タネーエフ, セルゲイ(1856-1915)
Search results:23 件 見つかりました。
【世界中の合唱の名曲を集めた好企画、待望のBOX化!】約17年に渡って南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブルの首席指揮者を務めたマーカス・クリードの退任と、SWRレーベルの20周年を記念したBOXセット。世界の名曲を合唱で、ではなく、合唱のために書かれたオリジナルの名作を国(あるいは地域)ごとに、もちろん原語で歌っていくという、世界中の合唱ファンを狂喜させた企画が、約6年間を経ていよいよ完結しました。その歌唱技量と表現力の高さは、昨年発売された「日本」編の美しさで私たちにも実証済み。同時発売の最終巻「バルト三国」編も含めた9枚組で、合唱の世界の奥深さをたっぷりと堪能することが出来ます。それぞれのアルバムをそのままBOXに収めた仕様で、歌唱言語による歌詞を掲載したオリジナル・ブックレットを読むことが出来るのも嬉しいところ。(2020/06/19 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
---|---|
カタログ番号 | :SWR19100CD |
偉大なる作曲家タネーエフは、実はピアニストとしても有名で、彼のコンサートは「モスクワ全土のための音楽の祝賀」と称されるほど高く評価されていました。彼はニコライ・ルビンシテインにピアノを学び、モスクワ音楽院に入学後はすぐさま最も優れたピアニストとして知られるほどでした。あの有名なチャイコスキーのピアノ協奏曲のモスクワ初演もタネーエフが行っています。しかし、タネーエフがピアノのために書いた作品は驚くほど少なく、また演奏される機会もほとんどありません。ここに収録された作品もほとんどが世界初録音というものばかりです。彼の円熟した作曲技法が楽しめるヴァイオリン・ソナタも聴きどころのひとつです。(2009/12/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557804 |
ロシアの作曲家、ピアニスト、教師および対位法の研究者セルゲイ・タネーエフの作品集です。このアルバムには彼の唯一のオペラである「オレステイア」からの長大な序曲を中心に、抒情性と対位法に彩られたいくつかの作品を収録しています。ロシア的なものを聴きたければ、トラック4や5がオススメです。どっしりとしたものを聴きたければトラック7などはいかがでしょう。チャイコフスキーのようなわかりやすい抒情性に、若干の男らしさを付け加えた思いきりの良い音楽が魅力です。(2009/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.570584 |
1883年、アントン・ルビンシテインの死を悼んで作曲されたカンタータ「聖イオアン・ダマスキン」。ロシア正教会では重要な聖人である聖イオアンは、聖像破壊運動に反対しイコンを擁護、教会の伝統を守った人として讃えられています。タネーエフは尊敬するA.ルビンシテインをその聖人になぞらえ、極めて崇高なカンタータを作曲、故人への捧げものとしたのでしょう。協奏的組曲は、彼の友人であるヴァイオリニスト、シボールの依頼で書かれたもので、冒頭からヴァイオリンが艶めかしくも強靭なメロディを奏でる劇的で色彩的な曲。バッハやモーツァルトの時代に書かれたような単純な形式に見えてしまいますが、曲に含まれる「主題と変奏」だけを取り出してみても、その素晴らしい筆致に驚かざるを得ません。NAXOSが誇る名ヴァイオリニスト、カーレルの深みのある音色はこの曲の真価を存分に伝えてくれています。(2009/11/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.570527 |
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は19世紀ロシアを代表する“ヴァイオリンとオーケストラのための作品”ですが、他のロシアの作曲家たちも、優れた協奏的作品を数多く作曲しています。このアルバムにはチャイコフスキーの弟子、セルゲイ・タネーエフと『ロシア五人組』の一人、リムスキー=コルサコフの作品をヤブロンスキーとキエフ・ヴィルトゥオージ交響楽団の演奏で収録。タネーエフの「協奏的組曲」は彼の友人であるヴァイオリニスト、シボールの依頼で書かれた作品で、バロック期の組曲の体裁を取りながら、各々の曲は大胆な筆致で書かれています。愛らしい「ガヴォット」が魅力的。リムスキー=コルサコフの「2つのロシアの主題による幻想曲」は、クライスラーのピアノ伴奏版も知られますが、迫力あるオーケストラ版は聴きもの。ヴァイオリンが歌う哀愁漂うロシアの旋律が、色彩豊かな響きを駆使したオーケストラ・パートと溶け合い、壮大なクライマックスを築きあげます。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.579052 |
作曲をチャイコフスキーに、ピアノをニコライ・ルビンシテインに学んだタネーエフ(1856-1915)。彼は素晴らしいピアニストであり、師であるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番のモスクワ初演を行う程の腕前の持ち主でした(第2番の世界初演も担当している)。また対位法の理論家でもあり、正教会の聖歌も作曲するなど多彩な才能の持ち主でした。彼の作風は驚くほど保守的で確固たる構造を持ち、とりわけ弦楽四重奏曲の早い楽章は、モーツァルトやベートーヴェンに匹敵するほどのシンプルさを有しています。とは言え、緩徐楽章では溢れんばかりの抒情性に満ちていて、「ロシア的な美しさ」を堪能することができるものです。第7番は、実は初期の作品であり、1880年に彼がパリに滞在していた頃に書かれたもの。簡素な美しさの中に、一筋縄ではいかない音の動きが見え隠れします。(2013/08/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573010 |
チャイコフスキーに学び、ラフマニノフとスクリャービンを育てたタネーエフ(1856-1915)。ヨーロッパではピアニスト、教育者としての評価ばかりが名高い人ですが、現在では交響曲が良く知られています。しかし彼の本領は室内楽、それも作品番号を持つ6曲の弦楽四重奏が最高傑作と言っても過言ではありません。かのチャイコフスキーは彼のことを「ロシアのバッハ」もしくは「ロシアのブラームス」と呼びましたが(タネーエフ自身はブラームスの音楽を嫌っていた)それは何といっても彼の音楽が極めて精緻な対位法を用いて書かれているからでしょう。しかし、その本質は美しいメロディにあることは間違いありません。このアルバムに収録されているのは第9番と第6番の2曲ですが、第9番は実は初期の作品で、印象的な雰囲気を持つチャイコフスキー的な旋律を持っています。第6番は11曲確認されているタネーエフの最後の弦楽四重奏曲で、充実した書法で書かれています。(2016/01/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573470 |
2005年に設立、世界的に認められているアメリカのカルペ・ディエム弦楽四重奏団によるタネーエフ(1856-1915)の弦楽四重奏曲全集も、この第5集で完結となります。ピアニスト、教師として活躍したタネーエフは、自作を出版することにあまり興味を示さなかったため、後世に残された作品数はあまり多くありません。とは言え弦楽四重奏曲は番号なしも含めると、全部で11曲あり、そのどれもが見事な対位法を駆使したベートーヴェンやブラームスに通じる堅固な風格を持つ、技巧が凝らされた充実した作品です。チャイコフスキー作品のような叙情性はあまり感じられず、ひたすら音楽を究めていく曲が多く、この第8番の四重奏曲も、終楽章に壮大なフーガが置かれた充実した音楽です。同時収録の弦楽五重奏曲は、彼の晩年の作品で、1904年に亡くなったロシアの慈善家、出版業を営むパルヤエフの思い出に捧げられています。第2楽章の美しい賛美歌のようなメロディが、彼の想いを物語っているかのようです。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573671 |