ルメア, エドウィン・ヘンリー(1865-1934)
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「ブリタニックのオルガン」第11集は、イギリスとドイツのオルガニストたちによる即興演奏を収録したものです。オルガンの即興演奏は、バッハ以前の時代から聴衆たちを魅了してきたもので、まさにオルガニストたちの腕のみせどころであり、技術と音楽性を問うものでした。しかし演奏家と作曲家が分業になり始めた20世紀頃になると、即興演奏の意義が少しずつ変化しているのかもしれません。この2枚組に収録されているオルガニストたちの妙技を聞いてみてください。一つの主題から数多くの楽想が溢れ出し、融け合い雄大な世界が創られていくのがわかるはずです。このヴェルテの自動オルガンのロールには、現在では名前すら残っていない作曲家たちの作品が多く残されており、当時、いかに多くの作曲家やオルガニストたちが活躍していたのかを再確認することができるものでもあるのです。1909年から1912年、まだ現代のように録音技術が発展しておらず、オルガンの音を記録するためには、このヴェルテのシステムがうってつけでした。年を追うごとに多くのオルガニストがロールに演奏を記録し、1920年代には一大ムーヴメントになったのです。100年の時を経た今でも、彼らの演奏は全く色褪せることなく、数多くのロールは再生される時を待っているのです。(2016/01/27 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC850 |
2011年から開始された「ブリタニックのオルガン」シリーズを締めくくる第12集。海に沈んだ貴重なオルガンを復元すると共に、20世紀初頭の技術を駆使した「ヴェルテ・ロール」に遺された演奏を楽しむという歴史的にも意義のあるこの企画、多くの知られざる記録が音として世に出されました。この曲集では、これまでに登場した何人かのオルガニストの演奏と、やはり20世紀初頭に活躍したイタリアの巨匠エンリコ・ボッシの作品、演奏を収録しています。100年の時を経て甦った音色をぜひお楽しみください。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1841 |
いつの時代も「過去の作品をその時代に合わせたアレンジで演奏する」試みがなされています。それはバッハの作品やビートルズの作品などに顕著な表現方法ですが、オルガン作品でもそれは変わることがありません。例えば20世紀の初めに活躍したルメア(聖マーガレット教会のオルガニスト)は、彼自身の名声を高めるために数々の編曲作品と、自らの作品を合わせて演奏。もちろん彼の演奏を聴くために多くの聴衆が押し寄せたといいます。そんなルメアを含めた作曲家たちの珍しい曲を、トビアス・フランクが素晴らしい演奏で再現します。(2013/10/23 発売)
レーベル名 | :Rondeau Production |
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カタログ番号 | :ROP6078 |
オルガン奏者のハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン・トランスクリプションのシリーズ、新しいアルバムはワーグナー歌劇の序曲をオルガン用に編曲したものを集めた1枚で、《妖精》と《恋愛禁制》の序曲は世界初録音となります。オルガニスト、ヘンリー・ルメア(1866-1934)はワーグナー作品を好んでオルガン用に編曲しており、いくつかの作品はオルガニストの大切なレパートリーになっています。かたやアクセル・ラングマンは現代のオルガニスト・アレンジャーで、アルブレヒトは彼が編曲したラフマニノフの「死の島」オルガン版を演奏、その華麗な編曲法は高く評価されています。今回アルブレヒトはミュンヘンのヘルツ・イエズ教会の「ヴェール=オルガン(2003年製)」を演奏、造形的にも美しいモダンな楽器から鮮やかな響きを紡ぎ出しています。(2019/11/15 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1874 |