グアリーニ, ジョヴァンニ・バッティスタ(1538-1612)
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(2005/09/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777138-2 |
(2018/08/24 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA372 |
【ヘレヴェッヘがその重要性を見出した、異才ジェズアルドの過渡期を示す重要曲集】イタリア南部ナポリ王国の貴族として生まれ、名家出身の妻の不貞現場を押さえ惨殺させた事件が有名な作曲家カルロ・ジェズアルド。彼は再婚相手の実家であるフェラーラで極度に洗練された宮廷文化に触れ、所領に戻った後は妻を遠ざけ孤独のうちに創作に没頭、フェラーラ宮廷の影響を色濃く感じさせる精緻な和音語法を駆使した異形の傑作を数多く残しました。その作品の中では、人間不信から居城に印刷機を持ち込ませて目の前で刷らせたという晩年のマドリガーレ(重唱曲)集第5、6巻や宗教曲集が特に有名ですが、フェラーラからナポリ王国に戻って間もない1596年に刊行した4集のマドリガーレ集のうち最後の第4巻もまた、暗中模索の初期からジェズアルド特有の晩年の語法へと向かう作風発展が示された注目作揃い。2017年、70歳の時インタビューに答え「残された時間は本当に意義あると思える音楽とだけ向き合う」と語ったヘレヴェッヘは今回、2021年のレコード・アカデミー賞音楽史部門を受賞した第5巻及び後続の第6巻と同じように、僅か数人の信頼できる歌手たちと一人のリュート奏者だけをメンバーにこの「第4巻」を演奏、隅々まで磨き抜かれた解釈の新名盤を世に送り出しました。圧倒的なアンサンブルの一体感はもちろん、詩句のニュアンスに合わせ自在に伸縮する各歌手の歌声はどこまでも美しく、その交錯が紡ぎ出すポリフォニーの綾はジェズアルド特有の和声変化に振り回されることなく、きわめて説得力豊かに音の動きの企図を伝えてくれます。この曲集に親しむ意義を教えてくれる画期的な名演の登場です。(2024/09/20 発売)
レーベル名 | :PHI |
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カタログ番号 | :LPH043 |
【北方に花開いたイタリア語ポリフォニーの粋を、イタリア最高の声楽集団の名解釈で】ヨーロッパ各地で多声音楽の全盛期を支えたネーデルラント(現在のベネルクス三国とその近辺に相当)の名匠たちが、16世紀後半にイタリアの作曲家たちから刺激を受けつつ地元ネーデルラントで出版したイタリア語重唱曲=マドリガーレを厳選。ナポリで活躍したデ・マッケ(ド・マック)や、ヴェネツィアのA. ガブリエーリ、ローマのマレンツィオなどイタリアに軸足を置いていた作曲家たちの作品も含め、全ての収録曲はこの地域の文化拠点アントウェルペンで出版されていながら(1603年に出版されたフェルドンクの1曲〔トラック7〕以外は全て1580~90年代に刊行)歌詞は全てイタリア語で、オランダ独立戦争の動乱をよそに、ヨーロッパの南と北をまたにかけた刺激的な文化活動のあったことが判ります。コルネやフェルドンクなど重点的に紹介される機会の少ない作曲家たちも興味深く、緻密なポリフォニーや歌詞を活かした音作りの機微を存分に味わえる内容。しかも演奏は、音楽監督の早世により惜しまれながら活動休止したイタリアの名団体ラ・ヴェネシアーナのメンバーを多く含む気鋭集団、ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ。温もりをたたえながら曲構造を明瞭に聴かせる精緻な歌唱で、濃やかな和声変化や多声書法の味わいをよく伝える解釈の妙はさすがというほかありません。Musique en Wallonieレーベルの常通りブックレットも美麗図版の数々はじめ情報満載です(伊語歌詞、仏・英・蘭・独語歌詞訳&解説)。(2024/11/01 発売)
レーベル名 | :Musique en Wallonie |
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カタログ番号 | :MEW2410 |
