チャイコフスキー, ピョートル(1840-1893)
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バーゼル交響楽団のハープ奏者を務めるアウレリー・ノル、同じくバーゼル交響楽団のチェリスト、ヨレナ・オレア・サンチェス、古楽系のレパートリーで知られるソプラノ歌手マリア・クリスティーナ・キール、この3人が中心となり、アーンやファリャ、フォーレらの色彩豊かな作品を奏でた1枚。アルバムの中には、スイスの作曲家シルヴァン・ローラーの作品も含まれており、彼の繊細かつ印象的な作風による音楽は、他のロマン派の作品に見事に溶け込んでいます。(2024/03/29 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM427 |
(2012/05/09 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC834 |
(2015/04/22 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM216 |
ハープとピアノという斬新な組み合わせから紡ぎだされる流麗な音色が魅力。デュオ・プラセディスのpaladinoレーベルへの2枚目のアルバムです。前作(PMR-51)はブラームスのハンガリー舞曲集で、民族色豊かな演奏を聴かせましたが、今回はロシアの小品をバランスよく集めたアルバムです。キュイやチャイコフスキー、ムソルグスキーの小品、アレンスキーの組曲、そしてメインはリムスキー=コルサコフの組曲「シェエラザード」。このセレクトはかなり挑戦的でもあり、魅惑的でもあります。もちろん編曲は彼女たちによるものです。(2015/11/25 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0069 |
前作のアルバム「The Darkest Midnight」(SOMMCD0189)が、イギリスのAMAZONでクラシック・チャートのトップを飾るという快挙を成し遂げた女声5人によるヴォーカル・アンサンブル「パパゲーナ」の第2作。“厳しい冬を照らす暖かい光”をテーマに掲げ、選ばれた多種多様な音楽はどれも魅力的、かつ意味深いものばかり。伝承曲からロックまで刺激的で興味をそそられる曲が並びます。彼女たちの美しくブレンドされた声の響きが楽しめます。(2021/02/19 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0608 |
“深々とした”、“神々しい”といった言葉で語られがちなマリアン・アンダーソンですが、当盤はシューベルトの《ます》やシューマンの〈くるみの木〉といった名曲も収録。トスカニーニが「100年に1人のすばらしい美声」と賛辞を呈した彼女の歌声を堪能することができます。十八番の黒人霊歌やオペラのアリアに加え、ヴィオラの名手プリムローズが、マスネの《悲歌》とラフマニノフの〈夜の静けさに〉の2曲で共演。その流麗で優美な音色と包容力あふれる歌唱が絶妙にマッチしています。あのクライスラーの共演者としても著名で、晩年期にもアンダーソンとレコーディングを行っているフランツ・ルップのピアノも大きな聴きどころのひとつです。(2005/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Nostalgia |
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カタログ番号 | :8.120779 |
【三輪の椿が織りなす、重厚でエモーショナルなロシアの息吹】人気ピアノ・トリオ「椿三重奏団」のセカンド・アルバムです。デビュー・アルバム「メンデルスゾーン&ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番」では、艶やかで薫り立つようなカンタービレが聴く者の琴線に響き「レコード芸術誌特選盤」に選出されてベストセラーとなりました。このアルバムでは一転、ロシア音楽を代表するチャイコフスキーとショスタコーヴィチの名作による、その重厚でエモーショナルなアンサンブルが圧巻の魅力となっています。眼前で繰り広げられる丁々発止のまさに手に汗握る迫真の演奏が、DSD11.2MHz 超ハイレゾレコーディングにより刻印されました。椿三重奏団について~凛としたピアノ・トリオの誕生とその充実のとき~誕生 「椿三重奏団」=ピアニスト高橋多佳子、ヴァイオリニスト礒絵里子、チェリスト新倉瞳による花の名を冠する女性だけのピアノ・トリオが誕生したのは、2008年であった。