エラートン, ジョン(1826-1893)
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モスクワ音楽院で学び、合唱作品作曲家として活躍したアレクサンドル・カスタルスキー(1856-1926)。1891年には長い歴史を持つ「モスクワ聖務会院合唱団」の指導者となり、ラフマニノフやグレチャニノフらに強い影響を与えています。この「レクイエム~斃(たお)れし盟友たちのために」は第一次世界大戦によってもたらされた命の損失と、世界の荒廃を憂えた作曲家による大規模な合唱を伴うオーケストラ作品。1915年に12楽章のヴァージョンとして書き上げられたものの、初演後にカスタルスキーが楽章を追加し17楽章からなる壮大な作品として完成を見ました。レクイエムの定型をとりながらも、さまざまな要素がモザイクのように配置されており、いくつかの異なる国の言葉とグレゴリオ聖歌が入り混じる中、息子を亡くした母親や夫を亡くした未亡人のすすり泣きが織り込まれ、遠くからは第一次世界大戦に巻き込まれた日本やインドを表すモチーフも聞こえてきます。スラットキンは作品に漲る「戦争への怒りと悲しみ」を丁寧にすくい上げ、迫真の音楽として聴かせます。(2020/08/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574245 |
余り知られていないことですが、カナダという国の合唱の素晴らしさは正にウルトラ級。名合唱指揮者ノエル・エジソンが率いる、この教会の聖歌隊の澄み切った歌声の、何と美しいこと!モーツァルトやメンデルスゾーンの名曲も聴けますが、この人は誰?という作曲家の音楽を見逃さないでください。冒頭のスレーター作品の、動的なオルガンが活躍するアンセムは、聴き手を不思議なワクワク感で包みます。結婚式アンセムとして使われることもある「立て、美しい人よ」の作曲家ウィランの名前も、カナダと言えば挙げなければなりません。日本でも注目が集まりつつある「アヴェ・ヴェルム・コルプス」も実に美しい小品。アルバムのタイトル曲も含め、英国の素晴らしい合唱曲も堪能できます。(2004/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557037 |