ハルヴォルセン, ヨハン(1864-1935)
Search results:20 件 見つかりました。
ロマンティックなメロディーの数々、そしてヴァイオリンという楽器の魅力が満載された佳曲・秘曲による、心洗われる1時間をお約束する一枚です。生前はパガニーニに匹敵する大技巧家として知られていた大ヴァイオリニストのブルの諸作品や、スヴェンセンの「ロマンス」では、清楚にして感傷的な旋律が涙が出るほどの感動を誘います。またシンディングの組曲や、ハルヴォルセンの諸作品に聴くヴァイオリン用法の巧みさには全く驚かされます。前者の第1曲の無窮動的展開は息を呑むほどですし、後者のノルウェー舞曲における民俗的語法をヴァイオリンの名人芸的技巧に取り込んでしまう書法は、あまりに見事なものといわざるを得ません。(2000/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.554497 |
北欧の音楽はその風光明媚な自然を反映してか、非常に爽やかな味わいを持つものが少なくありませんが、ノルウェーの音楽も例外ではありません。誰もがご存知の(しかし決して侮れない)グリーグの有名曲のあとは、マニアックといってもよい楽曲が多く続きますが、しみじみ系(4、9など)、華麗系(6、7、14など)といったように、タイプは様々ながらも、いずれも親しみやすいことは、掛け値なしです。そして最後を締めるのはやはり御大グリーグ、知名度は今一つながら、知る人ぞ知る素晴らしい秘曲が、溢れんばかりの哀愁を湛えながら、静かにこのアンソロジーの幕を下ろします。(2004/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557017 |
ノルウェーの音楽というと、どうしても"北欧の抒情"という決まり文句が頭に浮かびます。でも当盤は一味も二味も違う!20世紀に活躍したグリーグに続く作曲家たちが、どうノルウェー音楽を発展させたか、興味津々の一枚です。日本でも徐々にその才能が再評価されつつあるセーヴェルーの、グリーグを明らかに意識した「ペール・ギュント」、短いながらラヴェル「ボレロ」のノルウェー版とも評される盛り上がりを見せる6、先進的な作風で知られたヴァーレンによる、ストコフスキーやマルケヴィッチも演奏した14。北欧音楽探索は、どうしてこんなに楽しいのでしょうか。(2004/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557018 |
ノルウェーのハルヴォルセンとデンマークのニールセン。そして同じくノルウェーのスヴェンセン。北欧の3人の作曲家のヴァイオリン作品を集めた1枚です。もともと優れたヴァイオリニストとして活動していたハルヴォルセンは、1907年の春、いくつかの新聞のインタビューで「私は今、ヴァイオリン協奏曲を作っている」と応えたため、ノルウェーの音楽界は作品の完成を熱望していました。しかし、独学で作曲を学んだ彼は作品を仕上げる自信が持てず(それまでに編曲や小品は手掛けていたにもかかわらず)結局のところ、なかなか協奏曲を発表できなかったのです。しかし、当時17歳の才能溢れるカナダの女性ヴァイオリニスト、キャスリーン・パーロウの演奏を聴いたハルヴォルセンは、その名技に感銘を受け、ようやく1908年の秋に協奏曲を完成。その翌年彼女の演奏により初演されたのです。聴衆たちは作品に大絶賛を送りましたが、パーロウ以外の奏者はこの曲を演奏することもなく、そのうちほとんど忘れられてしまいました。ハルヴォルセンは1929年に引退した際、多くの譜面を燃やしてしまったのですが、パーロウが保存していた写譜をもとに、今回のクラッゲルードの演奏で曲が甦ったのです。(2017/02/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573738 |
