ルモワンヌ, ジャン=バティスト(1751-1796)
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【グルックと同時代の知られざるオペラ、その真価を問う蘇演録音】ドルゴーニュに生まれ、地方巡業の指揮者としてデビューしたルモワーヌは、1770年にその職を捨ててドイツへ向かい、ベルリンでグラウンやキルンベルガーなどと学んだ後、オペラ作曲家として再デビューを果たしました。惚れ込んだオペラ歌手とフランスで一緒に生活を始めたのが1782年。グルックやサリエリといった外国出身の人気作曲家が全盛のパリで、ルモワーヌの作品は堅苦しいという評価でしたが、2作目の悲劇であった《フェードル》はまずまずの成功を見せたといいます。その後イタリアでさらに研鑽を重ね、帰国後にもいくつかのヒット作を飛ばしました。しかし今日その名前はすっかり忘れ去られてしまい、今回日の目を見た《フェードル》も世界初録音となります。物語はギリシャ神話に題材を得たラシーヌの悲劇を元にしたもの。舞台はテゼーの王宮で、その妻フェードルは継子であるイポリートに恋をしてしまい、そこから悲劇が起こります。古楽系やフランスのレパートリーを中心に引っ張りだこのソプラノ、ワンロイのほか、旬の歌手たちが知られざる作品の魅力を浮き彫りにしています。(2020/04/10 発売)
レーベル名 | :Bru Zane |
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カタログ番号 | :BZ1040 |