シャルヴェンカ, クサヴァー(1850-1924)
Search results:8 件 見つかりました。
ベートーヴェンの交響曲の4手ピアノ編曲で知られるポーランド系ドイツ人作曲家フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの没後100年に合わせたリリース。彼の代表作の一つ、ピアノ協奏曲第1番と唯一の交響曲を収録。前者は当初2部構成のピアノ独奏のための幻想曲として作曲されましたが、後に3楽章からなる協奏曲に改訂され、ました。1877年に初演されて大成功を収め、フランツ・リストに献呈されています。チャイコフスキーを思わせる憂愁に満ちた旋律と超絶技巧を要するパッセージを併せ持つ魅力的な作品を名手ジョナサン・パウエルが見事に演奏しています。後者は1882年に完成した後期ロマン派の交響曲の典型とも言える作品で、ワーグナーの影響が感じられる半音階的な和声進行を伴う美しい旋律を持っています。1885年にはロストックとニューヨークでドイツ人指揮者テオドール・トーマスが指揮して好評を博しました。ポーランドのオケと指揮者による素晴らしい演奏でお楽しみいただけるアルバムです。(2024/10/18 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555571-2 |
録音黎明期とも重なる時期、ピアノ・ロールによる記録が盛んに行われました。まだ時間制限が短く、取り直しの出来なかった録音に比べ、修正がきき、時間も比較的長く記録することが出来るという理由から、ピアノ・ロールを好んだピアニストたちもいました。そのためか、演奏にのびのびとしたところが感じられるという長所もあります。録音に比べ、ダイナミックスや微妙なペダリングの再生は望めないまでも、演奏家たちの指さばきや間の取り方など、当時のスタイルをしのぶ貴重な音源といえるでしょう。(2004/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110679 |
ポーランドのピアニスト、作曲家フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカ(1850-1924)のピアノ協奏曲です。15歳の時に家族とともにベルリンへ移り住み、兄ルートヴィヒとともに音楽教育を受け、才能を開花させました。1869年にピアニストとしてデビュー、併せて作曲家としても人気を獲得。室内楽などいくつかの曲が出版され、このアルバムにも収録されている「ポーランド舞曲第1番」は発行部数100万部を記録するほどの大人気となったと言います。このピアノ協奏曲第4番は1908年に作曲され、1910年にはニューヨークで、当時訪米中であったマーラーの指揮により初演されています。またストコフスキーの指揮でも演奏するなど、当時大変人気があった曲ですが、一時期すっかり忘れ去られてしまいました。アール・ワイルドなどヴィルトゥオーゾ系のピアニストによって、細々と人気を保っていましたが、最近になって彼の人気が復興。華麗なピアニズムとむせ返るようなロマン性は、確かに一度聴くと病みつきになるはずです。(2011/08/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572637 |
全6集が予定されているフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲による4手ピアノ版ベートーヴェンの交響曲全集。今回の第4集で取り上げられているのは、交響曲第1番と第6番「田園」です。編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られています。シャルヴェンカ兄弟はツェルニーの弟子テオドール・クラクにピアノを師事しており、ここに聴く編曲にはツェルニー直系のピアニズムや、その師ベートーヴェンへの敬意もうかがわれます。アルバムの余白にはブゾーニによるモーツァルトのピアノ協奏曲を翻案した作品も収録。原曲に華やかな声部を加えた華麗な編曲は聴きものです。今作も南アフリカのケープタウン出身のピアニスト、テッサ・アイスと、同じく南アフリカ出身のペン・スクーマンによるピアノ・デュオ。このシャルヴェンカ編曲による交響曲全9曲の録音を行うとともに、ロンドンを中心に各地でコンサートを行い好評を得ています。(2023/10/27 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD0677 |
第1集(SOMMCD0637)、第2集(SOMMCD0650)がヨーロッパの音楽誌で高く評価されたフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲によるベートーヴェンの交響曲全集。全6集が予定されており、この第3集には4手版の交響曲第2番と交響曲第7番が収録されています。耳の不調に苦しんだ時期に作曲されるも、明るい曲想を持つ第2番、心地よいリズムに貫かれた第7番、とベートーヴェン作品の中でも楽天的な2曲をテッサ・アイスとベン・スクーマンが息のあったデュオで聴かせます。編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られています。兄弟はベルリンでツェルニーの弟子であったテオドール・クラクにピアノを師事しており、この編曲にもベートーヴェン直系の弟子(ツェルニーはベートーヴェンに直接師事していた)ならではの作品に対する敬愛が感じられる見事な仕上がりを見せています。演奏しているのは南アフリカのケープタウン出身のピアニスト、テッサ・アイスと、同じく南アフリカ出身のペン・スクーマンによるピアノ・デュオ。2020年にはベートーヴェン生誕250周年記念として、シャルヴェンカ編曲による交響曲全9曲の録音を行うとともに、ロンドンを中心に各地でコンサートを行い好評を得ています。(2023/04/14 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD0666 |
フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲によるベートーヴェンの交響曲全集第5集。当盤には画期的な大作第3番と意欲的な第5番の間に書かれ、均整のとれた構成を特徴とする第4番、小規模ながらも和声やリズムに独創性が認められる第8番を中心に収録。ベートーヴェン作品の中でも比較的軽やかかつ重要な2曲をテッサ・アイスとベン・スクーマンが息のあったデュオで聴かせます。編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られています。兄弟はベルリンでツェルニーの弟子であったテオドール・クラクにピアノを師事しており、この編曲にもベートーヴェン直系の弟子(ツェルニーはベートーヴェンに直接師事していた)ならではの作品に対する敬愛が感じられる見事な仕上がりを見せています。最後に置かれたのはブゾーニの編曲によるモーツァルトの《魔笛》序曲。シャルヴェンカよりも後に生まれたブゾーニですが、同じ年の1924年に亡くなったため2人とも2024年が没後100年にあたります。演奏しているのは南アフリカのケープタウン出身のピアニスト、テッサ・アイスと、同じく南アフリカ出身のペン・スクーマンによるピアノ・デュオ。2010年からロンドンを中心に各地で活躍しています。2015年からシャルヴェンカ編曲による交響曲全9曲の演奏を始め、2020年にはベートーヴェン生誕250周年記念として全曲の録音を開始、残りは第九を残すのみとなりました。(2024/06/21 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD0687 |
第1集(SOMMCD0637)が好評を得たフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲によるベートーヴェンの交響曲全集。編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られています。兄弟はベルリンでツェルニーの弟子であったテオドール・クラクにピアノを師事しており、この編曲にもベートーヴェン直系の弟子(ツェルニーはベートーヴェンに直接師事していた)ならではの作品に対する敬愛が感じられる見事な仕上がりを見せています。この第2集には4手版の交響曲第5番の他、シューマンの「アンダンテと変奏」、ベートーヴェンのピアノソナタ第18番 Op.31-3の第3楽章を用いたサン=サーンスの「ベートーヴェンの主題による変奏曲」が収録されています。(2023/04/14 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD0650 |