チャイコフスキー, ピョートル(1840-1893)
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突出した人気を誇る第1協奏曲の影で、チャイコフスキーのピアノ独奏曲は今一つ人気がないのが実情です。・・・が、実はとんでもないお宝の山なのです! スラヴ的な味わいをベースにして、ときには土臭く勇ましく、あるときには甘く切なく迫ったり、はたまた憂いに満ちたりと、チャイコフスキーの魅力はこの分野でも満開です。充実したピアノ書法にも支えられ、魅力的な楽想が次から次へと飛び出す「ドゥムカ」の多彩さ、「3つの歌曲の編曲」Op.16でのやるせないような歌等々、中毒性は高いです。「スラヴ行進曲」は実用本位のややヘッポコな編曲ですが、これすら御愛嬌といった感じで面白いかも!?(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553330 |
交響曲、バレエ曲などで知られるロシアの作曲家チャイコフスキー。彼は生涯を通じて数多くのピアノ曲も書いていました。これらの多くは彼の家族や親しい友人、音楽家たちに捧げられており、どれも詩的で温かい感情に満ちた音楽です。またピアノ学習者たちのための作品も多く、これらは当時の音楽市場で高い需要があったもので、ここに収録された「中級程度の12の小品」も、少し腕があがった学習者たちにとって、格好の練習曲になると喜ばれた曲集です。華やかなト長調の練習曲で始まり、特徴的なリズムを持つ「マズルカ」や、叙情的な「悲しい歌」など,多彩で表情豊かな作品が並びます。「ハープサルの思い出」は現在エストニア領である美しい町に滞在したときの印象が描かれた小品。穏やかな気候に恵まれた保養地で、ここでの印象を3つの小品として作曲。情緒に溢れた美しい作品です。ロンドンで学び世界で活躍するピアニスト、式守満美の演奏で。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573543 |
チャイコフスキーの「ピアノ三重奏曲」は「偉大な芸術家の思い出に」という副題で知られるように旧友、ニコライ・ルビンシテインへの追悼音楽です。悲痛な第1楽章の後に続く第2楽章は「主題と12の変奏」という変則的な構成を持つ作品で、演奏時間は50分を超える長大なもの。全編に渡りチャイコフスキーの旋律美が溢れる雄大な曲です。そのチャイコフスキーの訃報を受け、作曲されたのがラフマニノフの「悲しみの三重奏曲」。単一楽章でありながら、チャイコフスキーの影響も感じられる美しい作品です。(2019/10/30 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7825 |
ロシア音楽の伝統のひとつに「亡き芸術家を追悼するためにピアノ三重奏曲を作曲する」というものがあるのはご存知でしょうか?これを始めたのがチャイコフスキーで、アレンスキーからラフマニノフ、ショスタコーヴィチ、シュニトケなどに受け継がれているものです。まずチャイコフスキーの作品は、1881年から1882年にかけて作曲されました。この曲は旧友であったニコライ・ルビンシテイン(モスクワ音楽院の初代院長を務めた)の死を悼んで書かれたもので、作品の献辞の言葉である「偉大なる芸術家の思い出に」という言葉が通称として広く愛されています。第1楽章の燃え立つような「悲歌」と長大で精緻な第2楽章の変奏曲が見事な対比を形作っています。かたやアレンスキーの作品は、1889年にモスクワで死去した名チェリスト、カルル・ダヴィドフの追悼音楽として作曲されたもの。こちらは古典的な4楽章形式で書かれ、第3楽章に置かれた「悲歌」がアレンスキーの悲しみを表現しています。美しく、力強く、そして悲しい音楽がここにあります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.550467 |
現在のコペンハーゲンで最も注目されている1999年に結成されたピアノ・トリオ「トリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン」による2曲のスラブの作品集です。2人の韓国人の姉妹と、デンマークのピアニスト、イェンスの3人によるこのトリオは、すでにデンマーク国内でいくつかの賞を獲得し、その演奏はヨーロッパ中で高く評価されています。常に新鮮さと好奇心を持ち、新たなレパートリーを探求しているという彼ら、このチャイコフスキーとスメタナでもその精神が遺憾なく発揮されています。「偉大な芸術家の思い出に」でのエキサイティングで力強い表現は、さすが若い人たちならでは。スメタナのトリオも民族色が強く生かされています。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100051 |
チャイコフスキーは生涯100曲を越える“ロマンス”と呼ばれる抒情歌曲を作曲しました。これらは幸福から絶望まで、様々な気分に彩られた「音による日記」であり、チャイコフスキーにとって大切な作品群でした。自身の歌を愛していた彼と編集者たちはこれらをピアノ曲に編曲するように同時代の作曲家たちに依頼しましたが、どんな編曲でも全てチャイコフスキー自身が監修、満足の行くように仕上げています。収録作品の中には2曲のチャイコフスキーの旋律を用いた幻想曲も含まれており、いかに彼の旋律が多くの人の心を捉えたかを知ることができます。演奏者のセヴェルスは、ベルリン芸術大学とモスクワ・チャイコフスキー音楽院でミハイル・ヴォスクレセンスキーとレフ・ナウモフにピアノを師事。オーロラ・デュオ(カルテット)を設立し、ピアノ・アンサンブルの可能性を探っています。(2019/11/08 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP795 |