ミュラー, ヴィルヘルム(1794-1827)
Search results:80 件 見つかりました。
《悪魔のロベール》や《預言者》をはじめとした数々のオペラで知られる作曲家マイアベーア(1791-1864)は、親密な雰囲気を持つ歌曲を作曲しました。フランス語やイタリア語、ドイツ語など様々な言語を駆使した彼の歌曲は、これまであまり知られていませんが、以前NAXOSからリリースされた第1集(8.572367)に収録された多彩な26曲の歌は、メジャーな作品の影に隠れた名作として、聴き手を楽しませました。この第2集では世界初録音4曲を含む18曲を収録、マイアベーアの30代後半から60代半ばまでの創作の源を探る重要なアルバムになっています。選ばれた詩も様々で、匿名の作家の詩があれば、弁護士、ジャーナリスト、果てはイギリスの作家ウォルター・スコットの詩までと多岐に渡っています。ロマンティックな愛の憧れ、喜び、苦痛から、時には宗教的な主題など曲調も様々。トラック4のクラリネットを伴う作品「羊飼いの歌」はまるでオペラ・アリアのような華やかさを有していたり、トラック12の「あなたの近くに」では朗々と歌うチェロと歌との対話が繰り広げられます。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573696 |
歌劇作曲家として知られるマイアーベーア(1791-1864)のとても美しい歌曲集です。彼はユダヤ系の裕福な銀行家の家に生まれましたが、父方の姓はベーア、母方の姓がマイアーであり、ユダヤのしきたりである「母方尊重」の意図を汲んだのか、祖父の遺産を相続する際に両家の複合姓である「マイアーベーア」と名乗るようになったのだそうです。兄弟には天文学者ヴィルヘルムと劇作家ミヒャエルがおり、コノアルバムのトラック22と25はミヒャエルの詩による歌曲です。フランス語、ドイツ語、イタリア語の言葉の響きの美しさを最大限に引き出した、光輝く愛と祈りの歌をぜひお聴きください。(2011/04/13 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572367 |
言わずとしれた名ピアニストの息子ドミトリー・アシュケナージ。1969年ニューヨークで生まれ、6歳でピアノを始め、その後クラリネットに転向、1989年のルツェルン音楽祭で一躍脚光を浴びています。「親の七光り」などという言葉は全く必要のない天才で、クラリネットの超絶技巧と、その卓越したリズム感は世界中で賞賛され、古典的作品から現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、どんな曲でも吹きこなす彼、2007年から始まったミュールフィアテル音楽祭では中心的な存在であり、ここでも納得の演奏を聞かせます。(2012/04/11 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
---|---|
カタログ番号 | :PMR0005 |
この曲集は、ホロコーストの悲劇をシューベルトの「冬の旅」になぞらえ、ユダヤのメロディで繋いでいくものです。無垢な幼年期から静かな老年期までの人生の旅の途中に深く暗い亀裂を作ったゲットーでの体験。そしてユダヤ人というだけで迫害されることの不条理。人々が虐殺され、生まれ育った街が破壊されるのを目の当たりにするという、決して癒されることのない心の苦痛を背負いながら、歌手グランヴィルとピアニストのナップは歌いながら旅を続けていきます。この繊細な歌曲集は、単にユダヤの文化を表すだけでなく、人類全ての和解、理解、そして共有するはずの将来への貢献となるでしょう。(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572256 |
リンツ生まれの名テノール、リヒャルト・タウバー(1891~1948)は1920年代後半から活動の主舞台をオペレッタ、とくにレハールの作品に移して大衆的な人気を獲得しましたが、20年代の半ばまではドレスデン、ベルリン、ウィーンなど超一流の国立歌劇場で、本格的なオペラの分野に活躍した歌手でした。ここに収められているのはその「オペラ」時代、19年から26年にアコースティック録音したドイツ・リートなどの歌曲集です。人気オペラ歌手らしく堅苦しいリートの枠にとらわれない、情熱的で甘美な声と歌いぶりをお楽しみください。(山崎浩太郎)(2003/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110739 |
