伝承
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1989年、ドミニカ共和国生まれのヴァイオリニスト、アイシャ・サイード・カストロのリサイタル・アルバム。選ばれているのはスペイン、ラテン・アメリカ、アメリカのルーツを持つ作品が中心であり、なかでもドミニカの作曲家ラファエル・ソラーノや、黒人作曲家サミュエル・コールリッジ=テイラーの曲には彼女が特別な親近感を抱いています。またハチャトゥリアンの「アイシャの踊り」は彼女が15歳の時から愛奏している曲でもあります。アルバムの最後を締めくくるのは、ピアニスト、マルティン・ラバゼヴィチが彼女のために特別にアレンジした「アイシャの祈り」。誰もが知っている「アメイジング・グレイス」を含む讃美歌の美しいメドレーです。アイシャはドミニカ共和国の名誉文化親善大使も務めており、社会的に恵まれない人々にクラシック音楽を届けるために慈善事業にも献身的に取り組んでいます。(2022/02/18 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25229 |
シンガー・ソングライター、トム・ヘルと、コンテンポラリー・ジャズ畑で活躍するアンドレアス・ウルヴォ。ノルウェーのアーティスト2人のコラボレートで誕生したクリスマス・アルバムです。伝統的なキャロルからホワイト・クリスマス、ワム!、トム・ウェイツまでの名曲が、2人の直感的なアレンジにより、モダンでありつつ幅広い世代に受け入れられるポピュラー・ミュージックとして、美しく生まれ変わりました。ピアノをメインに様々な電子キーボードを駆使してウルヴォが作り上げたサウンドに、ヘルのヴォーカルが時にソロでしっとりと歌い上げ、また時に多重録音で圧倒的なコーラスを聴かせます。それぞれの曲が素材として持つ素晴らしさを最大限引き出した、全く新しいクリスマス・ソング集です。(2020/12/25 発売)
レーベル名 | :NXN Recordings |
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カタログ番号 | :NXN5001 |
【小編成と無観客、パンデミックの時代ならではのライヴで聴く、ウィーン世紀末】主にオランダで指揮者、編曲者として活躍しているロルフ・フェルベークと、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の団員で組織される室内アンサンブル、カメラータRCOによるベルクとマーラー。ベルクの『初期の7つの歌』では、ピアニストとして活躍したレインベルト・デ・レーウがオリジナルのピアノ譜から編曲した版(作曲者自身による管弦楽版も参考にしていると思われます)、『4つの歌曲』はオランダ放送フィルの打楽器奏者であり、デ=メイ「指輪物語」の管弦楽編曲などでも知られるヘンク・デ・フリーヘルによる版を使用。マーラーの交響曲第4番は、シェーンベルクの弟子であったエルヴィン・シュタインが「私的演奏協会」のために編曲したもの。ソリストを務めるのは後期ロマン派、新ウィーン楽派から同時代音楽までのスペシャリストであるバーバラ・ハンニガンと、オランダの若きバリトン、ラウル・ステファニ。2020年からの世界的パンデミックの中で、様々な管弦楽作品を小編成のカメラータRCOのために編曲してきたというフェルベークとアンサンブルの意思疎通は非常に親密なもので、ハンニガンらも奥行きのある表情でこの秀演をさらに表現豊かなものにしています。このアルバムはロッテルダムのデ・ドゥーレンにて収録されたストリーミング用無観客公演の様子を収めたもの。今の時代ならではのライヴ・パフォーマンスと言えるでしょう。(2022/10/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA872 |
オーストラリアのシドニーで生まれたベンジャミンと、ロンドンで生まれたベイントン。2人は直接的な関係はありませんが、人類に対する真の愛と、幅広い文化に対する好奇心を持ち、2人とも第一次世界大戦のトラウマに巻き込まれたという共通の体験を持っています。収録された作品はどれも2分足らずの小さな歌ですが、才能あるピアニストであったベンジャミンの作品には力強いリズムと活気があり、ベイントンの作品には詩への鋭敏な感受性が見受けられます。多彩な表現に彩られた近代歌曲集は、聴き手の耳を捉えます。(2017/11/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.571377 |
