ガルシア・ロルカ, フェデリコ(1898-1936)
Search results:35 件 見つかりました。
NAXOSの人気シリーズ、イギリス歌曲集も第21集を迎え、いよいよ佳境に入って来た感があります。今回の作曲家は1955年生まれのイアン・ヴェナブルス。彼はリバプールで生まれ、地元の大学で学んでいます。その後トリニティ・カレッジで音楽を学び、現在「イギリス有数の声楽曲作曲家」としての地位を築き、アーサー・ブリス協会の取締役でもあります。彼の書く曲は、もちろん現代的な響きや、様式を踏襲することもありますが、基本的に調性を逸脱することなく常に暖かさと仄暗さを帯びています。アンドリュー・ケネディの憂いを含んだ声が、またこれらの曲調にぴったりなことは言うまでもありません。世界初録音を含む意欲的な選曲にも注目です。(2010/11/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572514 |
マドリッドで活動する現代作曲家エルナエスの歌曲集。数多い作品の中で大きなウェイトを占める歌曲は、そのほとんどがスペインの詩人の詩を用いており、詩人たちが用いる言葉の微妙な特徴を生かしつつ、エルナエス自身の折々の心情も込められた表現力豊かな旋律を持っています。アルバムの中で、最も最初に手掛けられたのは2001年の「3つの愛の歌」で、最新の作品は2017年の「窓辺の夜」ですが、どの曲も様々な手法を使って書かれており、美しいスペイン語の響きと複雑なリズムに彩られた魅力的な世界を楽しむことができます。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.579027 |
1812年から機能していた民間の教育機関を、1971年に正式な州立音楽大学として認可。現在6つの学科プログラムと3つの研究機関を持つドイツの名門「カールスルーエ音楽大学」。この大学の初代学長を務めたオイゲン・ヴェルナー・ヴェルテは優れた教育者であるとともに作曲家でもありました。教育プログラムは、クラシック音楽の器楽(鍵盤楽器、管楽器、打楽器、弦楽器)、声楽、オペラ、音楽理論、作曲、指揮など多岐にわたり、ここで学ぶ学生たちは、型にはまった教育を受けるのではなく、自主的な研究と自由な創作に励むことができます。また1990年には現代音楽、コンピュータ音楽に重点を置くために「InMM=Institut fur neue Musik und Medien」という研究機関が設置され、作曲家ヴォルフガング・リームが所長を務めています。このアルバムではヴェルテとリームの作品に加え、イェルク・ヴィトマンやレベッカ・ソーンダースら「InMM」の卒業生たちの作品を収録。現代音楽の方向性と理想が示された作品群を楽しめます。(2021/04/09 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
---|---|
カタログ番号 | :C7367 |
マーカス・クリードによる「世界の合唱曲シリーズ」最新作はフィンランドの作品集です。北欧は合唱が盛んであり、素晴らしい作品の宝庫とも言える地域です。数多い作品の中からクリードが選んだのは、シベリウス、サーリアホ、ラウタヴァーラ、タルヴィティエ、リンコラといった20世紀の作品で、どれも精緻で複雑なハーモニーによって描かれた音の織物のような美しさを持っています。調性を持つシベリウス、ソプラノのソロが特徴的なサーリアホ、民謡風なテイストが組み込まれたタルヴィティエ、神秘的なラウタヴァーラ、ポップス的な要素が強い(楽しい)リンコラと続き、様々なテイストの曲を楽しんだあと、最後はおなじみの「フィンランド賛歌」で締めくくられます。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
---|---|
カタログ番号 | :SWR19031CD |
【アリアンナ・サヴァールとペッテル・ウトランド・ヨハンセンが歌いあげる、詩と音楽の美しき融合】ヒルンド・マリスによる、ヨーロッパの詩人たちと作曲家たちの関係に焦点を当てたアルバム。ゲーテやリルケ、リュッケルト、シェイクスピア、イプセンといった大詩人、シューマン、ショパン、リヒャルト・シュトラウス、グリーグなどの大作曲家はもちろん、スペイン内戦で銃殺されたフェデリコ・ガルシア・ロルカや、雪崩で遭難したミェチスワフ・カルウォヴィチといった、非業の死を遂げた芸術家の作品、アリアンナ・サヴァールの自作も収録しています。ギターやハープといった撥弦楽器を主体としたアンサンブルの美しい響き、グループを主宰するアリアンナ・サヴァールとペッテル・ウトランド・ヨハンセンの済んだ歌声、ヒルンド・マリスが録音場所として好んで使用する教会の豊かなアコースティックを通じ、これらの作品の魅力を存分に楽しむことが出来るアルバムです。(2021/10/22 発売)
レーベル名 | :Fuga Libera |
---|---|
カタログ番号 | :FUG772 |
(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :LPO |
---|---|
カタログ番号 | :LPO-0080 |
【ゲルネとフランクによるショスタコーヴィチ第1弾、グリゴリアン参加の「死者の歌」】ドイツの実力派バリトン、マティアス・ゲルネと、ミッコ・フランク指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団が、ショスタコーヴィチが残したバスと管弦楽のための作品のリリースを開始。第1弾の交響曲第14番には今世界で最も注目されているソプラノの一人、2022年にはヤナーチェク《イェヌーファ》でレコード・アカデミー賞ビデオ・ディスク部門を受賞し、ノット指揮東京交響楽団による《サロメ》で成功を収めたのも記憶に新しい、アスミク・グリゴリアンが参加しています。深みのある声で低音域も美しく響かせるゲルネと、豊かな声量と艶を持つグリゴリアン、2人の表情が死について歌われたこの作品に奥行きを生み、フランクによるオーケストラの繊細なコントロールと相まって、濃厚な陰影を感じさせる秀演となっています。今後は交響曲第13番「バビ・ヤール」と、「ミケランジェロの詩による組曲」のリリースを予定。(2023/10/20 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA918 |
ますます注目を浴びているヴァシリー・ペトレンコによるショスタコーヴィチ(1906-1975)の交響曲全集。シリーズ10作目は1969年に完成した交響曲第14番です。作曲者自身が「不条理な死」をテーマに、オラトリオ形式を想定して紡いだ11の詩集。この作品が完成する3年前の1966年にショスタコーヴィチは「交響曲第14番」の作曲にとりかかっていますが、その初稿スケッチは後に「チェロ協奏曲第2番」として蘇ることとなり、ロストロポーヴィチの手によって初演されることとなりました。そのため1969年「ソプラノ、バス、弦楽器打楽器のためのオラトリオ」として作曲された本作が、結果的に「交響曲第14番」として世に出されることとなったのです。そのためこの作品はショスタコーヴィチの交響曲の中でも非常に稀な楽器編成で奏されるのです。2人の独唱者に拠って歌われる各楽章は、マーラーの大地の歌を思い起こさせますが、曲はもっともっと晦渋であり、更に「死の影」に捉われているものです。ペトレンコのショスタコーヴィチ解釈は、バルシャイをはじめとするこれまでの指揮者たちとは一線を画し、非常に「現代的」と評されるものの、一見淡白かつクールに思えるその音の奥から滲み出る強いパッションは、21世紀のショスタコーヴィチ演奏のスタンダードの形となるかもしれません。(2014/05/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573132 |