【カッチーニとその娘たちの活躍を辿る充実の2枚組!】『麗しのアマリッリ』を筆頭に、17世紀初頭のイタリアにおける通奏低音つき独唱曲の発展に大きく寄与したジュリオ・カッチーニ。生前は当人も歌手として有名でしたが、二人の娘や息子も音楽家として活躍、作曲家として注目すべき業績も残しています。父ジュリオの歌劇《エウリディーチェ》が録音デビュー作で(RIC269)、生前の作曲者と同じく自ら通奏低音楽器を弾きつつ独唱者としても活躍する才人ニコラ・アクテンは今回、自身の楽団であるスケルツィ・ムジカーリと共にカッチーニ父娘の偉業をCD2枚にわたってじっくり追求。解説文や歌詞の英仏独語訳はもちろん、充実の通奏低音陣が駆使する弓奏弦楽器7種、撥弦楽器21種、鍵盤楽器3種を全てカラー写真入りで紹介した80ページに及ぶライナーノートを添え、最新の音楽史研究を踏まえた充実の録音を実現しました。「カッチーニのアヴェ・マリア」として広く知られた現代作品にも触れながら、父の傑作群ほか二人の娘の驚くべき才能も緩急鮮やかに伝えてくれます。バロック音楽の本質たるイタリア声楽の真相に迫る、RICERCARならではの待望企画と言ってよいでしょう。(2024/09/20 発売)
レーベル名 | :Ricercar |
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カタログ番号 | :RIC463 |
前作のアルバム「The Darkest Midnight」(SOMMCD0189)が、イギリスのAMAZONでクラシック・チャートのトップを飾るという快挙を成し遂げた女声5人によるヴォーカル・アンサンブル「パパゲーナ」の第2作。“厳しい冬を照らす暖かい光”をテーマに掲げ、選ばれた多種多様な音楽はどれも魅力的、かつ意味深いものばかり。伝承曲からロックまで刺激的で興味をそそられる曲が並びます。彼女たちの美しくブレンドされた声の響きが楽しめます。(2021/02/19 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0608 |
【みずみずしい解釈で、生きたマドリガーレ芸術を400年後の世界に甦らせた俊英たち!】1600年前後のイタリア宮廷音楽の世界で、高度な文学性と複雑精緻な音楽技法を試す場として大いに愛された重唱ジャンル、マドリガーレ。16世紀流のポリフォニックな音作りが独唱中心のバロック・スタイルへと移ってゆく過渡期の興味深い作品が多いこのジャンルでは、イタリアに活路を見出したネーデルラント楽派後期の作曲家たちからモンテヴェルディまで、新旧さまざまな作曲家が傑作を綴っていますが、その真相を妥協なく追求しながら時代の変化を追った充実のアルバムがARCANAから登場しました。すぐれた古楽奏者が集うバーゼル・スコラ・カントルム出身の俊才たちによるコンチェルト・ディ・マルゲリータ(1600年前後に最も実験的な音楽が生み出されていたフェラーラに、公妃として迎えられたマントヴァ公女マルゲリータに由来)は、全員が古楽器奏者であり歌手であるというルネサンス期さながらの頼もしいグループ。歌詞となる詩の味わいを多声の綾に埋もれさせずに引き立てる聴き取りやすい発音に、撥弦中心の楽器を折々盛り込みながら、マドリガーレの面白さを十全に際立たせます。即興演奏に由来する技法ディミヌツィオーネ(分割装飾奏法)もごく自然に使いこなす彼らの素晴らしい技術とセンスで、ルネサンス末期からバロック発祥期にかけての多彩なイタリア音楽をお楽しみいただけます。(2022/02/11 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A498 |
ジェズアルド=殺人者ということは広く知られています。不貞を働いた妻とその愛人を残忍な方法で殺害したものの、貴族であったため(ヴェノーサ公国君主、コンザ伯爵)罪には問われなかったジェズアルド。しかし彼の本当の心は永遠に理解されることはないのでしょう。当時は良くあることだったと言え、もしかしたら一生を罪の意識の中で過ごしていたのかもしれません。そんな彼の音楽は演奏不能なほどに難解だとも言われています。あまりにも大胆な半音階進行、予測不能な旋律、当時としては濃密過ぎるエロティックな表現。これらは彼の複雑な心情を反映しているのかもしれませんが、もしかしたら本当は独自の偉大なる才能だったのではないでしょうか?ここでは、彼の行いは全て忘れて、ただただ不思議な音楽に身を委ねてみることにしましょう。このシリーズは、ジェズアルドのマドリガル初の全曲録音となります。(2010/06/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570548 |