ハイドン, ミヒャエル(1737-1806)
Search results:41 件 見つかりました。
ヨーゼフ・ハイドンの5歳下の弟で才能ある作曲家ミヒャエル(1737-1806)。彼の作品は当時のウィーンの音楽を知る上で大切なレパートリーであり、また教育者としても優れた彼の元からは、ウェーバーやディアベリが育つなど、音楽史的にも大変重要な人であったことは間違いありません。この協奏曲集は第1集(777781)に続くもので、美しいハーモニーと、巧みな独奏楽器の使い方には感嘆せざるを得ません。最後に収録されているロマンスは、モーツァルトのメロディを転用したものですが、これは何といっても伴奏部分の違いが聞き所でしょう。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777538-2 |
天才ヨーゼフ・ハイドン(1737-1806)の5歳年下の弟ミヒャエル・ハイドン。彼も兄に負けず劣らず音楽の才能に抜きんでてオリ、いました。やはり幼い頃からシュテファン大聖堂の聖歌隊で歌い、オルガン、ピアノ、ヴァイオリンを学び、20歳でハンガリーのグロースヴァルダイン司教の楽長となったのを皮切りに、数多くの宮廷に仕え、多くの作品を残しています。教師としても高名で、弟子にはウェーバーやディアベリなどがいます。cpoレーベルでは彼の作品を集中的にリリースすることで、若干過小評価され気味のミヒャエル・ハイドンに光を当てるべく奮闘しています。この五重奏曲集も、同時代のモーツァルトのものよりも変化に富み、かなり冒険的なのではないでしょうか。(2015/03/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777907-2 |
cpoレーベルにおけるミヒャエル・ハイドンの交響曲全集のシリーズは、1991年に始まったボフダン・ヴァルハルが指揮したスロヴァキア室内管弦楽団の演奏、続く1995年からのヨハネス・ゴリツキーとフランク・ベールマンが指揮したノイス・ドイツ・チェンバー・アカデミーの演奏がありましたが、最新の研究結果を生かした今回のラーセンのアルバムを加えることで一応の完結となります。このアルバムでは「交響曲第13番」の異稿版(フルート・パートが追加されている)と、ミヒャエル・ハイドンの最初の「ノットゥルノ」が収録されており、古典派音楽の研究者にとっても貴重な1枚です。(2018/08/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555042-2 |
パトリック・ガロワとチェコ室内フィルハーモニー管弦楽団による弟ハイドン(1737-1806)の交響曲集第2集。素晴らしい才能を持っていたミヒャエルですが、偉大過ぎる兄を持ったせいか、ほとんどの作品も忘れ去られてしまいました。しかし、最近になってようやく数々の作品が演奏されるようになり、再評価も飛躍的に進んでいます。第2集には、18世紀古典派の典型的な作風を持つ4つの作品を収録。優雅で活気のあるニ長調交響曲、第2楽章で弱音器をつけたヴァイオリンが活躍する変ホ長調交響曲、愛らしいシチリエンヌが用いられた変ロ長調交響曲、独奏ヴァイオリンとコールアングレの音色が印象的なへ長調交響曲と、充実の作品が並びます。 ※日本語帯なし(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573498 |
交響曲第21番は、情感の深い序奏に始まり、実に快活で印象的な第一主題が飛び出てきます。もう、この辺は人心収攬に長けた作曲屋さんの自家薬篭中の物といった感じです。緩徐楽章の清洌な世界も天下一品で、第21番第2楽章も相当なものですが、独奏ヴァイオリンを伴った第31番のが際立っています。ハイドン弟の作風は、兄よりもモーツァルトに近いと言われるのもこの辺りを聴くと結構素直に頷けてしまいます。なお、交響曲第30番は2つのヴァージョンがあり、内容が大きく異なります。ここで演奏されているのは1785年作曲のもので、1969年にブダペストで出版されたメヌエット楽章付きで1774年作曲のものではありません。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :999179-2 |
バッハの息子達と同様、身内に立派すぎる人がいるために影が薄くなってしまったハイドン弟ですが、これらの交響曲を聴けば、ミヒャエルが決して兄の七光で生きていたのではなく、それどころか兄やモーツァルトと肩を並べる作曲家だったことがわかります。第23番はモーツァルトを思わせるような均整のとれた格調高い名作ですし、第22番の終楽章は「ジュピター」によく似た4つの音を基本モティーフとするフーガで、しかも「ジュピター」より10年近くも前に書かれたことを考えると、ミヒャエルがモーツァルトに多大な影響を与えたことがわかります。(2002/09/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :999380-2 |
cpoの偉業である「ミヒャエル・ハイドン交響曲集」の完結編です。モーツァルトが序奏を書きくわえたために、彼の37番の交響曲として一時期認識されていたのは実はミヒャエル・ハイドンの作品であったことは周知の事実です。それほどまでに才能に溢れていた彼の作品がこうして全て聴けるようになったのは大いなる喜びと言えるでしょう。彼の作品は今まで41曲とされていましたが。失われたと思われた「交響曲ヘ長調」を発見。じっくりと準備してこの録音を企画したものです。高度に想像的で実験的、ユーモアに富んだ音楽。若きモーツァルトがこれらの交響曲から学びとったものも数知れません。(2010/01/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777137-2 |
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806)。幼い頃はシュテファン大聖堂の聖歌隊で美声を披露し、各地の宮廷楽長を務め、聖三位一体教会のオルガニストとザルツブルク大聖堂のオルガニストの職をこなし、ウェーバーとディアベリを教え、マリア・テレジアからはミサ曲を委嘱されるという、素晴らしい才能を持っていたにも拘わらず、偉大すぎる兄ヨーゼフのおかげで、歴史の流れに埋もれてしまった残念な作曲家です。例えばミヒャエルが書いた交響曲第25番は、モーツァルトがちょっと付け足しを加えただけで、彼の「第37番」として認知されるほど、モーツァルト作品と見分けが付かないほどの素晴らしさなのですが、真相が究明された途端、贋作として扱われるようになってしまったという悲しい作品。しかし作品自体の躍動感や色彩感が失われたわけでもなく、良い曲であることは変わりありません。ようやく最近になってその作品の素晴らしさに共感する人が増えてきたようです。名フルート奏者で、最近は指揮者としても活躍しているパトリック・ガロワもそんな一人で、彼は44曲ほどのミヒャエルの交響曲の全曲録音に取り組み始めました。全集完成が待たれるシリーズです。(2016/06/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573497 |