ヴァイオリンとチェロによるアンサンブル「エイト・ストリングス(8本の弦)」による「耳への贈り物」です。名技と創意をモットーとする彼らによる、新しい作品を中心としたこの1枚は、どの曲も多様で幅広い可能性を帯びています。ほとんどの作曲家の名前に馴染みがありませんが、これらはどれも煌めくような音楽であり、要求される音は楽器の限界を超えたものばかりです。アルバムタイトルであるクーカルの「プレゼント」は、スパイ映画の音楽を思わせるクールなものであり、シュトレーブルの作品は瞑想的です。明快なチッリ、バルトーク風の味わいを持つシュルホフ、そして比較的良く知られているのはラヴェルの作品でしょうか?音楽雑誌のドビュッシーの追悼企画として書かれた第1楽章に、2年がかりで3つの楽章を付け加えたもので、ラヴェルらしい豊かな発想に彩られた名品です。 ( 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
---|---|
カタログ番号 | :OC837 |
1 ( 発売)
レーベル名 | : |
---|---|
カタログ番号 | :2012.08.22 |
大作曲家と呼ばれる一部の人の影には、重要な働きをしたにも関らず、死後忘れられてしまった星の数ほどの作曲家たちが存在します。このアルバムに収録された2人の作曲家も、どちらかと言えば後者に属するでしょう。と、言ってもハルヴォンセンは比較的名前が知られていて、偉大なるヴァイオリニストであったと同時に、ノルウェーの音楽発展にも寄与しました。中でも、この「サラバンド」と「パッサカリア」はバロック時代の音楽に新しい息吹を与えた名作。腕自慢のヴァイオリニストが、しばしばコンサートで取り上げているようです。ブルーニに至っては、ほとんど知られていません。イタリアのクネオで生まれ、23歳でパリへ移住。ヴァイオリニストとしての名声を確立し、デ・ムッシュ劇場のヴァイオリニストの地位を得てからオペラの作曲、指揮にも手を染め、その後はオペラ・コミークの責任者となり、20曲ほどの自作で大評判を取った人です。最終的にはイタリアにできた新劇場の監督となり、祖国で生涯を終えました。そんなブルーニの作品は、驚くほどに劇的で優美な旋律を持っています。こんなに美しい曲があるとは!と驚くことでしょう。(2012/01/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572522 |
スコットランドの伝説的ヴィオラ奏者プリムローズは、ヴァイオリン奏者を父に持ち、自らもヴァイオリニストとして活動を始めましたが、ブリュッセルでウジェーヌ・イザイに師事した時、彼の勧めに従ってヴィオラに転向します。ロンドン弦楽四重奏団でヴィオラを担当し、1937年にはトスカニーニに招かれ、NBC交響楽団の結成メンバーとして活躍します。第1集(8.111382)に続くこのアルバムには、彼が最も多く録音したパガニーニのカプリースや、アーサー・ベンジャミンのソナタを中心に、編曲ものやオリジナル作品の様々が収録されています。ハイフェッツと共演したハリヴォルセン編のヘンデルも素晴らしいの一言です。(2012/02/15 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.111383 |
17世紀イタリアのヴァイオリン製作者ニコロ・アマティは、祖父アンドレア、父ジローラモの技を受け継ぎ、クレモナをヴァイオリンの一大生産地にした業績は知られています。またストラディバリ、グァルネリも彼の弟子であり、その優雅なスタイルを持つ楽器は現代でも愛されています。ニコロ・アマティが1647年に制作した楽器はノルウェーの作曲家、ヴァイオリニスト、オーレ・ブルが「私の真珠」と呼び、愛奏していた楽器で、100年以上公式の場から姿を消していた幻の銘器です。ブルは公式なコンサートだけでなく、私的なコンサートでもこの楽器を用い、自作を演奏して、ヨーロッパだけでなく、アメリカ全土でも彼の名前を高めたのです。このアルバムでは、そんなブルが実際に演奏していた愛器による“サロン・コンサート”を再現しており、美しい音色が100年前以上前の雰囲気を余すことなく伝えています。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :Athene |
---|---|
カタログ番号 | :ATH23205 |