クラ, ジャン(1879-1932)
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【アストリグ・シラノシアンが紐解く、フランス20世紀前半の知られざるチェロ・ソナタの魅力】リヨン出身、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの出演などで日本でもお馴染みのチェリスト、アストリグ・シラノシアンと、彼女と長く共演を続けているナタナエル・グーアンによる、知られざる作品を集めたアルバム。アンリ・デュパルクと生涯親交を持ち、軍人でもあったジャン・クラがまだ22歳の若きフランス海軍士官だった頃のソナタは30分の演奏時間を要する立派なもので、形式とテクスチャー構成の習得における彼の早熟さを物語っています。フローラン・シュミットに師事し音楽評論家としても活躍したピエール=オクターヴ・フェルーのソナタは、小規模ながら洒脱な親しみやすい作品。将来を嘱望された彼ですが、このソナタを作曲した4年後に交通事故で亡くなってしまいます。マルセル・スラージュはパリのコンセルヴァトワールでナディア・ブーランジェの教えを受け、その作品は多くの賞を受賞し戦後はコンセルヴァトワールで音楽理論の教授も務めていました。現在ではその名前を聴くことはあまりありませんが、ここに収められたソナタも独創性に溢れています。シラノシアンはフランス近代音楽史からいつの間にか見えなくなってしまったこれらの作品に深く寄り添い、その魅力と重要性を引き出す素晴らしい演奏を聴かせています。(2024/11/01 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1085 |
アンリ・デュパルクの友人として知られる作曲家。ジャン・クラ(クラーズとも)。彼はルーセルと同じく、海軍で活躍した「海を愛する作曲家」であり、また任務で訪れた異国の音楽を自作に取り入れた人としても知られています。発明家でもありこの分野でも高く評価されたマルチな才能の持ち主でしたが、このアルバムでは彼の家族や友人たちのために書かれた「個人的」な作品を集めています。彼の3人の娘たちの連弾用に書かれた「子どもの魂」を始め、ただ一人の息子のために書かれたヴァイオリン曲など、親しみと微笑みに満ちた作品が収録されています。ブックレットには何枚かの家族写真も掲載され、この知られざる作曲家を身近なものとして感じることができるはずです。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Timpani |
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カタログ番号 | :1C1200 |