ランダー, ウォルター・サヴェージ(1775-1864)
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流石はアメリカ実験楽派の中でも、大物中の大物のアイヴズです。ピアノを核とした、小規模アンサンブルを中心とした当盤ですが、常人の発想を超越したそのサウンドの刺激度たるや、脳に心地のよい痺れが来るほどです。暴力的なまでに打ち付けられるピアノの音塊をバックに、絶叫するかのようなソプラノが絡んだり(3など)、弦楽器が狂ったように走り回ったり(6など)、物凄いとしかいいようがありません。4分音(通常の半音の中間)に調律したピアノを用いた15~17は、まさに調子が外れたような響きの連続で、慣れてくると気持ちがよい?ですが、それまでは体質によっては、気分が悪くなるかもしれませんのでご用心!(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559194 |
世紀の名テノール、ジョン・マッコーマックのコレクション第11集です。1884年にアイルランドで生まれたマッコーマックは、最初公務員を目指していましたが、ダブリンの教会で聖歌隊に参加したとき、自らの音楽への探究心に火がついたと言います。その後猛勉強を続け、オペラにデビューするも、やがてはコンサート歌手として活躍することを決意します。多くの歌曲を当時のSPレコードに録音し、それを復刻した何枚ものアルバムが発売されていますが、この録音集のユニークなところは、同じ曲の別テイクが収録されているところでしょうか。現代のような録音技術(編集技術)もなかった時代、1回ごとのテイクに漲る緊張感といったら、それは言葉では尽くせないものです。実際に使われたのがどのテイクなのかわからないものもありますが、どのテイクにも真摯な魂が込められていることは間違いありません。クライスラーが参加している曲や、エドウィン・フィッシャーがピアノ伴奏をしている曲、そして4つの未発表テイクも含まれた、ファンにとっても嬉しい1枚です。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111402 |
ナクソスが録音する理由は、知名度に関わらず良い曲だからというのは勿論ですが、それにしても、アメリカで現存する最高の歌曲作家という名声をかちえたローレムの音楽の魅力は、20世紀の日本で十分には紹介されなかったのではないでしょうか。調性が明確でわかりやすいというわけでは決してありませんが、言語への深い理解をベースに置いて、時にはクラシック以外の音楽の手法も交える多彩な音楽は、反復鑑賞するうちに必ずやハマります。歌曲のコンサートでこんな曲が一つ混じっていれば、最高のスパイスになるでしょう。作曲者自身がピアノを弾き、選曲・曲順までこだわれば、これはもう決定盤です。(2001/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559084 |