デッサウ, パウル(1894-1979)
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ルイザ・セッロとブルーノ・カニーノによる20世紀のフルート作品集。このアルバムに作品が収録された4人の作曲家は、みな第2次世界大戦時にナチス・ドイツの迫害を受け、他国に移住するか、強制収容所に送られたものの、かろうじて生き延び戦後も活躍した人たちです。収録曲は、新古典派風のモダニズムのスタイルで書かれ、耳なじみのよい旋律を持つクシェネクのソナタ、テレージエンシュタット収容所から帰還後はチェコのオペラ界を支えたブリアンの軽快な「失われたセレナード」、デッサウのピアノ曲「ゲルニカ」、シェーンベルクの管楽五重奏曲を彼の後輩作曲家グライスレがフルートとピアノ用に編曲した「フルート・ソナタ」の4曲。どの曲もピアノが重要な役割を果たしており、現代音楽を得意とするブルーノ・カニーノが見事な演奏を聴かせます。(2024/01/19 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7995 |
このアルバムには、ユダヤの血をひくため、世界大戦時にナチス政権から迫害を受けた4人の作曲家、ベン=ハイム、デッサウ、ヴァイル、ヴォルペと、トランシルヴァニア出身で、やはりユダヤ系の作曲家ボスコヴィチの歌曲を収録しています。これらの作品のほとんどは作曲家が亡命中に書いた曲であり、そのテキストの大部分はヘブライの詩人の詩(ここではD.ニックによるドイツ語訳による)から採られています。その内容は紀元前7世紀から20世紀に及び、預言者イザヤからアルバート・アインシュタインの核への警告の言葉までが含まれるという示唆に富んだものです。ヘブライ語をドイツ語に訳したダグマール・ニックは1926年生まれの女性詩人。数多くのラジオドラマや短編小説、旅行ガイドの執筆に加え、1947年以来13冊の詩集を出版、ヘブライ語の通訳として知られています。バイエルン出身のコンスタンツェ・ヘラーは、力強い声と表現力を持つワーグナー歌手としての名声を博すメゾ・ソプラノ。ゲロルト・フーバーとはハンス・ゾマーなどの珍しい歌曲を中心にレコーディングを行っています。(2021/09/17 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM356 |
ハンブルクの音楽一家(いとこは有名なオペレッタ作曲家、ジーン・ギルバート)に生まれたデッサウは、初期はシェーンベルクの影響を受け、オペラ指揮者としても活躍、1920年代からは映画音楽を手掛け、初期のディズニー映画の音楽も担当しています。1933年にナチスによる追放を受け、1939年に渡米。ここでブレヒトと親交を結び多くの劇場音楽を作曲しました。またドイツ民主共和国のプロパガンダのための音楽も多く書きましたが、彼自身は社会主義リアリズムを推進し、ヘンツェやシュニトケなどの前衛音楽の紹介に力を尽くしました。彼の音楽は実際に聴いてみると予想外に親しみやすいことがおわかりになるでしょう。例えば「歌と踊り」や「エグザメン」。これはもしも、アニメ映画で使われていたとしても、全く違和感のなさそうな楽しい曲だったりします。(2009/05/27 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5019 |
エルベ川の支流にあるハンブルクは、長い間音楽都市としてその名を誇っていました。18世紀にはテレマン、C.P.E.バッハが市の音楽監督を務め、ロマン派時代にはメンデルスゾーンやブラームスがこの地に生まれ、現在はNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団が本拠地とするなど、現代でも話題の多い都市です。ハンブルクには小さな博物館がいくつもあり、ブラームスやテレマン、メンデルスゾーンなどの資料が展示されています。このアルバムはハンブルクに関連した作曲家の興味深い作品を集めて演奏したもの。ハンブルクで生まれた作曲家、ハンブルクで初演された作品などさまざまな曲が選ばれており、演奏する2人もまたハンブルクを拠点に活躍するという、まさに「ハンブルク」尽くしのアルバムとなっています。(2019/01/25 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM300 |