ヘンデル, ゲオルク・フリードリヒ(1685-1759)
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ヘンデルの数多い作品の中でも、ほとんど知られていない「アーメン」と「アレルヤ」の言葉のみをテキストにした一連の歌曲。これらは恐らく私的崇拝の目的に使用されたと推測されています。このアルバムでは、男声ソプラノ、ロバート・クロウがHWV269から277までのアーメン、アレルヤと、ヘンデルと同時代の作曲家たちの「神聖な音楽」を歌い、曲の合間に器楽曲をはさむという趣向が凝らされており、女声とは違った響きを持つクロウの声を存分に楽しむことができます。(2017/08/25 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0337 |
ドイツの文筆家バルトルト・ハインリヒ・ブロッケス(1680-1747)。彼が書いた受難のテキストは18世紀に高い人気を誇り、ラインハルト・カイザーやヨハン・マッテゾンをはじめ、テレマン、ファッシュなど何人もの作曲家が彼の詩を用いて受難曲を作曲、バッハも「ヨハネ受難曲」のいくつかの楽章でブロッケスの詩を用いています。ヘンデルも1710年代にこのブロッケスの詩による受難曲を作曲しており、これは彼の生涯唯一の受難曲であるとともに、イギリス時代のヘンデルとしては珍しくドイツ語で書かれた声楽作品であることでも知られています。ただし、残念なことに自筆原稿が失われており、作曲された経緯はあまりわかっていません。今回、この曲に取り組んだのはデンマークを代表するバロック・オーケストラ、コンチェルト・コペンハーゲン。モルテンセンの指揮により数々の作品で精緻な演奏を聴かせるアンサンブルであり、今作でも、イタリアオペラの様式も感じられるヘンデルの大作を見事に演奏しています。(2019/10/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555286-2 |
【才人集団アルカンジェロ、ピオーら名歌手陣とともに近年注目の傑作へ!】英hyperionレーベルでの数々の名盤、また近年ではALPHAからも注目盤を連発している英国の古楽器グループ、アルカンジェロ。イブラギモヴァ(ヴァイオリン)やアルトシュテット(チェロ)ら注目の器楽奏者たちとの共演でも知られていますが、少数精鋭の編成で声楽作品でも素晴らしい演奏を聴かせてきた彼らが、名歌手たちとともにヘンデルの隠れ人気作品を録音しました。2年前にもカミングズ(ACCENT)とエガー(AAM)の新録音が登場するなど注目度が高まりつつある『ブロッケス受難曲』は、ロンドンで名声を築きつつあったヘンデルが、ドイツ語の台本に作曲した異色作。ハンブルクの政治家で芸術にも明るかったB.H.ブロッケス(1680-1747)が、新約聖書の受難物語をもとに書き上げた台本はカイザーやテレマンの作曲でも知られ、ヘンデル作品もそれらと同じくゆかりのハンブルクで1719年に初演されました。自筆譜が失われているため謎も多い作品ながら、バッハやシューマンなども一部を自作に引用、ハイドンも筆写譜を手にしていたことが知られる重要作。本盤での細部まで練り上げられた解釈による充実した演奏も、この作品の持つ価値を明らかにしていると言えるでしょう。オーケストラは11人からなる弦楽編成に2本のオーボエと1本のターユ(テナー・オーボエ)、ファゴット2本、テオルボ2挺(名手トーマス・ダンフォード参加!)、歌手はソリストが合唱を兼ねるスタイルで、曲の造形をとらえた柔軟かつ起伏豊かな演奏の味わいは格別です。(2021/03/12 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA644 |
Gramophone Magazine誌 2019年11月 Editor's Choice!ドイツの文筆家バルトルト・ハインリヒ・ブロッケス(1680-1747)。彼が書いたイエスの受難のテキストは18世紀に高い人気を誇り、ヘンデルをはじめ、ラインハルト・カイザーやヨハン・マッテゾン、ゲオルク・フィリップ・テレマンらの作曲家が彼の詩を用いて受難曲を作曲、1719年にはこの4作品が相次いで演奏された記録が残っています。またJ.S.バッハも「ヨハネ受難曲」のいくつかの楽章でブロッケスの詩を用いています。前述のとおり、ヘンデルも1716年頃にこのブロッケスの詩による受難曲を作曲しており、これは彼の生涯唯一の受難曲であるとともに、イギリス時代のヘンデルとしては珍しくドイツ語で書かれた声楽作品であることでも知られています。ただし、残念なことにドイツとロンドン間での楽譜送付のトラブルのため自筆原稿が失われてしまったこともあり、作曲された経緯などはあまりわかっていません。