 |