レクオーナ, エルネスト(1896-1963)
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何となく、いわゆるラテン系音楽というのは、アメリカに流入したプエルトリコ、キューバ等からの移民や隣国メキシコあたりの影響を色濃く受けてスタートしたように思っていました。それはまあ正しいのでしょうが、ここには大英帝国発のラテン・ポップスの原型がなかなか見事に示されています。私なんぞが日頃聴いているモンゴ・サンタマリアとか、ティト・プエンテなどとは違って何となく上品。エドムンド・ロスって、ヴェネズエラの大統領お抱えオーケストラの団員で、ロンドンの王立音楽院にも派遣されたそうですから。(2001/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120551 |
スイング時代の録音を聴くと、「ああ何でクラリネットは廃れてしまったのか」と痛感します。答えは簡単で「クラはスクリームしやすい。クラは大きな音が出ない。」というのに加えて「クラはオクターブ・キーがなくて難しい」というのがあります。小生は、モダン期のバディ・デフランコなど大好きなのですが、ここでのアーティ・ショウ、音にダンディズムがある。フレーズが滑らかでモダン。実にいいです。久々に現れたわがクラの新星(というにはオッサン過ぎるが)谷口英治にも通じる「音楽的育ちの良さ」を感じます。グッドマンより和めるよ。(2002/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120615 |
ヨーロッパでの戦争を尻目に、世論的には戦争に巻き込まれたくないという孤立主義的傾向が優勢だった1940年のアメリカでヒットした曲を集めたディスクです。さすがのスウィング黄金時代もやや翳りが見えてきたものの、アーティ・ショウ、ベニー・グッドマン、グレン・ミラーなどの人気バンドは依然健在で、洗練されたハーモニーが身上のアンドリュー・シスターズもヒットを連発! 若きフランク・シナトラを擁したトミー・ドーシー楽団の〈アイル・ネヴァー・スマイル・アゲイン〉(「苦楽は共に」という邦題もあり)、ディズニー・ソングの〈星に願いを〉など、厳しい世界情勢から逃避するかのように、スウィートなナンバーも大ヒットしました。(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120636 |
【大ヒット・シリーズの番外編、サラ・ウィリスと仲間たちによるキューバ音楽のアルバムが登場!】ベルリン・フィルの人気ホルン奏者サラ・ウィリスがキューバの友人たちと2020年から録音とリリースを開始し、コロナ禍の困難を乗り越えてアルバム3部作と映像作品を無事にリリースした「モーツァルトとマンボ」シリーズ。そこでキューバ音楽の演奏を受け持ったのが、サラ・ウィリスを中心としたバンド「サラバンダ」でしたが、今回彼らの演奏をたっぷりと聴くことの出来るアルバムが登場となりました。冒頭からサラが得意の低音を挨拶代わりに吹き鳴らし、陽気な掛け声も入って独特の音楽世界に一気に引き込まれます。有名なヒット曲からクラシックのアレンジ、オリジナルまでを幅広く収録。哀愁を帯びたメロディ、体を動かさずにいられないリズム、音を通じたプレイヤー同士の会話と一体感、キューバ音楽の魅力と音楽の素晴らしさが凝縮されたアルバムです。ラストは各プレイヤーのテンション高いアドリブを盛り込んだ、10分を超えるスリリングなナンバー。(2024/08/23 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1099 |
(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :SWR Jazzhaus |
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カタログ番号 | :JAH-457 |
2001年8月6日に87歳で亡くなったラリー・アドラーは、ハーモニカという楽器のイメージをまったく覆してしまった天才でした。コンサート・ホールで、レコーディング・スタジオで、はじけんばかりに活き活きとあふれ出す“音楽の泉”は、まさに尽きることがありません。超絶技巧が炸裂する無伴奏の<マラゲーニャ>をはじめ、<ラプソディ・イン・ブルー>や<ホラ・スタッカート>でのセンスの良さ、エリントン・ナンバーにおけるジャジィで粋な味わいなど、クラシック、ポピュラーのどちらでもOKというアドラーの芸達者ぶりは“凄い”の一語に尽きます。「マウス・オルガン」とも称された彼の多彩な表現力が実感できるアルバムです。(2002/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120608 |
リチャード・ヘイマンの演奏や編曲の数々をお楽しみいただく当シリーズ、ゴキゲン度、ノリノリ度では今回が最高かもしれません。スペインやメキシコの民謡、舞曲は、もともとは民衆の素朴なパワーが炸裂した音楽ですが、実際クラシック音楽にも大きな影響を与えただけあって、クラシックの装いもよく似合うものです。「メキシカン・ハット・ダンス」、映画の題材ともなった「ラ・バンバ」など、誰もがどこかで耳にする楽曲が、お気楽系シンフォニックな味付けで次々と登場します。ライト・クラシックス、セミ・クラシックスの楽しさ、ここに極まれりといっても過言ではないでしょう。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555026 |
ドーシー・ブラザースのビッグバンドが短命(1934年から35年の足かけ2年間)だったのは初めて知りました。ここでの録音は、兄弟ゲンカの後にジミーが結成したオーケストラの作品。看板が一枚欠けたとはいえ、ジミーのリーダーシップ、Sweet Swing という将に「甘口で軽やか」なスタイル。しかし、このスタイルは他の追随を許しませんな。オーケストレーションもあか抜けていて、tp、tb、リードのそれぞれの学期の特性を活かしたいい編曲。特にソロ楽器のバックのサウンドが凄く洗練されています。ジミー・ドーシーのソロやオブリガードも短いながら大変音楽的。ヒット曲の「そよ風と私」のイントロはラヴェルのボレロのパクリです。面白い。(2002/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120625 |
ロマン派以降、ピアノを弾くことはブルジョアジーの子女に教養としてもてはやされ、ショパンやリスト、アンリ=エルツなどは無数のそういった子女たちを弟子として教えました。才能を見込まれた一部の者は、コンサート・ピアニストとして、あるいはサロンで演奏を行ったり、教鞭をとったりしました。とはいうものの大部分は泡沫ピアニストで、ピアニストとして確たるキャリアを築き、それを維持していった者はほんの少数でしかありませんでした。しかしながら限定された範囲内において魅力的であった女流ピアニストも少なからずおり、このCDに残された録音を聞くと、彼女たちが自分に適した小品を生き生きと弾いていることがわかります。(2006/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111121 |