ヴォーン, ヘンリー(1622-1695)
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「思い出に」と題された美しいイギリスの合唱作品集。第一次世界大戦終結100周年と第二次世界大戦開始80周年を記念し、戦いに敗れた人々に敬意を表して2018年に制作された1枚です。「安息」「魂」などの言葉をキーワードに作曲年代として130年に及ぶ作品が収録されており、どの曲も慈愛溢れる演奏で死者の心だけでなく、今を生きる人の心をも慰めてくれます。イギリスの合唱曲らしくオルガン伴奏が荘厳な雰囲気をかもしだしており、まるで教会の中でそのまま聴いているような臨場感も素晴らしいアルバムです。(2019/02/15 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0187 |
ヴォーン・ウィリアムズやウォルトン、ホルスト、オルウィンらイギリスの抒情的作品の作曲家たちの伝統を受け継ぎ、なかでもブリテンに強く影響を受けたというイギリスの現代作曲家、フィリップ・ウッド(1972-)の作品集。このアルバムには彼の声楽作品と室内楽作品が収録されています。リコーダーやチェンバロが加わる古典的な風合いを持つ「ソネット、エアーと舞曲」、ソプラノ・ソロで歌われる2つのモテット、名カウンターテナー、ボウマンの歌うアリアと、曲によって、楽器編成を変えることで違った肌触りを持たせるなど、様々な工夫が凝らされています。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25131 |
2020年は、フランスの近代作曲家オリヴィエ・グレフの没後20周年。ルチアーノ・ベリオに師事しながらも決して前衛的な作風を採用することはなく、詩的な作品を350作以上も書き続けたグレフ。活動初期には認められなかった彼の作品が評価され始めたのは、1990年以降のことであり、中でも1992年に作曲されたチェロとピアノのための「ソナタ・ド・レクイエム」はいくつかの録音により広く親しまれています。このアルバムには、1979年から1995年に渡って構想された歌曲集「魂の歌」を中心に、同じくグレフの「パリの遊歩道」と、1965年生まれのエスケシュの作品を収録。抒情的で豊かなハーモニーを持つこれらの曲を、名手アタの伴奏のもと若く優れた歌手たちが歌います。(2020/01/24 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM024 |
カナダの現代作曲家11人による合唱作品のアンソロジーです。国によって微妙に宗教観が異なるのは当たり前のことでしょうが、この国における楽園や天国の位置づけというものに思いを巡らせたくなるような、示唆に富む選曲となっています。人間の存在への問いかけ、自然礼賛、普遍なる物への愛、これらがナチュラルに歌われる姿は感動的です。ここで清冽なハーモニーを聴かせるエローラ・フェスティヴァル・シンガーズは1980年に指揮者ノエル・エディソンによって設立されたカナダの合唱アンサンブルです。彼らはグラミー賞にノミネートされるなど、実力を高く評価されており、NAXOSレーベルにも数多くの録音があります。なかでもウィテカーの作品集(8.559677)は大絶賛。彼らの幅広い力量がわかる1枚です。(2012/06/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572812 |
イギリスのオルガニスト、作曲家ハウエルズの知られざる合唱作品集。若い頃はオルガンや管弦楽作品を書いていたハウエルズが、宗教音楽の分野に足を踏み入れたのは、1935年の息子の死がきっかけとされています。このアルバムに収録されている一連の合唱曲は、ハウエルズが過去の作曲家、タリスやバードから強い影響を受けたことも示す、興味深い作品群です。演奏しているのはオーディションを経て選考された24人の学生たちによるアンサンブル。近現代のイギリス合唱作品を得意としています。(2019/01/18 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0140 |
ほとんど名前も知られていない作曲家たちによる21曲のパートソング集。小さなアンサンブルによる気軽な合唱作品は、19世紀初頭ににメンデルスゾーンが広めた壮大な宗教作品とは違い、人々が気軽に楽しめるものとして愛されることとなり、数多くの作曲家たちが民謡風の素朴な旋律を用いてこの分野の作品を書いています。このアルバムに収録されているのも、そのような作品であり、恋人に捧げる歌や、日常のふとした光景が映し出された親密で楽しい曲ばかりです。(2019/11/22 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD204 |
英国の作曲家リチャード・パンチェフの合唱作品第2集。英国宗教音楽の伝統を継承する彼の作品は国際的にも高い評価を受けており、2015年に録音された第1集(ORC100144)でも素晴らしい演奏を披露したロンドン・コーラル・シンフォニアが、続けて美しい歌声を聞かせます。今作は無伴奏合唱曲と弦楽合奏の伴奏による合唱曲が集められていますが、オルガン独奏曲を原曲とする、ベンジャミン・ブリテンに捧げられた2曲の夜想曲は、弦楽合奏とフリューゲルホルンでの演奏です。フランクフルトの夕べのカンティクルスをはじめとしたいくつかの作品は、1993-95年にパンチェフがフランクフルトの「Christ the King」教会の音楽監督を務めていた時期の作品で、ミサ・ブレヴィスや瞑想的な「聖コルンバの祈り」などは2010年から2019年、ヨハネスブルクの「St. George's」教会で仕事をしていた頃の作品です。(2021/10/29 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100175 |