ハマースタイン2世, オスカー(1895-1960)
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モンクの曲を演奏することは、その人のジャズに対するセンス、志向、技術、経験、といったものを露わにすることだと思う。1940年代に書いた幾多の曲が、「良い」のみならず、この21世紀においても「謎」とか知性あるミュージシャンの「好奇心」を呼ぶ、とはタダゴトではない。こんな曲を書いたモンクはガイキチとしか思えない。この50年間以上、プレイズ・モンクという企画は幾多もあるが、「新たな可能性」をどこかに残しているからこそ、今後も絶えないだろう。そんなモンクの名高いブルーノート・セッション。一家に一枚。(2002/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120588 |
ミュージカル、オペレッタ、そして映画などで大活躍したネルソン・エディですが、この人ももともとはオペラ畑の出身。デビュー期にフィラデルフィアでヴェルディの歌劇《アイーダ》のアモナズロ役を歌ったというのは、「ふ~ん」という感じですが、1931年にベルクの歌劇《ヴォツェック》のアメリカ初演(指揮はストコフスキー)で歌っているというのを知ったときには、さすがにビックリしましたネ。エディの歌には、のびやかさと同時に、折り目正しい好青年がそのまま成長したような感じが漂うのですが、天性のものというよりは、演じる役柄に合わせたスタイルなのかもしれません。しかし、実にハマっています。本当にステキな歌いっぷりです。(2002/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120591 |
SP時代を代表するアメリカの名バリトン歌手といえば、ローレンス・ティベットです。第一次世界大戦中、米海軍に従軍し、それからニューヨークで高名なラ・フォルジュに師事したという経歴に加え、魅力的な渋いルックスの持ち主でもあり、オペラの世界の枠を飛び越え、映画にも多数出演して、その演技と声で大人気を博しました。当アルバムでも、マクダウェル、フォスターといったアメリカ産の歌から、フォーレ、オッフェンバック、アイルランド民謡、そして映画やオペレッタに至るまで、幅広い曲調を男っぽい色香を漂わせながら歌い上げています。なかでも、大ヒットを記録したMGM映画『悪漢の歌』からの4曲のナンバーが聴きものです。(2002/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120593 |
(2002/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120595 |
1912年5月18日に米国・ペンシルベニア州で生まれたペリー・コモは、理髪店の見習いだった時にコンクールで優勝。36年の歌手デビュー後は、“歌う床屋さん”の愛称でも親しまれました。当盤に収録されているR・ロジャースのミュージカル《南太平洋》の2つのナンバー(<魅惑の宵>、<バリ・ハイ>)を聴けばすぐに分かるように、あたたかさを湛えた甘い低音がとにかく魅力的! しっとりとした大人のラヴ・バラードを歌えば天下無敵の存在でした。マフィアとの関係を嫌ってカジノ公演を拒むなど、スキャンダルとは縁が薄い庶民派のビッグ・シンガーとしても知られています。20代から30代にかけてのコモの名唱が堪能できるディスクです。(2002/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120599 |
サッチモと対極をなす甘いトランペット ハリー・ジェームズ恐るべし。ハリー・ジェームスなんて、日頃ダンモ聴いてる僕等は結構ナメてたよね。上手いラッパといえば、1にフレディ、2にウディ・ショー、芸風が違うが、3、4がなくて5がジョン・ファディス、なんてのが80年代にバンドマン生活を送っていた僕等の感覚。ウィントンはケニー・カークランドとジェフ・ワッツがいた頃は聴いていたが、リーダーのラッパはいまいちだった。ラッパ吹きはズボンのケツが破れるような演奏をして欲しいよな。ハリー・ジェームスのプレイはこれがピストン3つの楽器から生まれるとは信じがたい。Concerto for Trumpet 聴いてみて! それにしても、ウィントンがカリスマとなる現代ジャズ界はなんかおかしくないか?(2002/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120618 |
イギリスの才人・ノエル・カワードの第3集は、HMVレーベルが発売しなかった《マッド・アバウト・ザ・ボーイ》のレアな録音からスタート。こうしたマニアックな配慮も、コンプリート・レコーディング集ならではの楽しみですね。ソングライターとして抜群の才能を誇ったカワードがヴォーカリストとしてのひらめきを発揮した《ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ》は、洗練の極みともいえる歌い口がなんとも素敵!このコール・ポーターの名曲はヘレン・メリルの名唱があまりにも有名なため、女性が切々と歌うものであると思い込んでいる方、いらっしゃいませんか? 本来は、男性から女性に向けて歌いかけるのが正解なのです。(2002/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120623 |
クラシック・コンサートやオペラなどで活躍しながらも、舞台・映画の主題歌などを歌い、ラジオ放送でも人気を得ていたクルックス。甘くリリカルな歌声が特徴で、硬軟歌い分ける三大テノールの元祖的な存在だと言えるでしょう。戦前期のアメリカを代表するリリック・テナーのリチャード・クルックスは、1900年6月26日、ニュージャージー州のトレントン生まれ。オペレッタ、ミュージカル、映画で人気を獲得しましたが、27年にはトスカニーニのもとでベートーヴェンの第9を歌ったり、28年にはメンゲルベルクに選ばれ、マーラーの交響曲《大地の歌》のニューヨーク初演でも歌うなど、コンサート・ホールや歌劇場でもその実力のほどが高く評価された人でした。したがって、当アルバム所収の各ナンバーも、必要以上に甘めに歌い崩すことはなく、あくまで正統派の二枚目とでも呼びたいアプローチから、ロマンティックな心情が自然にわき上がるあたりが聴きものになっています。(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120639 |
その甘い囁きで人々に愛されたフレンチ・クルーナーの代表選手ジャン・サブロンならではの魅力を一枚に凝縮したアルバムです。フランスのシャンソン界で初めてマイクロフォンを使ったサブロンは、1930年代半ばにはギターの鬼才ジャンゴ・ラインハルトやヴァイオリンのステファン・グラッペリらと活動。その時期のジャジーで洒脱な名唱に加え、ニューヨークに移り住んでいた時期に親しんだ米国産のヒット・ナンバーを高雅に甘く歌っているあたりも大きな聴きものです。代表曲《セ・シ・ボン》では、「セ・シ・ボンってどういう意味?」と問う女性に「それはね」と答えてから、おもむろに歌いだすなど、サブロン特有の粋な世界が展開されています。(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120641 |
(2002/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120642 |