ザイラー, エディー
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イギリスで人気を誇った歌姫・ヴェラ・リンの第2集は、10代後半から20代半ばにかけての録音を集めています。アメリカ系のシンガーのように、個性や色っぽさを露骨にアピールすることはありませんが、エレガントで素直な持ち味が独特のかぐわしさを発散しています。いわば、育ちがよくて勉強もできる学級委員長(しかも美人ね)に通じるイメージかもしれません・・・。あのマントヴァーニと共演した一連の録音が、これまたふるいつきたくなるような表情に富んでいます。木管楽器やヴィブラフォーンなどを活かしたアレンジもなかなか冴えていて、これはヴォーカル・ファンのみならず、イージー・リスニングの愛好家にも大推薦のアルバムです。(2002/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120601 |
なんとも大ざっぱな味わいが癖になりそうなインク・スポッツですが、そのブルージーでリラックスしたフィーリングは、トミー・ドーシー楽団で有名な《センチになって》でも全編にわたって炸裂しています。テナー・パートを担当するビル・ケニーのソフトな高音を活かしたスタイルが、とにかく印象的! 主旋律をハモらずに、コーラスは「ム~、ア~」といった動きが主体なので、イメージとしては、マンハッタン・トランスファーよりも、はるかにクール・ファイブ寄りと書いても、決して間違いではないと思います。後に大巨匠に成長する、若き日のエラ・フィッツジェラルドが参加した3曲のナンバーにおけるスウィンギーな味わいも耳に残ります。(2002/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120624 |
1923年11月10日にサウス・ロンドンで生まれたアン・シェルトンは、12歳で歌手としてのキャリアをスタート。17歳の時に、バート・アンブローズのオーディションを受け、彼の楽団のヴォーカリストになり(前任者は、当シリーズでもリリース済みのヴェラ・リンでした)、ディスクやラジオを通じて、大人気を博することになります。その大きな特徴は、包容力に富んだ深々とした色合いのコントラルトの声質を持ちながら、歌詞の発音や歌い回しが明晰であるという点でしょう。BBC放送を通じて、彼女の味わいに満ちた歌声が、ドイツ軍の脅威にさらされていたロンドンや北アフリカ戦線で息をひそめていた多くの人々の心を癒したことでも知られています。(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120663 |