【アルゼンチンが世界に誇る作曲家が、ソプラノ田中彩子のために書き下ろした『連作歌曲』登場!】アルゼンチンで生まれフランスを拠点に活躍する作曲家、エステバン・ベンセクリ(1970-)。ヒナステラ、ヴィラ=ロボス、チャベスらのように、20世紀の初頭からヨーロッパとラテンアメリカの国々の間で行われてきた音楽的交流の伝統を継承し、豊かな色彩感を持つユニークな作品を生み出すことで注目を集めています。このアルバムでは、日本が誇るコロラトゥーラ・ソプラノ、田中彩子のためにベンセクリが作曲した『連作歌曲』を含む3作品を収録。田中に出会ってすぐさまその声に魅了されたというベンセクリは、彼女の繊細な声と超絶的なテクニックを存分に生かし、愛、存在の起源、聖なる川をモティーフに、日本とアルゼンチンの文化を融合した見事な歌を書き上げました。田中の息をのむような表情豊かな歌唱は圧倒的存在感を誇ります。ヴァイオリン協奏曲は南米の民族的なモティーフとリズムを織り交ぜ、クラリネット協奏曲ではスペインに征服される以前の南アメリカ大陸へと聴き手をいざないます。ヴァイオリン独奏はテアトロ・コロン首席コンサートマスター、クラリネット独奏はブエノスアイレス・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者が担当、作品への共感に満ちた演奏を聴かせます。 この連作歌曲は、作曲家ベンセクリ氏が私の声からインスピレーションを受け作曲、献呈してくださったもので、チェリストのゴーティエ・カプソン、ヴァイオリニストのネマニャ・ラドゥロヴィチ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ピアニストのラン・ランに献呈したものに続く5つ目の献呈作品となります。彼の作品を初めて聞いた時、近寄り難いような、懐かしいような、そんな感覚がありました。長い間自然のめぐみを受け自然と共に生活してきた私達のDNAは、彼の作品の全てにおいてテーマとなっている原始林や先住民のリズムに、無意識に懐かしさを覚えるのかもしれません。作曲家の初のとなるこのアルバムに参加でき本当に光栄に思います。ぜひお聞きください! 2020年5月 田中彩子【Esteban Benzecry】アルゼンチンの作曲家の中で、最も注目を浴びているエステバン・ベンセクリ。故郷で作曲を学び、1997年にパリに移住。1999年、パリ国立音楽院作曲科で「満場一致の一等賞」を獲得、作曲家として活動を始めました。これまでに3つの交響曲をはじめ、数多くの作品を作曲、なかでも2010年にエーテボリ交響楽団から委嘱された3部作「Rituales Amerindios」で、アステカ、マヤ、インカ文明を描いた作品が世界的な注目を浴び、一躍人気作曲家の仲間入りを果たしました。彼の作品はグスタボ・ドゥダメルやディエゴ・マテウスによって数多くのオーケストラで演奏され好評を博しています。(2020/07/10 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574128 |
ラルテ・デル・モンドによる「この手」のアルバムは、これが初めてではなく、例えば他のレーベルから出ている「Amor Oriental」という盤でも、ヘンデル(1685-1759)とトルコ音楽が見事に融合した不思議な味わいを聴かせていました。今回のアルバムもコンセプトは同じであり、ヘンデルのオラトリオ「エジプトのユダヤ人」のルーツを探るべく、3つの宗教「イスラム教」「キリスト教」「ユダヤ教」のテキストを交えながら、ヘンデルの音楽-ヨーロッパの伝統バロック-にユダヤ、イスラムの伝統音楽をはさみ込みながら曲を進めていきます。これらの音楽は決して融合することはありませんが、お互いを引き立てながら渾然一体の世界を創り上げていくのです。異文化の侵略と交流を耳で楽しむアルバムとでも言えましょうか。ライヴ録音で拍手が入ってます。(2013/01/23 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5151 |
チェコを代表する合唱団「ボニ・プエリ」。東ボヘミアの都市、フラデツ・クラロヴェを本拠地とし、世界中で活躍。2000年には初来日し、以降、日本に何度もやってきて見事なハーモニーを披露しています。通常の少年合唱団とは違い、変声期を迎えたメンバーもそのまま在籍(23歳まで)することで、ソプラノ、アルト、テノール、バスまですべてのパートをカバー、厚みのあるハーモニーを紡ぎだすことで知られています。このアルバムには、「アヴェ・マリア」や「G線上のアリア」など彼らの最も得意とするレパートリーと、イェレミアーシュによる“ボヘミア民謡をもとにしたアレンジ作品など洗練された曲が収録されており、合唱団の魅力が存分に提示された魅力的な1枚となっています。(2019/02/15 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0179 |