グリフィス, チャールズ・トムリンソン(1884-1920)
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僅か35歳での早世が惜しまれてならないグリフェスは、ドビュッシーやスクリャービンの影響を強く受けていますが、その濃密で神秘的、官能的な響きには独特の個性があります。彼の作品で最も有名な「白い孔雀」の他、いくつかの曲はピアノ曲からの編曲ですが、艶かしい響きはむしろオーケストラにピッタリといえるかもしれません。「フィオナ・マックレードの3つの詩」の美しさにも、溜息が出てしまいます。グリフェスはまた、東洋趣味に関心を示したことでも知られていますが、そのよい例が「フビライ・ハンの快楽殿」で、エキゾチックなムードが全編にふりまかれています。(2004/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559164 |
1998年ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクールで優勝したピアニスト、ロリ・シムズによる「アメリカのピアノ音楽」を集めた1枚です。ここで取り上げられた4人の作曲家は、生まれた時代は近いのですが、その作風は全く違います。「アメリカ」そのものを表出することに力を注ぎ、それまでの伝統に新しい風を注ぎ込んだコープランド、革新的なものを追求したウェバー。この2人の変奏曲の違いが象徴的です。ロマン派の流れにそのまま身を置いたギリフィス、保守的な作風の中に現代的な感覚を融合させたバーバー。スペインの伝統に連なるラテンスタイル、イギリスからのヨーロピアンスタイルなどが混在した20世紀初頭のアメリカ音楽界を目の当りにできる好企画です。(2013/04/24 発売)
レーベル名 | :TwoPianists |
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カタログ番号 | :TP1039152 |
20世紀初頭の女性ピアニストたち。この第5集でも驚くばかりの才能がひしめいています。こんなに見事な演奏をしている彼女たち。現在でも名前が残っているのは、ほんの一握りであるのは残念なことではないでしょか。なかでも1865年に生まれ、1963年までの長い生涯を送ったライダー=ポッサールの珍しい録音は一聴に値します。才能あるピアニストであった彼女ですが、更なる録音に恵まれてさえいれば・・・と残念に思うばかりです。またブラームスの弟子であったエテルカ・フロイントは、恩師の小品を心からの賞賛を込めて演奏。芸術の精神を伝えるという難題を易々とこなしています。1曲ごとの発見が嬉しい1枚です。(2012/11/21 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111219 |
20世紀初頭のアメリカの作曲家というと、ほとんどの人はガーシュウイン、アイブズ、コープランドの名前を思い浮かべることでしょう。しかし、実は名前こそあまり残っていないものの、素晴らしい作品を残した人がいるのです。このアルバムに収録されたテイラーとグリフィスは、まさにそんな巨匠です。まずはテイラーの作品を聴いてみてください。このタイトルは、実は「鏡の国のアリス」の正式名称であり、アリスの不思議な冒険譚による5つの場面が生き生きと描かれています。また熟達したピアニストであったグリフィスの作品は、そのほとんどに標題がつけられた質、量ともに充実したものです。フランス音楽の響きに魅せられた彼らしく、嫋やかで美しい響きに満ちています。日本民謡にも所縁が深かったことで知られます。(2012/10/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559724 |
【様々なノクターンを楽しむ一夜のライヴ】ノクターン(夜想曲)といえば現代ではまずショパン、そしてその創始者と言われるフィールドが思い浮かぶところですが、このアルバムにはそのほかの様々な作曲家によるノクターンが収められています。フォーレなどは比較的知られるところですが、レスピーギやバーバーといった作曲家の名前も見られるのが嬉しいところで、フランス、イタリア、アメリカ、ルーマニア、ブルガリアと、様々な国の音楽が聴ける点もたいへん魅力的。いずれの作品もロマンティックなショパンと比べると、より「夜」の印象が強い静けさを感じさせるもので、中でも鐘を模したエネスクの作品は非常に興味深い響きとなっています。演奏はGRAND PIANOでのエネスクのピアノ作品全集や、NAXOS、Ibs CLASSICALでの録音でも高い評価を得ているスペインのピアニスト、ホス・デ・ソラウン。それぞれの作品に深く寄り添った美しい演奏を聴かせています。フアン・マルク財団のオーディトリアムで行われた「Musica en la noche 夜の音楽」というシリーズでのライヴ録音。(2023/05/26 発売)
レーベル名 | :MarchVivo |
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カタログ番号 | :MV008 |
1993年ニュージャージー州オラデルで生まれたドリュー・ピーターセン。幼い頃から才能を発揮、2006年2月には12歳でカーネギー・ホールでコンサートを開催。大成功を収めました。ジュリアード音楽院で音楽を学びましたが、彼の才能は音楽だけにとどまることなく、19歳でハーバード大学を卒業しリベラルアーツの学士号を取得しています。2017年には「American Pianists Awards」を受賞するなど数多くの賞と奨学金を獲得、また同年にはインディアナポリス大学の「アーティスト・イン・レジデンス」に選出されるなど活躍を続けるピーターセン。このアメリカ近現代の多種多様な作品を集めたアルバムでは、その才能を垣間見ることができるでしょう。(2020/12/25 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30095 |