ジュベール, ジョン(1927-2019)
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降臨節(クリスマス)のための音楽といっても、その成り立ちや使われる言葉も様々です。このアルバムはその中で中世英語とラテン語で歌われる曲を集めています。キャロルは賛美歌であり、アンティフォナはその中でも合唱を2つにわけて交互に歌う形式をとるものです。もちろん作曲された年代は幅広く、伝承曲や16世紀の音楽からチルコットやペルトなど、つい最近に書かれたものも含まれています。指揮者のウォルトンも作曲家であり、トラック23は彼自身の書いたもので、混沌たる響きの中に光る美しさを備えた作品です。(2013/02/20 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100027 |
イギリスの合唱作曲家イアン・ヴェナブルス(1955-)のレクイエム。彼は「これまでにも数多くのレクイエムが作曲されており、新たなレクイエムを創造することは気が重い挑戦でした。しかし合唱音楽の作曲家として言葉は私にとって常に重要なものであり、このテキストを音楽に乗せることに圧倒的な願望も感じました。」と語り、その言葉通りの美しく感動的な作品を書き上げました。2018年の初演時に、エイドリアン・パーティントンとオルガンのジョナサン・ホープ、ソリストたちと合唱団はこの作品を感動的に演奏、大好評を得て、翌年2019年にこの録音が行われました。アルバムにはレクイエムの他、ヴェナブルス自身が編曲したガーニーの作品を含む4曲が収録されています。(2020/07/22 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0618 |
1年で最も大切な祝祭日であるクリスマスのために古来から様々な合唱作品が書かれてきたのはご存知の通りです。荘厳な祈りから小さな子どもたちの素朴な歌まで、この神聖な日のために数えきれないほど多くの歌が歌われてきました。イギリスのキャロルは、最初は13世紀頃にフランスから伝えられた小さな舞曲が発祥。14世紀から15世紀に100曲あまりが作曲され主に女子修道院で歌われたようです。そんな素朴な歌が、時代を経るに従って複雑な声部を纏い、壮麗な形へと発展していくのですが、その根底に流れるのは全て「喜び、感謝」の気持ちです。街の喧噪を離れ、一人静かに良き日に思いを馳せるための極上の1枚です。(2009/12/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572102 |
イギリスで最も権威ある合唱指揮者の一人、スキッドモアは1951年、バーミンガム生まれで、18歳から合唱指揮を始め、多くの合唱団を指導し、またHyperionレーベルやASVレーベルに数多くの録音も行っています。バロック音楽から現代曲まで幅広いレパートリーを有し、またミンコフスキーを始めとした著名な指揮者とオペラの上演をしたりと、その活躍はとどまるところを知りません。このアルバムは、スキッドモアとエクス・カセドラ合唱団によるクリスマス・ソング集。彼らは以前にもASVからクリスマスキャロル集を出していましたが、今作はスキッドモアによる、一層練り上げられた表現がお楽しみいただけることでしょう。荘厳さと素朴さ、これらが巧みに撚られた素晴らしいハーモニーをお聴きください。一年中メリー・クリスマス!(2010/04/28 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100008 |
ケープタウンに生まれ、1940年代から1950年代にかけてロンドン王立音楽アカデミーで学んだ作曲家ジョン・ジューベル(1927-)。彼の作品は独特のメロディと刺激的な感性に彩られたもので、このアルバムに収録された4つの歌曲集のどれもが印象的な風合いを持っています。リコーダーとソプラノという不思議な組み合わせによる2つの歌曲集「時の針」と「ばらは風に揺れる」を聴いただけで、この作品に取りつかれることは間違いありません。2つの旋律が絡みあい風の中に溶けていく様は、まさに小さな宇宙であり無限の可能性さえ感じさせるものです。また「シュロップシャーの丘」と「エミリー・ブロンテの6つの詩」でピアノを担当しているジョン・マッケイブもイギリスを代表する大作曲家であり、この芸術的コラボも見逃せないものとなっています。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0045 |
ケープタウンで生まれ、奨学金を得てロンドンの王立音楽アカデミーで学んだ作曲家ジュベール(1927-)。イギリスで作曲家、大学講師として名声を高めました。幼い頃の彼は画家を志望していましたが、15歳頃からパフォーマーとして音楽に興味を持ち、いくつかの作品を書き上げたのです。このアルバムに収録された「Temps perdu-失われた時」はマルセル・プルーストの同名の長編小説に触発されたものですが、この曲を作曲する際には、前述の「若い頃に手がけた弦楽合奏のための2つの曲」をもう一度呼び起こし、新たにサン=サーンスのヴァイオリン・ソナタからのフレーズを組み合わせ、美しい変奏曲に創り上げたというものです。「シンフォニエッタ」はバーミンガム美術館で開催されたコンサートのために書かれた快活な作品。各々の楽器が活躍します。「瞬間の時」は「チャタレー夫人の恋人」で知られるD.H.ローレンスの詩を元にした歌曲。大学教授の妻であったフリーダと、禁断の恋に陥ったローレンスが、駆け落ちの末に放浪していた時期に書かれた詩は、頽廃的でありながらも、強い意志に貫かれているものです。(2015/09/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.571368 |
ケープタウンに生まれ、1940年代から1950年代にかけてロンドン王立音楽アカデミーで学び、イギリス国籍を取得した作曲家ジョン・ジュベール。幼い頃は画家を志していたという彼の作品は、どれも独特なメロディと刺激的な感性に彩られた印象的な味わいを有しています。このアルバムは2017年、90歳の誕生日を記念して制作されたオルガン作品集。どの曲もJ.S.バッハの伝統を踏まえた上で独自の作風を持っており、ジュベールの「宗教曲作曲家」としての矜持が示された曲集となっています。/(2017/05/19 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0398 |
2019年1月7日に91歳の生涯を閉じた南アフリカ、ケープタウン出身の作曲家ジョン・ジュベール。作曲家として活動するかたわら、バーミンガムで教職につき後進を指導、多くの賞を受賞しました。このアルバムは2017年、彼の90歳の誕生日を記念してリリースされた1枚で、彼が得意とした合唱曲が収録されています。音楽でコミュニケーションをはかりたいと語ったジュベールにとって、合唱作品は特別の存在であり、様々なテキストを用いて折々の心情を描いた作品はどれも強い存在感を放っています。なかでも第二次ボーア戦の勃発を契機にトーマス・ハーディが書いた詩を用いた「South of the Line」は強い悲しみと怒りに満ちた曲。戦争に対する彼の思いが強く表れています。(2019/07/26 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0166 |