カレ, ミシェル(1822-1872)
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第2次世界大戦以前の欧米の歌劇場で人気を集めながら、戦後は突然に忘れられてしまったオペラが、このグノーの《ロメオとジュリエット》です。しかし近年はその抒情的な美しさが再評価され、上演の機会を増しつつあります。この1935年のメトロポリタン歌劇場のライヴ中継は録音こそ古く、雑音も聞かれますが、この作品がかつてどのように演奏されていたかを示す、歴史的に高い価値をもつ録音です。名歌手メルバに学び、19世紀以来の歌唱法を伝えるエイデ・ノレナ(1884-1968)の優美な歌声を中心に、素晴らしい歌手たちが勢揃いしています。(山崎浩太郎)(2003/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110140-41 |
一般的にバス歌手は、テノールやバリトン歌手のような華やかな役割を負う事がありません。確かに迫力ある歌声は、恋人と愛を語るよりも、手管を弄して女を横取りするか、善人に悪をささやくか、または陰謀を企てるか・・・こんな役がぴったりです。しかし、ブルガリア生まれの世界的バス歌手ニコライ・ギャウロフ(1929-2004)は、そんなイメージを逆手に取ったのです。彼の50回目の誕生日には、故郷のブルガリアの郵便局が記念切手を発行するほどの輝かしい人気を獲得しました。ソフィアで学び、レニングラード音楽院に留学、1957年にはカラヤンに指導を受け、ウィーンでアイーダのランフィスを歌います。その後着々と経歴を重ね、1965年にはザルツブルクで「ボリス・ゴドゥノフ」でデビューを飾ります。彼の活動の中心はミラノ・スカラ座であり、1977年に再婚したソプラノのミレッラ・フレーニとは良き芸術のパートナーとして、しばしば共演したことでも知られます。このアルバムでも、広い音域、深みのある声質で、どんなレパートリーでも手中に収めた完璧な歌唱を聴かせます。録音 1966,1969年ミュンヘン放送管弦楽団「日曜コンサート」より(2011/06/08 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900304 |
1981年、ドイツのレオンベルクで生まれ、ミュンヘンの音楽芸術大学で学んだソフィア・ブロンマー。彼女は1998年と1999年にドイツ連邦の「青少年音楽コンクール」で賞を受賞、そして2008年には「バイエルン芸術賞」、2009年には「アウスプルク劇場賞」も獲得しています。2012年には超難関として知られるミュンヘン国際音楽コンクールで第3位に輝き、観客賞と特別賞も授与されています。デビュー・アルバムではシューマンやリヒャルト・シュトラウスなどのドイツ歌曲を歌い、完成度の高い表現力を披露しましたが、今回はベルカントのアリアを歌うことで、全く違う表情を見せてくれています。ベッリーニやドニゼッティ、そしてバーンスタインでは超絶技巧を駆使し、ヴェルディやレオンカヴァッロでは極めて抒情的な歌唱を聴かせます。今後の活躍が楽しみな歌姫です。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1808 |
名ヴァイオリニスト、クライスラーのとても魅力的な録音をお楽しみください。彼は世界中でコンサートを催し、多くの人々を魅了しました。彼がもう少し遅く生まれていれば、もっと長い曲を録音していたのでしょうが、この当時は小品を記録するのが精一杯。しかしこれらの小さな曲でも、彼の類い稀なる音楽性がたちどころに分かることは間違いありません。このアルバムで最も聴きどころとなるのは、最後に収録された「ユモレスク」で、ここでのクライスラーはヴァイオリンをピアノに持ち替え(?)涙が出るほどに美しい演奏を披露しています。1915年5月24日…21-23, 1915年3月31日…24 ウォード・マーストン復刻(2011/08/17 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.112064 |
第2次世界大戦終結から1年後の46年、パリ・オペラ界のトップ歌手たちを集めてSP録音された《サムソンとデリラ》の全曲です。デリラを歌うエレーヌ・ブヴィエ(1905~78)は、39年から四半世紀にわたってパリ・オペラ座で活躍したメゾ・ソプラノで、その舞台での存在感は、後輩のオペラ歌手たちから目標とされました。サムソン役のジョゼ・ルッチオーニ(1903~78)はコルシカ島生まれのイタリア人ながら、パリのオペラ・コミークで活躍したテノール。そして指揮のルイ・フーレスティエ(1892~1976)は、パリ・オペラ座での活動に加え、パリ音楽院で後進の指導にあたったフランス・オペラ界の重鎮です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110063-64 |
ベニアミーノ・ジーリ(1890-1957)の第3集は、アコースティック録音の末期にあたる1923年から25年にアメリカのヴィクター(RCA)に遺された録音を集めたものです。当時ジーリは、カルーソーに代わる新世代のプリモ・ウォーモとして、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で非常な人気を集めていました。この時代のジーリはオペラではまだ軽めの役柄に専念していたため、ここにもそうした声種の歌が収められています。さらに〈フニクリ・フニクラ〉など、いわゆるナポリ民謡が数多く録音されているのも、この第3集の魅力となっています。(山崎浩太郎)(2004/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110264 |
イタリア・オペラ界において、カルーソーの後継とされたジーリ。カルーソーが天衣無縫の自然派の歌い手というならば、持ち前の甘い声と絶妙なコントロールによって、ジーリは絹糸のような旋律線を紡ぐことから、唸るようなフォルテッシモまで出すことが可能な技巧派でもありました。その幅広い表現方法は、とりわけオペラのドラマティックなシーンで聴衆に深いインパクトを与えたとされています。このCDに収められたのは主に重唱で、共演するのは同時代の重鎮の数々。当時、まだ歌手がスターであった頃を蘇らせる一枚でもあります。(2004/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110266 |