2017年から2019年にかけてエンシェント室内管弦楽団(AAM=アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック)はこの作品に取り組み、その集大成となったのが、2019年の聖金曜日にロンドン、バービカン・ホールで開催された“「ブロッケス受難曲」初演300周年記念”の演奏会でした。エリザベス・ワッツ、ロバート・マレー、ティム・ミードを始めとしたバロック作品に定評のある歌手を起用し、リチャード・エガーの指揮による素晴らしい演奏がこのアルバムに収録されています。演奏の素晴らしさもさることながら、とりわけ話題となったのがこの演奏に使用された、2年間の学術研究による「15の手稿」を取り込んだ新校訂版でした。この手稿は5か国、8つの都市の図書館のコレクションに所蔵されていたものを集め、ヘンデルの研究者であるルース・スミスをはじめ、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、キングスカレッジロンドンの研究者、音楽学者たちの協力を得て、ようやく演奏可能になったものです。これまで「ブロッケス受難曲」の演奏では1965年に出版された版が用いられてきましたが、この50年の間にヘンデルに関する研究が飛躍的に進歩し、ブロッケス受難曲についても次々に新しい原稿の存在が明らかになり、今回の新校訂版を作成するというアイデアが生まれました。もちろん発見された譜面をそのまま演奏するのではなく、既存のものと比較し、どれを採択するのが一番ふさわしいのかを議論しなくてはいけませんでした。優れたオーボエ奏者でもあるレオ・デュアルテは、エンシェント室内管弦楽団の音楽監督リチャード・エガーとともに、数多くの協力者の力を得て、この新校訂版を創り上げました。アルバムには220ページのブックレット(英語)が付属。全ての曲の歌詞はもちろん、新校訂版が出来上がるまでの過程や、追加曲目の研究結果、ブロッケス受難曲が辿った経緯なと興味深い記事を始め、作品からインスパイアされた現代絵画が掲載されており、現在の「ブロッケス受難曲」における決定的なガイドとなっています。(2019/12/27 発売)
レーベル名 | :Academy of Ancient Music |
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カタログ番号 | :AAM007 |
カナダ出身のデイル・カヴァナーとドイツ出身のトーマス・キルヒホフの2人による「アマデウス・ギター・デュオ」は、1991年にデュオ活動を開始し、世界各国でコンサートを行い、その高度な音楽性と豊かな音色で聴衆を魅了しています。また多数の著名なオーケストラとも共演を重ね、2台ギターのための協奏曲を積極的に紹介しています。もちろん現代作曲家たちも彼らのために曲を献呈し、レパートリー拡大に一役買っています。後進たちの指導も熱心で、イザローン国際ギター・シンポジウムを創設し、世界最大級のフェスティバルを開催していることでも知られています。このアルバムは彼らの25年間に渡る活動を讃えるもので、ヘンデルやテレマンなどのバロック作品から、彼らが初演したドメニコーニの作品までと多彩な曲が並びます。ギターの持つ底知れぬ可能性を感じさせる見事なアンサンブルをどうぞ。(2015/02/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573439 |
堅実に実力を伸ばし、いつの間にか世界の歌劇場で確固たる地位を築いている歌手たちが多く存在します。とりわけ、それはテノールやソプラノなどの「目立つ声域」ではなく、今回のヴォッレのようなバリトンや、メゾ・ソプラノに顕著です。ミヒャエル・ヴォッレ(フォレ)は、1960年にシュヴァルツバルトのフロイデンシュタットで生まれ、数多くのコンクールで入賞。2007/8年のシーズンからバイエルン国立歌劇場で歌っています。彼の兄ハルトムートは著名な俳優です。彼はバイエルンだけでなく、ヨーロッパ全土の歌劇場でも様々なレパートリーをこなし、またコンサート歌手としてリタイタルも積極的に行っています。ワーグナー、モーツァルト、R・シュトラウスなどのドイツ・オペラからチャイコフスキー、ドビュッシー。そして今回のアルバムに含まれるオペレッタなども得意としています。このアルバムでは、2013年に生誕200年を迎えるワーグナーとヴェルディでも見事な歌を聞かせています。(2013/07/19 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900312 |