ベルリンの出版社「August Scherl」が1899年から1944年に刊行していた週刊誌「Die Woche」。ここで1903年に開催されたコンペティション“im Volkston-新しい民謡“のために30人の作曲家が曲を提出、特別号に掲載されました。どの曲も「民謡の形式」を持ってはいましたが、少々芸術的になり過ぎてしまって、本来の目的「簡潔で美しく歌いやすい曲を発見する」には至らず、出版社は2回目のコンペティションを開催することになりました。今回は出版社から作曲家に直接依頼することはなく、自然に集まった様々な曲をWoche誌に掲載。大好評を得ました(残念なことにレーガーの「森の孤独」は素晴らしい出来栄えにも拘わらず落選、誌面では発表されませんでした)。このアルバムでは、全ての応募作中から美しい作品を選び演奏したものです。(2017/10/27 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
---|---|
カタログ番号 | :OC1875 |
1910年22歳でハンブルクでデビューした後、レーマンは着実にキャリアを重ね、24年から33年にオペラ歌手としての絶頂期をむかえました。オペラにとどまることなくリートの世界にも関心を向けていた彼女は、それまで散発的に行っていたリートの録音を、集中的に行うと決意。過度な表現や技巧の披露に陥ることなく、「音楽的表現」が何であるかということに常に心を砕き、卓越した録音を多数残しました。そこにはオペラで学んだ全体像の優れた構築性が現れており、短いリートが一つの有機的な世界として結ばれている点こそ、彼女の最大の長所といえるかもしれません。(2006/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.111093 |
レーマンがいかに深い心象風景を表現していたか、まずヴォルフの10曲を聴いただけで得心されることでしょう。オペラはもとより、朗読の才能もあったレーマンは、単に歌詞が表す内容だけではなく、その背後に潜まされた精神的なアトモスフェールをきわめて自然に表出することができたのでした。シューマンの二重唱は、メルヒオールと組むという豪奢な顔ぶれ。オペラの時とは違い丁々発止とはならず、相調和する喜ばしい、とびきりの愛の歌。そしてシューベルトは抜粋ながら、「冬の旅」では絶望に至る苦悩を。レーマンがこのような様々な表現技法を持って、ドイツ・リートの世界にいかなる貢献をしたか、この一枚でその一側面を検証することも可能といえるでしょう。(2006/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.111094 |
ドイツ・リート界の二大歌姫と言えば、エリーザベト・シューマンとロッテ・レーマン。可憐なシューマンに対し、レーマンは馥郁たる成熟した声と、比類無きドラマ作りをトレードマークとしました。単曲のリートにおいては凝縮された物語を、連作においては小宇宙を形成するかのような、構成力と集中力を発揮。レーマンの秀でたそれら能力がもっとも現れたのが、オバート=ソーンの見事な手腕によって復刻された「詩人の恋」と「女の愛と生涯」。彼女の息づかいまで再現されたこの盤は、シューマンの精神世界をもっとも情緒豊かに表現した歌唱として、録音史上語りつがれること間違いなしの傑作です。(2007/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.111244 |
1910年にハンブルクでデビューし、クレンペラーに認められたロッテ・レーマンはウィーン宮廷歌劇場で活躍し、ワーグナーやR・シュトラウスのオペラを得意としていました。ここに収録されたシューベルトとR・シュトラウスの作品は1941年と42年の録音です。彼女がアメリカに定住した後のもので声自体の輝きこそ失われはしたものの、その解釈と音楽性は深さを極め、彼女の歌曲における芸術の頂点を表すものとして知られています。全ての言葉を慈しむかのような濃厚なロマンティシズムが横溢した感動的な歌唱です。(2007/11/14 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.111096 |