ペリケ, フェルナンド(1873-1940)
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1928年、イギリス・コロンビア・レーベルによってSP用にスタジオ録音された、史上3番目の全曲です。ヴィオレッタ役を歌うメルセデス・カプシール(1895-1969)はスペインの歌手で、この《椿姫》や《リゴレット》など、いくつかの全曲録音のヒロインをつとめたことで、その名声を不滅のものとしたコロラトゥーラ・ソプラノです。当時のスカラ座ではこの役はリリコによって歌われていましたが、英米独仏ではコロラトゥーラが歌うことが少なくありませんでした。カプシールの起用はいかにもイギリスの会社らしい選択です。(山崎浩太郎)(2001/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110110-11 |
2016年はグラナドス(1867-1916)の没後100年にあたります。NAXOSの今回の新シリーズはグラナドスの「管弦楽作品」に光を当てるものとなります。当時、最高のピアニストとして活躍したグラナドスの作品は、やはりピアノ曲が多く、ショパン、リスト、ラフマニノフのような雰囲気を持つロマンティックな作品は現在でも愛されています。一方、彼の管弦楽作品や舞台作品は、それらのピアノ曲に比べると人気も知名度も低く(三省堂の音楽辞典でも管弦楽作品は掲載されていません!)まるで「管弦楽作品は書いていない」かのような扱いを受けているのは残念でなりません。例えばこのアルバムの冒頭に収録された「敗者の行進曲」はスペインの聖週間のために書かれた曲ですが、暗く謎めいた行進曲に、思わず痛みを感じるほどの描写力。まるで西部劇の音楽のようなメリハリのある作品です。民俗的な香りを楽しみたい方は、「ガリシア民謡による組曲」をぜひ。野心的でぐいぐい来るこの音楽は、多くの人が抱いているグラナドスのイメージを大きく変えてしまうことでしょう。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573263 |
【スペイン情緒溢れる熱いライヴ】カンタオラ(フラメンコ歌手)としてこれまで4枚のソロ・アルバムをリリースしているロシオ・マルケスと、クラシックのピアニストであるローサ・トレス=パルド。スペイン出身の二人によるデュオ・アルバムは、母国の作曲家たちによるクラシカルな歌曲と、フォーク・ソング、デブラ(伴奏の無いカンテ)、シャンソンまでを収録しています。フォーク・ソングの一部はフェデリコ・ガルシア・ロルカの手によるハーモナイズとのこと。会場の熱気がひしひし伝わるマドリードでのライヴ収録。(2022/11/25 発売)
レーベル名 | :MarchVivo |
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カタログ番号 | :MV006 |
双子のアンサンブル、クシュプラー姉妹によるスペインの歌曲集です。以前にはロシアの歌曲集(C5039)で、チャイコフスキーやラフマニノフをはじめとした濃密な歌曲を披露していた2人ですが、今作ではまた違った「激しく内面で燃え盛る情熱」を有したモンポウを中心に、グラナドス、ファリャ、ロドリーゴ、モンサルバーチェを聞かせます。変幻自在な歌に寄り添うピアノの香り高い表情をお楽しみください。ピアニストのオレナ・クシュプラーはモンポウを得意としており、彼女のソロ・アルバム(C5115)も高く評価されています。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5193 |