高橋多佳子と礒絵里子の出演が決まっていた豊橋でのピアノ三重奏の演奏会に、急遽新倉瞳が代役的に参加することになったのである。礒と高橋はすでにプロとして何度も共演経験があったし、新倉のことは才媛学生として名を既知しており、各々がソリストとしてたいへん高い実力の持ち主であることはわかっていたものの、三人で合わせるのはそのときが初めてであった。これがたいへん素晴らしかったのである。意気投合した三人は、その後もピアノ三重奏としての活動継続を約束する。そして、2017年に開かれた幸田町民会館つばきホールでの演奏会をヒントに、自らを「椿三重奏団」と命名したのは2019年のことであった。濃厚なロシア作品への挑戦 デビュー・アルバムのメンデルスゾーンとブラームスという王道の二大ピアノ三重奏曲で出色の出来をみせた「椿三重奏団」。彼女たちがセカンド・アルバムに選んだのは、濃厚なロシア色を感じさせるチャイコフスキーとショスタコーヴィチの大曲である。 ディスクを再生すると、「偉大な芸術家の想い出に」から、ピアノの麗しいタッチのアルペッジョが流れ出す。しなやかな伴奏に支えられて入ってくるのは新倉瞳のチェロの調べ。彼女のチェロは歌のポイントをつかむのが実に巧みで、長く深い呼吸のフレーズを朗々と歌う。すると、まったく自然に礒絵里子のヴァイオリンが加わってくる。伸びやかなボウイングと品の良い適度なヴィブラートを持つ彼女の美音は、ピアノとチェロと見事に調和し、かつその存在を確かに印象づける。そこに“モルト・エスプレッシーヴォ”で主題を熱く果敢に歌うのが高橋多佳子のピアノである。この3度目の主題の毅然とした登場によって「三位一体」の第1主題提示が完成する。この濃厚なロシアの香り漂う作品の導入だけで、「椿三重奏団」の非凡なる音楽性と存在意義は確約される思いがする。 「椿三重奏団」は共に桐朋学園大学出身で、先輩後輩としてお互いを深く尊敬しあいながら、プロフェッショナルとしての音楽的な個性はまったく隠すことがない。そして、強い個性をぶつけ合いながらも、お互いの最大公約数を見つけ出していき、見事なアンサンブルを生み出すのである。 第1楽章のその後の展開においても、礒が旋律線を強く押し出せば、高橋が一歩引いて、新倉がバスをスッと支える。さらに礒が進むと今度は高橋が対旋律で押し返し、新倉がそれらをまとめるように麗しい歌で応答する。三人はふだんから家族のように仲が良いが、音楽になると、このようにときと場合に応じて、長女、次女、三女の役割を年齢や楽器に関係なく縦横無尽に果たしあうのである。それは、第2楽章のピアノの素朴で美しいカンタービレを、ヴァイオリンが伸びやかに引き継いで空間を広げ、さらにチェロが自在な感性で舞踏化するという、主題~第2変奏の部分でも、象徴的である。この高橋多佳子~礒絵里子~新倉瞳という異なった楽器間でのポプリは見事というほかなく、「椿三重奏団」の相互の尊敬と信頼の証とも言うべきものだ。集中とエネルギー、そして高雅な芸術 このトリオはエネルギーの集約とその発散という意味でも特筆すべきパワーを持っている。たとえば、チャイコフスキーの変奏終曲とコーダを聴いてみていただきたい。複雑な和声的対位法的展開を見事に奏した三人は、最後のコーダでさらに信じられないようなエネルギーを発散して偉大な芸術家の生と死へのリスペクトを謳い上げる。 謳い上げると言えば、ショスタコーヴィチ《ピアノ三重奏曲第2番》も、もの凄い集中力である。この作品の持つ先人への尊敬、ロシアの空気、ユダヤの情念、戦争の恐怖といったものを演奏するにはこの集中力というものこそが演奏表現の原点である。「椿三重奏団」は、冒頭の幽玄なハーモニクスから始まった主題群が次第に鋭角的な響きを増して、ついには現代社会の怖さまでを吐露するに至る過程を見事に再現する。そして、終楽章のカオスにおける爆発的エネルギーの飛散は、世の不条理を超えた音楽の満足感によって私たちにこの上ない感動をもたらしてくれる。 実際の録音現場では、ホールに集った3 人はいつもどおり冗談が飛び交い和気あいあいであった。しかし、ひとたび録音セッションが始まると、高橋多佳子のピアノ、礒絵里子のヴァイオリン、そして新倉瞳のチェロが、ときに情熱のたぎりをぶつけ合い、ときに喜びを分かち合い、深い悲しみは共有し、それらを音楽とすることに心から感謝して演奏したのである。 そしてその記録は今この素晴らしいディスクとして結実した。まさに三人の名花による渾身の演奏である。深く根を張った幹のようにたくましく、そして美しく咲き誇る花のように凛とした音楽=「椿三重奏団」の名にふさわしい高雅な芸術を心ゆくまで堪能したい。 下田幸二(2023/09/20 発売)
レーベル名 | :ART_INFINI |
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カタログ番号 | :MECO-1079 |